【としまえん】跡地は公園へ、ハリーポッター施設も!アトラクションは移転・保存へ!
2020年8月末をもって閉園したとしまえんの跡地には何ができるのかを解説!残された22万平方メートルの跡地にはハリーポッターのテーマパークができると話題ですが、実は跡地の大部分それ以外の使い道が想定されています。としまえん跡地は具体的にどうなるのか、また惜しまれつつ閉園したとしまえんにあった遊具たちの行方もご紹介します。さらに閉園後でもオンラインショップでとしまえんオリジナルグッズが買える情報も!
こんにちは!
テーマパークへ出かけるのが大好きなMEGUです!
今回は2020年8月31日(月)に94年の歴史に幕を下ろした、東京都練馬区の遊園地「としまえん」の跡地についてまとめました。
としまえんの跡地はどのように利用されるのか、気になりますよね。
としまえんの歩みを振り返りながら、これからのとしまえんの跡地について詳しく見ていきましょう。
・としまえんの跡地:大きく分けて2つの施設が開業予定
- としまえん跡地にできるもの①練馬城址公園
- としまえん跡地にできるもの②ハリーポッターのテーマパーク
- USJのハリーポッターエリアとの違い
・としまえんの跡地:としまえんの歩み
・としまえんの跡地:いくつかのアトラクションは移設へ
- ◆カルーセル・エルドラドは解体・保存へ
・としまえんの跡地:閉園後もオンラインでグッズ販売中
としまえんの跡地:広さはどれくらい?
としまえんの跡地の広さは約22万平方メートルです。
この大きさは、東京ドーム4.7個分に相当します。
ちなみに、東京ディズニーランドの敷地が51万平方メートル。
ディズニーシーの敷地が49.3万平方メートルなので、としまえんの敷地面積はディズニーシーの半分くらいの大きさですね。
としまえんの跡地は大きく分けて2つ「練馬城址公園」と「ハリーポッターのテーマパーク」の施設に生まれ変わります。
では、としまえん跡地の約22万平方メートルをどのような内訳で使うのでしょうか。
次の項目で詳しく解説しますね。
としまえんの跡地:大きく分けて2つの施設が開業予定
としまえんの跡地は大きく分けて2つの施設に生まれ変わります。
その2つとは、「公園」と「ハリーポッターのテーマパーク」です。
それでは公園とハリーポッターの施設がどのようになるのか順番に内容を見ていきましょう!
としまえん跡地にできるもの①練馬城址公園
としまえん跡地のうち、22万平方メートルの大部分は、にぎわいと広域防災拠点の機能を備えた「練馬城址公園」になります。
としまえんの跡地に出来る練馬城址公園の主な役割は次の通りです。
つまり、平常時は区民の憩いの場として。
災害などの緊急時は、広域の避難場所として活用するということですね。
としまえんが閉園されたことにより、西武豊島線や地下鉄大江戸線の利用者が大幅に減少することが危惧されています。
ここに新しい公園を整備することで遊びに来る人を増やし、鉄道利用や地域の活性化もはかろうというわけです。
また、としまえん跡地周辺は住宅密集地で、幅4メートル以下の狭い道路や袋小路になった小さな道がたくさんあります。
これにより、災害時の避難や消防活動、延焼防止の課題を抱えています。
練馬城址公園を整備することで、地域の防災能力をアップすることも狙いの一つです。
としまえん跡地にできるもの②ハリーポッターのテーマパーク
そしてとしまえん跡地に予定されているもの2つ目は、映画『ハリーポッター』のテーマパークです。
主にとしまえんのアトラクションがあったエリア、約3万平方メートルを使って「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設が作られます。
ハリーポッターの施設は2023年前半オープン予定で、施設が運営される期間は30年間(予定)。
2020年8月18日(火)にワーナーブラザーズスタジオツアーとワーナーブラザースジャパン合同会社、西武鉄道および伊藤忠商事、芙蓉総合リースで施設の開発に関する契約も締結されました!
USJのハリーポッターエリアとの違い
日本でのハリーポッターの施設と言えば、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を思い出す方も多いのではないでしょうか。
USJには現在「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」というハリーポッターのエリアがあります。
映画の世界に飛び込んだようなスリリングなライド型アトラクションやレストラン、ショッピングが楽しめる人気エリアです。
これに対し、としまえんの跡地にできるハリーポッターのテーマパークは「映画の撮影スタジオ見学」がコンセプト。
実際に映画の撮影に使用したセットや小道具を見学したり、スタッフの解説を聞いたりできるそうです。
イギリス・ロンドンにはすでに同様の施設「Warner Bros. Studio Tour London - The Making of Harry Potter」があります。
としまえん跡地のハリーポッターテーマパークは、こちらを参考に作られるようです。
USJのハリーポッターエリアファンも、としまえんの跡地のハリーポッターのテーマパークはまだ違った目線で楽しめるのではないでしょうか。
・【スタジオツアー東京】ハリーポッターのテーマパーク:徹底攻略・レストラン・グッズ情報まとめ
としまえんの跡地:としまえんの歩み
としまえんの歴史も少し振り返っておきましょう。
東京都練馬区の遊園地「としまえん」が2020年8月31日(月)閉園し、94年の歴史に幕を下ろしました。
惜しまれつつ閉園する様子をテレビやインターネットで見たという方も多いのではないでしょうか。
としまえんは、大正15年(1926年)に開業しました。
当時財界人の一人であった藤田好三郎氏が所有していた土地を、運動と園芸を東京市民に広く奨励するために公開したのが始まりです。
としまえんには世界初、日本初のものが数多くありました。
今やすっかりおなじみの「流れるプール」を導入したのも、実はとしまえんが世界初だったのですよ!
そしてとしまえんの日本初のものは、ウォーターシュート、曲線型の大型ウォータースライダー、ツイン型フライングパイレーツ、均一料金で何度も利用できるフリーパスの導入などがあります。
今は大きな遊園地などで当たり前に見られるものも、としまえんが先駆けだったのですね。
としまえんの跡地:いくつかのアトラクションは移設へ
そしてとしまえん閉園後の、アトラクションの行方も気になりますよね。
合計5つのアトラクションは移設される予定になっていますよ!
「チャレンジトレイン」「模型列車」→埼玉県の西武園ゆうえんちへ
「スナッピー」「バタフライダー」「ミニイーグル」→横浜・八景島シーパラダイスへ
中でもチャレンジトレインは、としまえんで子供を中心に人気があったアトラクションでした。
実際に西武鉄道を走っている電車をミニサイズで再現し、停車位置や運転時間の正確さなどを競うアトラクションで、チャレンジトレインに乗って電車の運転士を目指す子供も多かったとか。
子供たちの夢をつくるアトラクションが今度は西武園ゆうえんちに移設されることになったとのことで、また人気が出そうですね。
◆カルーセル・エルドラドは解体・保存へ
運転できる回転木馬としては現存するもので世界最古と言われるとしまえんのメリーゴーラウンド「カルーセル・エルドラド」。
2010年には機械遺産にも認定されている大変貴重なアトラクションの行方も注目を集めました。
このカルーセル・エルドラドは解体され、としまえんの運営元であった西武グループが保管することが決定しています。
西武グループは、としまえんの魂としていつか復活させたいと考えているそうなので、またどこかで会える日が来るかもしれません!
としまえんの跡地:閉園後もオンラインでグッズ販売中
遊園地としては閉園したとしまえんですが、公式サイトのオンラインショップでは閉園後もとしまえんオリジナルグッズを販売しています。
遠くに住んでいて閉園までに行けなかったという方も、通販でグッズが買えますよ。
商品ラインナップはTシャツ、トートバッグ、マスク、カルーセル・エルドラドの絵本など随時追加されています。
としまえんの思い出を残しておきたい方は、としまえん公式サイトをチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は2020年8月31日(月)に94年の歴史に幕を下ろした、東京都練馬区の遊園地「としまえん」の跡地についてまとめました。
としまえんの跡地には、「公園」「ハリーポッターのテーマパーク」の2つができますよ。
公園は憩いの場だけでなく、災害発生した場合に重要な役目も果たします。
ハリーポッターはUSJとは違った雰囲気になるようです。
また完成したらとしまえんがあった頃のような賑わいが戻って来そうですね。
開業を楽しみに待ちましょう!
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