【スターウォーズ】ジャバ・ザ・ハットを解説!制作費は1億円超え!銀河の裏社会を仕切るジャバの正体とは
映画「スターウォーズ」シリーズに登場するキャラクター、ジャバ・ザ・ハット を徹底解説! 銀河の裏社会を仕切る巨大なクリーチャー=ジャバ・ザ・ハットはどのように生まれたのか? 制作背景からキャラクタープロフィール、登場作品、設定、トリビアをまとめました。1983年当時の制作費は1億円超えというビックリな事実も!
こんにちは、スターウォーズ大好きナカジです。
今回はスターウォーズの隠れた人気キャラクター、ジャバ・ザ・ハットを徹底解説します。
カエルのような顔にナメクジのような身体を持つ、ちょっと不気味な姿のジャバ・ザ・ハット。
とてもかわいい・カッコいいとは言えないクリーチャーですが、マフィアのボスのような貫禄で独特の存在感を放っています。
本記事ではジャバ・ザ・ハットのプロフィールや設定、登場作品、トリビアをまとめました。
あの巨大なジャバ・ザ・ハットがどのように作り上げられていったのか、その秘密に迫ります!
・ジャバ・ザ・ハットが登場する映画作品
・ジャバ・ザ・ハットはこうして作られた
・ジャバ・ザ・ハットの設定・トリビア
・ディズニー映画なら「Disney+(ディズニープラス)」
ジャバ・ザ・ハットのプロフィール
まずはジャバ・ザ・ハットのプロフィールからご紹介しましょう。
惑星タトゥイーンの経済を仕切る実業家にして、銀河の裏社会のボスとして君臨するジャバ・ザ・ハット。
ギャンブルの経営(詳しくは後述)、希少品の密輸取引、奴隷の売買など、「黒い仕事」で儲けてのし上ったギャングの親玉ともいうべき存在です。
ハット族は一族を統治する組織「ハット評議会」を持っており、ジャバ・ザ・ハットはそのリーダーでもあります。
カエルのような上半身にナメクジのような下半身で、体長はなんと3.9メートル。
900歳のヨーダには負けますが、ジャバ・ザ・ハットも約600歳とかなりの長寿です。
惑星ナル・ハッタの出身ですが、勢力を伸ばしたのはアナキン・スカイウォーカーの故郷であるタトゥイーン。
ジャバ・ザ・ハットはここに巨大な宮殿を持ち、裏社会のボスとして君臨しています。
ジャバ・ザ・ハットは通名
一般的に知られる「ジャバ・ザ・ハット」というキャラクター名は通名です。
ジャバ・ザ・ハットは、「ハット族のジャバ」という意味で使われています。
ジャバ・ザ・ハットの本名はジャバ・デシリジク・ティウレと言います。
ハン・ソロは彼のことをシンプルに「ジャバ」と呼んでいました。
スナック感覚で生きたエイリアンを食べる
ジャバ・ザ・ハットのあの巨大な身体はどのようにできているのでしょうか?
そのヒントは映画の中にあります。
「エピソード1:ファントム・メナス」や「エピソード6:ジェダイの帰還」では、ジャバ・ザ・ハットがスナック感覚で小型のエイリアンを生きたまま食べる場面があります。
食に関しては非常に貪欲なようです。
「エピソード6:ジェダイの帰還」で描かれる晩年のジャバは、太りすぎて自分で動くのもやっと。
そのため、アメリカでは「肥満の象徴」としてジャバ・ザ・ハットの名が代名詞的に使われることも多いんですよ。
ジャバ・ザ・ハットが登場する映画作品
続いてジャバ・ザ・ハットが実際に映像で登場する映画作品を見ていきましょう。
映画シリーズの正史、全9作品のうちジャバ・ザ・ハットが登場するのは3本。
しかも、そのうち1本は後年追加されたシーンで、劇場公開時に登場したのは2本!
人気・知名度がある割に意外と少ないんです!
エピソード1:ファントム・メナス
時系列でスターウォーズ・シリーズに最初にジャバ・ザ・ハットが登場したのは「エピソード1:ファントム・メナス」です。
惑星タトゥイーンで、少年アナキン・スカイウォーカーが参加するポッドレースを主催していたのがジャバ・ザ・ハットです。
競技場では特等席に座り、レースの開幕を宣言しています。
大観衆が詰めかける公営ギャンブルの主催者ですから、さぞかし儲かっていたことでしょうね(笑)
エピソード4:新たなる希望(特別編)
ジャバ・ザ・ハットは「エピソード4:新たなる希望」にも登場します。
ハン・ソロがミレニアム・ファルコンを駐機している整備場で、ハン・ソロやチューバッカが検閲を逃れるために荷物(密輸品)を捨てたことに苦情を言いにきます。
実はこのジャバ・ザ・ハットが登場するシーンは、1977年に劇場公開された初期のバージョンには存在しません。
撮影時は人間のキャストが演じ、後からクリーチャーの絵を合成させる予定でした。
予算的にそれが難しく、当初はこのシーンはカットされていたんです。
しかし2004年、旧三部作をデジタル・リマスターしてDVD化する際に、ジョージ・ルーカス監督のこだわりでこのシーンを追加。
CGで作られたジャバ・ザ・ハットが合成され、本来ルーカス監督が思い描いていた通りの物語になったんですよ。
現在ディズニー・デラックスで配信されている「エピソード4:新たなる希望」も、ジャバ・ザ・ハットが登場するデジタル・リマスターの特別編です。
ジャバ・ザ・ハットが登場しない初期の劇場公開版は、一部のDVD(2004年発売のスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXや2006年発売の2枚組リミテッド・エディション)で観ることができます。
エピソード6:ジェダイの帰還
世界が初めてジャバ・ザ・ハットというキャラクターを目にしたのは、1983年公開の「エピソード6:ジェダイの帰還」です。
カーボン冷凍されたハン・ソロを、ランド・カルリジアンから引き取ったのが初登場でした。
その後、ジャバ・ザ・ハットはハン・ソロを奪還に来たレイアも捕らえて奴隷にしてしまいます。
セクシーな衣装で鎖に繋がれたレイアのシーンは、美しい女性を自分の周辺に置きたがる権力者としてのジャバ・ザ・ハットを象徴した場面でした。
しかし、油断したところをレイアに鎖で絞め殺されて最期を迎えます。
ジャバ・ザ・ハットはこうして作られた
ではスターウォーズを代表するクリーチャーであるジャバ・ザ・ハットはどのように作られているのでしょうか?
初期の構想から実際の撮影、CG化まで順を追って紹介します。
初期のイメージでは毛むくじゃらだった!
ジャバ・ザ・ハットの初期のキャラクターデザインは、現在の両生類っぽい見た目ではなく、類人猿のような姿だったことが明かされています。
チューバッカのような、毛むくじゃらで機敏に動く大男という感じだったそうですよ。
しかし、別の作品に登場する似たようなキャラクターがいるとの理由で、この案はボツに。
その後、いくつかのデザイン候補を統合して私たちがよく知るジャバ・ザ・ハットの姿になりました。
「エピソード6:ジェダイの帰還」は人が操作していた
実質的な映画初登場となった1983年「エピソード6:ジェダイの帰還」では、ジャバ・ザ・ハットはマペット(人が操作する人形)で撮影されています。
確かに、「エピソード6:ジェダイの帰還」のジャバ・ザ・ハットは実写ならではのリアルな感じが出ています!
この撮影に使用された巨大なジャバ・ザ・ハットのマペットの制作期間は約3ヶ月、費用は50万ドル!
1983年当時の為替を調べると、当時は1ドル=237.5円(年間平均)の時代。
つまりジャバ・ザ・ハットの人形だけで1億1,850万円もかかっているんです!
巨大なジャバ・ザ・ハットの人形は、中に3人の人間が入って動かしています。
2人が頭部と口、左右の腕を分担し、尻尾の部分にもう1人が入ったそうです。
そして眼や顔の細部は外からラジコンで操作し、視線や表情の変化を作っています。
まだそれほどCGが進んでいなかった時代、ジャバ・ザ・ハットは人力で命を吹き込まれていたんですね。
声は声優の声を加工
ジャバ・ザ・ハットの声は声優さんが喋った音声を加工して使用しています。
担当したのは声優のラリー・ウォード。
彼は「エピソード4:新たなる希望」に登場するジャバ・ザ・ハットの部下である賞金稼ぎ、グリードの声も兼任しています。
ルークとハン・ソロが初めて出会う酒場で「いつか殺してやろうと思っていた」とハン・ソロに話しかけ、返り討ちに合う緑色の目の大きなキャラクターがグリードです。
彼の声は、ジャバ・ザ・ハットと同じ人が演じているんですよ。
「エピソード1:ファントム・メナス」ではフルCGに
1999年に公開された「エピソード1:ファントム・メナス」では、ジャバ・ザ・ハットはフルCGで描かれています。
CGの技術もかなり進み、ポッドレースの終盤でリアルキャストに居眠りしているところを起こされるなど、より生き物らしさが出ています。
ジャバ・ザ・ハットの設定・トリビア
それでは最後にジャバ・ザ・ハットに関する、映画シリーズを観ただけではわからない設定やトリビアをご紹介します。
ジェダイが操ることができない種族
ジャバ・ザ・ハットの種族、ハット族には生まれながらの特性があります。
それはジェダイの能力である「心を読む」「心を操る」が通じにくいということです。
「エピソード6:ジェダイの帰還」で、ハン・ソロとチューバッカを取り返しにきたルークがジャバ・ザ・ハットの部下の心を操り宮殿に侵入するシーンがあります。
その際、ジャバ・ザ・ハット は部下を「心の弱いバカ者、ジェダイの術で心を操られているな」と叱り、ルークに「俺にはお前の術は効かないぞ、小僧」と言うのです。
そのため、ジャバ・ザ・ハットと渡り合うには口のうまさや交渉力が必要です。
銀河の平和と正義を守るジェダイの力が簡単に及ばなかったというのも、ジャバ・ザ・ハットが裏社会のボスとしてのし上がることができた理由の一つかもしれません。
・【スターウォーズ】ジェダイを徹底解説!掟や階級、ライトセーバーの秘密、日本由来の語源や衣装など
銀河標準ベーシックは話せるけど滅多に使わない
スターウォーズのセリフは主に英語ですが、この言語は作品の中では「銀河標準ベーシック」と呼ばれています。
簡単に言うと、スターウォーズの世界「遥か彼方の銀河系」における公用語みたいなものです。
東京ディズニーランドのアトラクション「スターツアーズ」の中にも、普通には読めないスターウォーズ特有の文字がたくさん出てきます。
あれは銀河標準ベーシックの文字「オーラベッシュ」と言い、アルファベット・数字と対応させれば読むことができます。
ハット族のジャバ・ザ・ハットの母語はハット語ですが、彼は銀河標準ベーシックも理解しています。
ただ、彼はハット族としての誇りを持っているので、相手が銀河標準ベーシックを使っていてもハット語で話します。
「エピソード4:新たなる希望」で、ハン・ソロが銀河標準ベーシック、ジャバ・ザ・ハットはハット語で会話しているのはそのためです。
息子を溺愛している
アニメシリーズ「クローン・ウォーズ」では、父親としてのジャバ・ザ・ハットが描かれています。
溺愛している息子ロッタを誘拐され、息子を取り戻してくれた人には今後ハット評議会が全面的に協力するという約束までしています。
ちなみにロッタの誘拐事件はジェダイが解決したため、ジャバ・ザ・ハットはこの後パドメ・アミダラや共和国側の味方となります。
いとこたちが実写ドラマに登場!
2021年12月から配信されたディズニープラスオリジナルドラマの『ボバ・フェット』。
かつてジャバ・ザ・ハットが実力を認め、ハン・ソロを捕まえるために雇っていた賞金稼ぎのその後を描いたドラマです。
この中に、ジャバと同じハット族のキャラクターとしてジャバ・ザ・ハットのいとこにあたる双子ハット族きょうだい「ハット・ツインズ」が登場します。
ジャバの亡き後、ボバ・フェットが支配権を手に入れたタトゥイーンの街「モス・エスパ」をめぐって、ボバ・フェットたちとひと悶着が起きることに。
ずる賢く立ち回るところは、強欲だったいとこのジャバと共通するものを感じます!
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まとめ
以上、スターウォーズの隠れ人気キャラ「ジャバ・ザ・ハット」についてご紹介しました。
ちょっとグロテスクな見た目ですが、長年スターウォーズ・ファンから愛されるジャバ・ザ・ハット 。
もしまだ映画を未見の方は、ここで紹介した知識を思い出しながら観るともっと映画が楽しめるかもしれません!
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