悪役フロローを解説！映画『ノートルダムの鐘』での描かれ方とパークで会えるイケメンフロロー

こんにちは！ディズニー大好きみーこです。
今回は、ディズニー映画『ノートルダムの鐘』に登場する悪役フロローにスポットを当ててご紹介します！

2019年4月、本作の舞台である「ノートルダム大聖堂」の大規模火災のニュースは、ディズニーファンだけでなく多くの人々に衝撃を与えましたね。
本作はプリンセスなどが登場する明るいディズニー映画とは違い、シリアスで暗い物語として知られています。

そんな物語の暗さを引き立てているのは邪悪な最高裁判事フロローかもしれません。
異色のディズニー映画を作り上げたと言っても過言ではないフロローについてまとめてみました。

ノートルダムのフロロー：悪役フロローとは？

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フロロー（写真右）のプロフィール

フロローは1996年に公開されたディズニー映画『ノートルダムの鐘』に登場する悪役の最高裁判事です。
本名をクロード・フロローといい、その姿は黒・紫・赤色の法服と大きな帽子を身に付け、まさにディズニーヴィランズらしい風貌です。

血も涙もないフロローは、本作の主人公カジモドの母を死に追いやり、赤ん坊のカジモドも井戸に突き落として殺害しようとしました。
また、本作のヒロインでジプシーのエスメラルダにセクハラをしたり、平気で人を殺すなどフロローの残忍さはディズニーヴィランズ一とも言われるほど。

サイコパスとまで呼ばれているフロローですが、実は熱狂的なファンもいるそうですよ。
また、2018年までディズニーシーで開催されていた「ヴィランズ・ハロウィーン・パーティー」には、フロローの手下「ヴェール」が登場しました。

フロローの手下らしく黒・紫・赤色のコスチュームで登場しているので、ぜひチェックしてみてくださいね☆

▼ヴィランズの手下についてはこちら！
・【2018】ヴィランズの手下まとめ！ディズニーハロウィーン限定の大人気キャラ紹介＆プログラム内容！

ノートルダムのフロロー：『ノートルダムの鐘』あらすじ

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『ノートルダムの鐘』あらすじ

ではここでフロローが登場する『ノートルダムの鐘』のあらすじをご紹介しましょう！
『ノートルダムの鐘』は、19世紀のフランス人作家ヴィクトール・ユゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』を元に制作されました。

本作は映画だけでなく、劇団四季でも舞台化されており、ディズニー不朽の名作でもあります。
明るく楽しいディズニー作品が多い中、本作はシリアスで少し暗い雰囲気の物語なので、ディズニーでは珍しい作品かもしれません。

●舞台は15世紀のパリ

15世紀のパリでは、ジプシー（定住せず街から街へと移動する民族）は治安を乱す存在として嫌われていました。
ジプシー狩りを行なう最高裁判事のフロローは、逃亡したジプシーの女性を追い詰め殺害し、彼女が連れていた醜い顔の赤ん坊も井戸に捨て殺害しようとします。

しかし、その行ないを知ったノートルダム大聖堂の司祭に罪を咎められ、償いとしてフロローは赤ん坊を育てることになります。
フロローは、赤ん坊に「不完全」などの意味を持つカジモドという名前をつけ、20年間ノートルダム大聖堂に閉じ込め鐘衝き男として教育しました。

醜い容姿ですが心優しく純粋な青年として育ったカジモド。
カジモドは大聖堂の外に出ることを許されておらず、友達は3人組の石像（ガーゴイル）だけでした。

●カジモドとエスメラルダの出会い

ある日、カジモドは「外に出てはいけない」というフロローの命令を破り、道化の祭りに参加します。
そこでジプシーの美しい踊り子エスメラルダと出会い、初めて一目惚れをしてしまいました。

ところが人々に虐められるカジモドをかばったエスメラルダは、フロローに目を付けられて追われることに。
大聖堂に逃げ込んだエスメラルダはフロローに追い詰められます。

しかし、護衛隊のフィーバス隊長が「大聖堂内の中は聖域（サンクチュアリ）であり、どんな罪人も捕まえることはできない」という助け舟を出します。

フィーバスの言葉を受けて1度は撤退するフロローですが、彼は自分に敵意を向けるエスメラルダに対し、次第に歪んだ恋慕を抱きはじめます。
そしてエスメラルダが逃亡しないように大聖堂の周囲を包囲するものの、エスメラルダはカジモドの助けで大聖堂から脱出。

それを知ったフロローは激怒し、護衛隊と共に街中に火を放ってエスメラルダを全力で捕えようと動き出します……。

●追い詰められるカジモドたち

フロローのもとを離れたフィーバスは護衛隊の攻撃で重傷を負い、エスメラルダはカジモドに彼を匿ってほしいと頼み込みます。
カジモドは快くそれを受け入れますが、同時に彼女がフィーバスを愛していることを知ってしまいます。

一方、フロローはエスメラルダの逃亡を助けたカジモドに、「明日の夜明け1000人の護衛隊を引き連れてジプシーの隠れ家に乗り込む」と告げます。

カジモドとフィーバスはエスメラルダを救出するため、ジプシーの隠れ家である「奇跡の法廷」に逃げるよう伝えます。
しかし、2人を尾行していたフロローと護衛隊によってフィーバスとジプシーたちは捕まってしまうのでした。

●フロローの最期とカジモドの新たな一歩

フロローは自分を誘惑した魔女としてエスメラルダに死刑を宣告し、カジモドも大聖堂に監禁されてしまいます。
翌日、ノートルダム大聖堂の広場でエスメラルダの処刑の準備が行われますが、フロローはエスメラルダに自分の愛を受け入れれば処刑を中止すると告げました。

しかし、彼女が拒否したためフロローは火刑を決行。
そこへエスメラルダを救うためカジモドが現われ、2人は再び大聖堂へと逃げ込みます。

激怒したフロローは大聖堂を攻撃しますが、捕らわれていたフィーバスが脱出し街の人々やジプシーたちと協力して護衛隊と戦います。
大聖堂に乗り込んだフロローはカジモドとエスメラルダを殺そうとしますが、聖域を侵したことで神の怒りを買い、フロローは転落死してしまいます。

エスメラルダとカジモドは間一髪のところで駆けつけたフィーバスに助け出されました。
大聖堂の外では街の人々が大歓声でフィーバスとエスメラルダを迎えます。

そしてエスメラルダは大聖堂にこもるカジモドの手を取り広場に連れ出し、カジモドも人々から称賛の声と歓迎を受けました。
こうしてカジモドは20年間の時を経て、やっと大聖堂の外に出られたのです。

ノートルダムのフロロー：声優は誰？

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フロローの声優さんは誰？

映画のオリジナル版でフロローの声優を務めたのは、イギリス人俳優で声優のトニー・ジェイです。

トニーは

ディズニー映画『ジャングル・ブック』に登場する冷酷なトラ、シア・カーン役
『美女と野獣』でベルの父モーリスを異常者として入院させようとした邪悪な医者ムッシュー・ダルク役

など、ディズニーの悪役の声を多く務めているんですよ。

日本語吹き替え版のフロローを担当したのは2人。
セリフ部分は俳優の日下武史さん、歌部分はミュージカル俳優の村俊英さんが務めました。

ちなみに日下さんは劇団四季の創設者の1人です！

ノートルダムのフロロー：フロローが気持ち悪すぎると話題に？！

グリーティング中のエスメラルダ

ディズニーではどんなに冷酷な悪役でも「残虐すぎて気持ち悪い！」「トリハダモノ！！」とまで言われるヴィランはなかなかいませんね。

しかしフロローはそんなヴィランズの中でも「気持ち悪すぎる悪役」として知られています。

例えばエスメラルダに魅了されたフロローが、彼女のスカーフを顔中に擦り付けるシーンがあります。
このフロローのセクハラとも言えるシーンは、女性だけでなく子供や男性も不快に感じたのではないでしょうか。
筆者もこのシーンを見てドン引きした覚えがあります（笑）。

ノートルダムのフロロー：フロローは日本のパークで会える？

ワンマンズドリームⅡ

ここまで残酷なフロローについてご紹介してきましたが、「1度パークで会ってみたい！」思った方もいるかもしれません。
2019年4月現在、残念ながら日本のパークではフロロー単独のグリーティングなどは行なわれていません。

ただし、東京ディズニーランドで現在公演中の『ワンマンズドリームⅡ-ザ・マジック・リブズ・オン』では、悪役として出演しているフロローに会うことができますよ。
フロローはヴィランズシーンで登場しておりマレフィセントとともに現れます。

しかも、映画のフロローとは容姿がまったく違っていて、銀髪姿で若イケメン！！とファンの間では意外にも高評価なんですよ（笑）。
ワンマンズドリームは2019年12月31日（金）までの公演なので、フロローに会いたい方はお早めにどうぞ！

まとめ

今回は『ノートルダムの鐘』のフロローをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか？
『ノートルダムの鐘』を見た際は悪役フロローもチェックしてみてくださいね！