映画『ブラックパンサー』まとめ!あらすじネタバレ・キャスト・吹き替え声優・評価まとめ!
2018年公開のマーベル映画『ブラックパンサー』を解説!マーベル史上初の黒人ヒーローを主人公とした本作は、アメリカでは社会現象となるほどの大ヒット作に。ネタバレを含むあらすじや主要登場人物とキャスト、ヒットした理由などをまとめてお伝えします♪日本語版の吹き替えキャストに加えて、続編『ブラックパンサー2(仮)』の最新情報もまとめました☆
こんにちは!ディズニーが大好きなあやなです。
映画『ブラックパンサー』は、2018年2月にアメリカで公開されたヒーロー映画。
日本でも2018年3月に公開されました。
この作品はアメリカを中心に社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録し、同じくマーベル・スタジオの大作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などの興行収入を短期間で追い抜いたほどなんです!
この作品がここまでヒットした理由には、背景にある社会状況やキャスティングが大きく関係しているようです。
なぜ『ブラックパンサー』は社会現象になるほどの超大作になったのか、あらすじや評価とともに見ていきましょう!
・『ブラックパンサー』:登場人物・キャスト
・『ブラックパンサー』:日本語吹き替え
・『ブラックパンサー』:あらすじ(ネタバレあり)
・『ブラックパンサー』:アメリカで社会現象に!何がすごい?
・『ブラックパンサー』:日本での評価は?
・『ブラックパンサー』:続編製作決定!公開はいつ?
『ブラックパンサー』:概要
映画『ブラックパンサー』は、2016年に公開した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場するヒーロー、ブラックパンサーを主人公として描くアクション映画です。
製作は、『アベンジャーズ』や『スパイダーマン』などのヒーロー映画でおなじみのマーベル・スタジオ。
監督は、デビュー作がサンダンス映画祭でグランプリに輝いたライアン・クーグラ―監督です。
日本ではまだあまり馴染みのない映画監督かもしれませんが、31歳の若さにして大作を任されるほどの実力を持つクーグラー監督。
大名作『ロッキー』シリーズの続編として大ヒットした『クリード チャンプを継ぐ男』もクーグラー監督の作品です。
『ブラックパンサー』:登場人物・キャスト
物語の舞台がアフリカの王国ということもあり、メインキャストは黒人で固められています。
主な登場人物とそれぞれのキャストをご紹介します。
◆ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)
ティ・チャラ/ブラックパンサーは、物語の主人公。
父の死によって、祖国ワカンダ王国の国王と、国を守るヒーロー「ブラックパンサー」の2つの使命を受け継ぎます。
演じるのはチャドウィック・ボーズマン。
有名作品には『ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男』(2014)があり、ジェームズ・ブラウンを演じて見事な歌唱と演技を披露しています。
◆エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)
キルモンガーは元アメリカの工作員。
ワカンダ王国の秘密を知っており、ティ・チャラから王座を奪って世界を支配しようと企んでいます。
演じるのはマイケル・B・ジョーダン。
彼はライアン・クーグラ―監督の過去2作品『フルートヴェール駅で』『クリード チャンプを継ぐ男』で主演を務めています。
◆ナキア(ルピタ・ニョンゴ)
ナキアは、ティ・チャラの幼馴染で元恋人。
ワカンダ王国の秘密を探る敵の情報を入手するため、スパイとして各国に潜入しています。
そんなナキア役を務めるのはルピタ・ニョンゴ。
近代アメリカでの黒人差別を描いた映画『それでも夜は明ける』(2013)に出演し、アカデミー賞助演女優賞を受賞した実力のある女優さんです。
◆オコエ(ダナイ・グリラ)
オコエは、ワカンダ国王に忠誠を尽くしてきた親衛隊ドーラ・ミラージュの現隊長にして最強の女戦士。
王家から信頼を得ており、ティ・チャラが子供の頃から面倒を見ています。
オコエを演じるのはダナイ・グリラ。
日本で馴染みがある役は、『ウォーキング・デッド』のミショーン役です。
◆ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)
ユリシーズ・クロウは、ウカンダ王国に埋蔵されている秘密の鉱石「ヴィブラニウム」の密輸を企てる武器商人。
演じているのは『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムなど、モーションキャプチャー・アクターとして有名なアンディ・サーキス。
『スター・ウォーズ8最後のジェダイ』ではスノーク将軍役として出演し、圧倒的な存在感を放ちました。
◆エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)
エヴェレット・ロスは、ユリシーズ・クロウを追っているCIA。
エヴェレットを演じるマーティン・フリーマンは、『シャーロック』シリーズでシャーロック・ホームズの相棒ワトソン博士役で有名です。
◆シュリ(レティーシャ・ライト)
シュリは、ティ・チャラの妹にして天才科学者であり、ブラックパンサーのスーツを開発。
ヴィブラニウムを研究し、最新テクノロジーを使ったアイテムを創り出して国の発展に貢献しています。
シュリを演じたのは、南アフリカ出身のレティ―シャ・ライト。
『トレイン・ミッション』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などの作品に出演しています。
『ブラックパンサー』:日本語吹き替え
洋画の日本語吹き替え版では、誰がどの役を担当するのかも気になるところですよね。
『ブラックパンサー』登場人物の日本語吹き替えを担当したキャストを見ていきましょう。
◆ティ・チャラ / ブラックパンサー(田村真)
主人公のブラックパンサーことティ・チャラの吹き替えを担当するのは田村真さん。
洋画の吹き替えを中心に活躍しており、他の作品でもチャドウィック・ボーズマンの声を担当することが多いです。
◆エリック・キルモンガー(津田健次郎)
ワカンダ王国の王座を狙うキルモンガーの声を担当する津田健次郎さんは、舞台、ドラマ、映画、声優など幅広く活躍するマルチタレント。
最近では、『スター・ウォーズ』のカイロ・レン役としても知られています。
◆ナキア(皆川純子)
ティ・チャラの幼馴染で元恋人のナキアは、声優の皆川純子さんが担当します。
低い声が特徴で、女性のみならず男性の吹き替えを担当することも多いです。
◆オコエ (斎賀みつき)
ティ・チャラを支えるオコエ役は、斎賀みつきさん。
声優やナレーターとして活躍し、特にアニメの声優を多く担当しています。
◆ユリシーズ・クロウ(広田みのる)
ヴィブラニウムを狙う武器商人のユリシーズ・クロウの声を演じるのは広田みのるさん。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などマーベル作品にも多く出演しています。
◆エヴェレット・ロス(森川智之)
CIAのロスを演じるのは森川智之さん。
洋画の吹き替えでは
・ウィル・スミス
・キアヌ・リーブス
・コリン・ファレル
・ジュード・ロウ
・ジョシュ・ハートネット
・ジョニー・デップ
・トム・クルーズ
・ブラッド・ピット
など有名俳優の声を多数演じています。
◆シュリ(百田夏菜子)
ティ・チャラの妹シュリの声を吹き替えるのは、アイドルももいろクローバーZの百田夏菜子さん。
かわいらしい声がシュリのイメージに合っていたのかもしれませんね。
『ブラックパンサー』:あらすじ(ネタバレあり)
アフリカの中央に位置する王国・ワカンダ。
小国でありながら、その中心地は「ヴィブラニウム」というとてつもないパワーを秘めた鉱石のおかげ超文明都市にまで発展していました。
しかしヴィブラニウムは使い方次第で大変危険なものとなるため、ワカンダはずっと鎖国状態を保ち、超文明国家であることを隠しています。
前国王のティ・チャカがテロで亡くなり(この事件については『シヴィル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で詳しく描かれています)、王位を継いだ息子のティチャラは、表の顔は国王。
裏の顔は超人的な力を授けてくれるハーブやヴィブラニウムの武器で戦うスーパーヒーロー「ブラックパンサー」です。
ティチャラの即位から間もなく、ロンドンの博物館でヴィブラニウム製品の強盗事件が起こります。
その犯人は、かつてワカンダに侵入しヴィブラニウムを盗掘したユリシーズ・クロウと、エリック・キルモンガーなる謎の男。
ティチャラは一度はクロウを捕らえますが、クロウを取り返しに来たキルモンガーに襲撃されてしまいます。
その時、ティチャラはキルモンガーの胸に自分が父親から受け継いだのと同じ指輪があることに気付きます……。
【注意!ここから後半ネタバレあり】
やがてティチャラは、「キルモンガーが前王ティチャカの弟ウンジョブの息子(=ティチャラにとって従兄弟)であること」
「昔ティチャカがウンジョブを殺し、その息子をアメリカに置き去りにしていたこと」という事実を知ります。
父の復讐と、武力で世界中の弱者を救うという理想を抱いていたキルモンガーは、ティチャラに決闘を挑みます。
決闘の末、キルモンガーはティチャラに勝利し、キルモンガーは王として世界中の弱者にヴィブラニウムの武器を届ける準備を始めます。
キルモンガーに滝つぼに投げ込まれ瀕死となったティチャラですが、ブラックパンサーの力の源であるハーブのパワーで回復。
武力で解決しようとするキルモンガーを止めるために、再び立ち上がります。
壮絶な戦いの末にティチャラはキルモンガーに勝利。
致命傷を負ったキルモンガーに対しティチャラは治療を申し出ますが、キルモンガーはこれを拒否して静かに息を引き取ったのでした。
『ブラックパンサー』:アメリカで社会現象に!何がすごい?
『ブラックパンサー』はなぜこんなにも大ヒットしたのでしょうか?
主な理由としては、アメリカの映画史に残るキャスティングと作品を通して描かれるテーマが挙げられます。
①主要キャストはほぼ黒人
この作品のメインキャラクターには、ほぼ全員黒人俳優がキャスティングされています。
このキャスティング、実はアメリカのエンターテインメント産業において大きな衝撃を与えるものなんです。
アメリカ映画では出演者の大半が白人であり、「映画の成功には白人が必要」という固定観念を打ち破ったからです。
また、脇役やステレオタイプなキャラクター像が多かった黒人のキャストの常識も覆しました。
『ブラックパンサー』では黒人のヒーローが活躍するだけでなく、アフリカの王国であるワカンダが最先端の技術を持つ発展国家として描かれています。
この部分がアフリカ系アメリカ人を沸かせたとともに、「アイデンティティの尊重を考えさせられる」と多くの評論家によって評価されています。
②アメコミヒーロー映画初のアカデミー賞作品賞ノミネート
映画賞の最高峰であるアカデミー賞の中でも、もっともすぐれた作品に贈られる総合賞が「作品賞」です。
マーベル映画やDCコミックス映画など、アメコミヒーロー映画はアカデミー賞作品賞を獲れないというのが長年の通説でした。
しかし2019年、アメコミ映画である『ブラックパンサー』が史上初めてアカデミー作品賞にノミネート!
惜しくも受賞はなりませんでしたが、アカデミー賞におけるアメコミ映画の扱いを大きく一歩前進させました。
③男女平等社会を描いた先進性
3つ目がこの映画の描いている「男女平等性」です。
男性であるワカンダ国王を守る親衛隊=ドーラ・ミラージュは全員女性。
ドーラ・ミラージュの隊長オコエ、妹シュリ、ティチャラの元彼女でスパイのナキアといった女性キャラクターたちが大活躍します。
自ら武器を取って戦う彼女たちは強い女性として描かれており、こういった女性の強い面を強調した点も観客を惹きつけた理由と言われています。
④実はマーベルヒーロー単独作品として興行収入No.1
各ヒーローが主人公の単独マーベル映画(『アベンジャーズ』シリーズを除く)の中で歴代興行収入1位なのが『ブラックパンサー』です。
日本での人気・知名度はいま一つなブラックパンサーですが、アメリカでは『アイアンマン』や『ソー』『キャプテン・アメリカ』らを上回るヒット作品なんですよ。
『ブラックパンサー』:日本での評価は?
世界では高評価を得ている『ブラックパンサー』ですが、日本ではどのように評価されているのでしょうか?
主要映画サイトの点数は
・映画com :3.6/5点
・Yahoo映画:3.7/5点
となっており、評価は高い方と言えます。
しかし、SNSではネガティブな評価も見受けられます。
「プロダクションデザインと音楽は最上級だが、アクションのスケールが小さい」
「つまらないわけではないが、おもしろくもなく退屈でパッとしない」
といったコメントが多いようです。
確かに人種や性別をとりまく社会問題を取り上げるなどメッセージ性が強い作品ではあります。
しかし、兵器などが飛び交う派手なアクションシーンを求めている方にとってはものたりなく見えてしまうのかもしれません。
ただ、人種問題や男女平等について関心がある方にとっては興味深い作品かもしれませんね。
『ブラックパンサー』:続編製作決定!公開はいつ?
2018年の大ヒット作『ブラックパンサー』はすでに続編が決定しています。
監督・脚本は前作に引き続きライアン・クーグラ-監督の続投が決定。
主人公のティチャラ役であるチャドウィック・ボーズマンはもちろん、エヴェレット・ロス捜査官役であるマーティン・フリーマンも続投するようですよ!
『ブラックパンサー2(仮)』は現在のところ2022年5月6日全米公開予定ですよ。
また2021年夏以降に『Disney +』で独占配信のマーベルアニメ『WHAT IF...?』シリーズに『ブラックパンサー』のキャラクターが登場することも決定しています。
ブラックパンサー/ティチャラ役のチャドウィック・ボーズマンと、キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンがこのアニメに参加することが明らかになっています。
まとめ
いかがでしたか?
映画『ブラックパンサー』のあらすじやヒットの要因についてご紹介しました。
アメリカの映画業界に衝撃を与えた本作品、興味を持った方はぜひ観てみてくださいね!
続編についても、情報の公開が待ち遠しいですね♪
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |