ディズニーハロウィーンにガチ仮装で行ったらこうなった
現在開催中のディズニーハロウィーン!2017年は全日全身仮装が許可されたこともあり、仮装者も例年より増えそうな予感。実際に筆者がガチの全身仮装をしてディズニーランドへ行ってきました。その様子をレポート!!!
こんにちは!ハロウィンもすぐそこ、姪っ子に贈るお菓子を探している野良です。
さて、現在2017年のディズニー・ハロウィンの真っ最中!
半年前から準備をしてきた筆者も全身仮装を楽しんできたので、今回はその様子をレポートしたいと思います。
今年着たのは、「アナと雪の女王」より、戴冠式のアナのドレス!
ディズニープリンセス仮装を考えている方は、よろしければ参考にしてくださいね。
ディズニーで仮装。まずは着がえから!
ディズニーハロウィーンで仮装をするなら、まずは着替え。
土日や祝日など、仮装者が多い日は数時間待ちにもなる更衣室ですが、平日の8時前だと並んですぐ入ることができました。
更衣室の中は、壁際に全身鏡が数個あり、着替えに便利な鏡前は争奪戦です。
後から来る人のためにも、ヘアセットやメイクは前もってしておくのが良いでしょう。
できるだけ更衣室を早く抜けられるよう、各自工夫を凝らしてください。
筆者が選んだのは「アナと雪の女王」より戴冠式のドレスのアナ。
アナに限らず、プリンセス仮装に長いドレスはつきもの。
普段身につけない長いドレスをうまくさばくコツは、
・ワイヤーパニエを使用しない人は、パニエに静電気防止用スプレーをふっておく
(ドレスが足にまとわりつくのを防ぎます)
・つま先を蹴り上げるようにして歩くこと
・階段や坂ではドレスをぐっとまとめて持ち上げること
もちろん、裾を引きずる丈のドレスは禁止なので、丈が合わない方は事前にお直ししておきましょう。
縫物ができない方はすそ上げ用のテープがありますので、それを使用すればラクに丈の調節ができますよ。
また、ドレスの構造上裾上げができない場合は、腰部分をカットして丈を調節することも可能。
ただし、こちらは通常のお店では技術的にできないことがありますので、まずは店舗にドレスの実物を持って行き、裾上げできるかどうかを聞きましょう。
確実なのは、ドレスを専門にお直ししているお店。
こういった専門店ならどんなドレスも調節してくれるので、身近にあるかどうか調べてみましょう。
さて、プリンセスに仮装できたら、いよいよパークへ!
キャラクターグリーティングはどんな感じ?
さて、ここからは実際に筆者がディズニー内へ入ってからのお話しをしていきましょう。
まずは、ディズニーハロウィーン期間のキャラクターグリーティングはどんな感じだったかのレポ。
☆ミートミッキーでは…
最初に向かったのはミートミッキー。
ミッキーの家の裏庭で映画撮影中のミッキーに会いに行ける、というグリーティング施設です。
4種類の衣装のミッキーのどれかとグリーティングできるのですが、今回筆者がグリできたのは「ミッキーの夢物語」のミッキー。
燕尾服がかっこいいなぁ。
ゲストは部屋に入った順番にミッキーと写真を撮ります。
小さいゲストや家族連れとたわむれるミッキー、という幸せな光景が眼前に広がります。
取り巻いて見ている人もみんな笑顔になっちゃいますよね~
家族写真を見ているかのようだ…といつものようにほっこりしていると、筆者の番がやってきました。
手を差し伸べてくれたミッキーにニコニコついていくと、
「アナだー!」という小さな女の子の声が。
照れるな~
ミッキーもそのかわいい声に(ウフフ)と笑うしぐさ。
で、ポンポンと腰に当てた腕を叩いて、「つかまって」とエスコートしてくれました。
普段女の子扱いしてもらうことがあまりないので、若干緊張しながら腕につかまって写真をパチリ。
「ありがとう!」
と声をかけてニコニコしていると、ミッキー、からめていた筆者の腕をそっととってクルリ、と一回転。
その後、手を取って一緒にワルツらしきものを踊り、最後には手の甲にキスをいただいてしまいました。
こんなフルコース初めてです。
「わぁすごい。まるで本当のお姫様になったみたい!」
とわくわくしていると、再び女の子の声が聞こえました。
「おひめさまだー!!」
ミッキーも筆者も、ついでに写真を撮っていた友人も、思わず吹き出してしまいました。
☆ピノキオファミリーと遭遇!
エントランスへ行くと、ゼペット、ギデオン、ジミニークリケットというピノキオファミリーの面々と遭遇!
人垣が比較的薄かったので近寄ってみることにします。
フリーグリーティング(並び列のないグリーティング。以後フリグリ)はキャラクターとコミュニケーションをとるのが大変ですよね。
筆者も、話しかけたいのに人込みが分厚すぎて泣く泣く立ち去ること数知れずです(笑)
が、今回出会ったピノキオファミリーは、平日のおかげか比較的人込みが薄く、頑張れば写真を撮れそうです。
そして、ディズニーサイトでもよく書いてありますが、こういうときの極意は
「他のゲストの写真を手伝うこと」!
ちょうど目の前のゲストがカメラ片手に困った顔をしていたので、そっと申し出てみます。
笑顔でね!
「私でよければ写真撮りましょうか?」
ここで断る人はまずいません。
「あ、お願いします!」
無事ゼペットじいさんとその方との写真を撮り終わると、「次は君だね!」とばかりにゼペットが近寄ってきてくれます。
ふっふっふ、もくろみ通り(笑)
片手を差し伸べてくれるゼペット。
さすがイタリアのキャラクター。
片手を掲げてもらい、優雅なエスコートでエントランスを横断して写真映えする花壇の前まで来てくれました。
そのまま写真撮影に入るかと思えば、なんと「とびら開けて」に出てくる、カクカクとした動きのしぐさ。
2人でハンスとアナさながら、背中合わせで「とびら開けて」ごっこを楽しんでいると、背後から今度はジミニークリケットにエスコートされた同行者がやってきました。
そこでなぜか対抗心が芽生えたらしい2人、
「どっちがうまく踊れるか勝負だ!」
とダンス勝負に突入!
手を取られて、クルクル踊ります(笑)
踊り終わると舞踏会のようにお辞儀をして、手の甲にキス。
その後やっと写真!
濃厚すぎるフリグリは、仮装していたからこその内容でした。
☆エレクトリカルパレードで…
その後も色々なゲストやキャラクターとコミュニケーションをとり、いつのまにか夜。
前から2列目に陣取り、わくわくとエレクトリカルパレードを待ちます。
プリンセスフロートが一新されたことで話題になりましたが、筆者がこれを見るのは初めて。
どれも素晴らしいですが、特に新しいフロートの豪華さときたらすごいですね!
ニコニコしながら見ていると、アナ雪フロートがやってきました。
事前にチェックしていなかったせいで、まさかアナ雪フロートが来るとは思わずうろたえる筆者。
呆然と見上げていると、エルサと目が合いました。
エルサ、にっこり笑って後ろのアナを手でさし、
「あなたと同じね」
というしぐさ。
仮装した作品と関係するフロートのキャラクターから反応をもらうと嬉しいですね!
☆まとめ
普段から紳士なキャラクターはもちろん、普段はそこまでジェントルではないキャラクターにまでプリンセス扱いされるグリとなりました。
グリの最初にお辞儀をしてくれたり、撮影場所までエスコートしてくれたり。
特に手の甲や顔へのキス、手を取って一緒に踊ってくれる率は普段よりかなり高い印象を受けました。
特にときめいたのは、ひざまづいて手の甲にキスしてくれたミッキー。
慣れていないせいで「うわぁ!」と動揺してしまったので、次の年は優雅に受けられるように精進したいです。
なお、女性キャラクターからは
「あなたのドレスが見たい!」
と一回転させられる動作が多発。
「素敵なドレスね!」
と褒めてくれますよ。
中には仮装作品に関係するポーズやしぐさをしてくれるキャラクターも!
また、仮装をしていると「とびら開けて」のワンシーンを再現してくれたゼペットのほか、
「寒くない?」
と二の腕をさすって心配してくれたプルートなど(ちなみにその日は猛暑でした)、瞬時の理解と応対を求められることもしばしば(笑)
当たり前ですが、仮装作品にまつわる基本的なストーリーや名シーンを把握しておくと、楽しいグリーティングにつながりますよ!
ディズニーへ仮装していくと、他のゲストと交流できる!
さて、全身仮装をしていると、反応してもらえるのはキャラクターだけではありませんでした。
ディズニーハロウィーンへ仮装して行ったことのある方はお分かりかもしれませんが、仮装していくと他のゲストさんと交流することができます!
いつものディズニーとは異なる楽しみ方ができますよ。
今回、筆者が交流したゲストさんをご紹介しましょう。
☆制服のゲストさん
ミートミッキーを出たところで声をかけられます。
「すみません、写真撮ってもらっていいですか?」
振り返ると、直視できない若くてピチピチの制服ディズニーJKゲスト。
「ハァいいなぁ」
「かわいいなぁ」
「うらやましいなぁ」
と心の中でもう戻らないあの頃を惜しんで泣きながら、顔は笑顔で
「もちろんです!スマホお借りしますねー。ここ押すだけですか?」
と構えると、JK二人は顔を見合わせ、
「あっ、違っ……」
「その、一緒に……!」
「!? えっ!?」
思わぬ雲行きに動揺していると、JKが両手握りしめて言いました。
「アナ雪すごく好きで……!アナが歩いてるから、どうしても撮りたくて。戴冠式のドレスが一番好きなんです!」
筆者もアナ雪が好きで仮装していたので、「仲間発見!」という気分になりました。
「エルサの衣装も、実は戴冠式のが一番好きで!」
「あああ分かります! すごく分かります!」
と盛り上がることができました。
☆小さなゲスト
道を歩いていると、あちこちから声をかけられます。
そのほとんどが子供たち。
「アナー!」
呼ばれて振り返ると、もみじみたいなちっちゃな手を振ってくれています。
笑って手を振り返すこと数えきれず。
そして、カメラを構えたお母さんやお父さんに
「娘と一緒に写真に写ってもらえますか?」
と頼まれることも複数回。
女の子だけでなく、
「アナー!僕、お姉さんたちのことさっきも見たよ!」
と手を振ってくれる男の子のゲストもいましたが、やはりプリンセスだけに女の子の反応が強かった気がします。
ショップで商品を選んでいると、「ガシッ!」とドレスに抱きついてきた子もいました(笑)
筆者の場合、特に強かったのがエルサ仮装の子供たちの視線。
お母さんの後ろに照れくさそうに隠れながら、
「アナ…」
と小さい声で呼んで手を振ってくれた女の子には、
「エルサ、一緒に写真を撮ってもらえる!?」
と思わずお願いしちゃいました!(笑)
ちなみに、子供たちに呼ばれたときの対応として最も喜んでもらえたのは、スカートを持ち上げてのお辞儀です。
相手がプリンセスの仮装をしていれば、同じくスカートを持ち上げてかわいらしいお辞儀で返してくれますし、そうでない女の子も目を輝かせて喜んでくれました。
プリンセス仮装の方はぜひお試しあれ。
そして、どんな時も小さいプリンセスたちを優先してあげてね!
☆外国からのゲスト
驚いたのがコレ。
周囲から、
「アナだ!」
「全身仮装だ!」
とささやく声は数多聞こえてきても、そこから
「一緒に写真撮りませんか」
と声をかけてくるゲストは一部です。
筆者も、一緒に写真撮りたいな…!と思った仮装者さんはたくさん見かけたのですが、実際に声をかけて撮影させていただいたゲストはほんの一部。
要はタイミングの問題。
が、しかし。
買い物中だろうがアトラクの並び列だろうがごはん中だろうが、とにかく
「見つけたァ!」
とばかりにアグレッシブに声をかけてくれたのが外国からのゲストでした。
トゥモローランドでアイスを買ってきて、「さあ食べるぞ!」と口を開けたとき背後から話しかけてきてくれたのは、本場アメリカから来たというご夫婦。
「Can you speak English!?」
と食い気味に話しかけられ、(ア、アイスを注文したいのかしら…!?)と動揺したのですが、
「You are very、very、アー……!」
と英語が分からない私たちにも分かる言い回しを選び、
「very high quality!」と褒めてくれました。
そういえば、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドへ行ったときも、すれ違う人が
「素敵なTシャツね」
「私、そのキャラクター好きよ」
と声を掛け合っていたっけ。
『他人でも素敵だと思ったらその場で褒める』というのが日本よりよっぽど自然なのかもしれません。
嬉しかったです。
その他、「シャシン!」と笑顔でカメラを構えてくれたアラブ系のお姉さんや、「カワイイ!」と手を振ってくれたアジア系のお姉さんなど、積極的に写真を頼まれたのが日本人よりむしろ外国の方々でした。
このアグレッシブさはぜひ見習いたいところです。
☆全身仮装の方とも!
全身仮装の期間中ですから、もちろん同じ仮装をしたゲストとも頻繁にすれ違います。
フォトスポットで出会った同じ戴冠式アナの写真を手伝ったとき、
「アナ、すごくかわいい!」
「そっちのアナこそ!」
とお互いに褒め合うという珍事が起きました(笑)
ちなみにその方は同行者の仮装も同じだったので、「もう運命ですね!」とばかりに一緒にお写真を撮ることに。
同じ仮装の人だけでなく、全く別作品でも「うわー、すごいなー!」と目を引くゲストを見かけたら、声をかけて一緒に写ってもらったりしました(もちろん相手の方とのタイミングが合えば、ですが)。
赤の他人に声をかけるなんて普段では考えられませんが、そこは全身仮装の魔法です。
少なくとも筆者は、写真を頼んで断られることはなく、皆さんバッチリポーズを決めて写ってくださいました。
ということで、自分が仮装をしている・していないは関係なく、『すごい!』と思ったらじゃんじゃん声をかけちゃいましょう。
誉められて嫌な人はいません!
非日常的なコミュニケーションは楽しいですよ。
ディズニーで仮装した時のキャストさんの反応
プリンセスの仮装をしていると、「ごきげんよう!」と挨拶してくれるキャストさんがほとんどです。
ぜひスカートを持ってお辞儀し返してくださいね。
また、ショップキャストさんはお土産を包んでいる最中、
「アナ、今日はエルサと一緒ですか?」
「いえ、今日はベルと一緒です!」
「ああ! そうなんですね。でもそっちの方がよかったかも。今日みたいに暑いと、エルサはへばっちゃうかもしれませんものね」
「ほんとだ(笑)溶けちゃうかも(笑)」
という会話で楽しませてくれました。
また、道行くキャストさんは筆者を見て、
「今日はハンスは一緒じゃないんですか!?」
「え、あ、はい! いません」
「よかった~! アナ、あなたにはもっといい人がいるからねっ!」
と親指立てて去っていきました。
原作を知っているだけに、その場でひとしきり笑いました。
まとめ
ディズニーでの全身仮装は、あくまで『仮装』。
しかし、子供たちの目には一人のプリンセスとして映ってしまいます。
仮装をしている間は、そのキャラクターのイメージを損なわないふるまいや言動をしないとな、と小さいゲストの視線に晒されて改めて強く思いました。
ただ、お手洗いに立った時に
「今アナいた!」
「えっ、どこ!?写真撮りたい!」
「トイレ入ってった」
という会話が聞こえたときはいたたまれない気持ちと共に思わず吹き出してしまいました。
なんだか、ごめん。
でもそれくらい許してほしい。
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