トイストーリーがもっと楽しくなるアメリカ文化特集!移動遊園地やヤードセールって何?
ピクサー映画『トイ・ストーリー』シリーズに登場するアメリカ文化を特集!例えば、『トイ・ストーリー4』の「移動遊園地」や、『トイ・ストーリー2』の「ヤードセール」。日本にはあまり馴染みがないものなので、映画を見ていて「何だろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか?歴史や風習を知っていればトイストーリー映画がもっと楽しくなる!トイストーリー映画に登場するアメリカならではのシーンを解説します◎
こんにちは!
ディズニー作品では「トイ・ストーリーシリーズ」が1番好きな、かなざわまゆです。
トイ・ストーリーといえば、長編4作品に加えて、短編も複数制作されている大人気作品!
『トイ・ストーリー5』の制作も進行中ということで、今後が楽しみな作品でもあります◎
そんな映画トイ・ストーリーシリーズには、アメリカならではのシーンが登場することがあります。
「これなんだろう?」「どういう意味?」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
今回はトイ・ストーリーシリーズに登場するアメリカ文化を紹介!
歴史や風習なども含めて、アメリカならではのシーンを解説していきますよ。
知っていれば、もっとトイ・ストーリーシリーズを見るのが楽しくなるはずです♪
・トイ・ストーリーのアメリカ文化②ヤードセール
・トイ・ストーリーのアメリカ文化③モーテル
・トイ・ストーリーのアメリカ文化④ウッディのラウンドアップ
・トイ・ストーリーのアメリカ文化⑤ヤドリギ
トイ・ストーリーのアメリカ文化①移動遊園地
まずは、2019年に公開された『トイ・ストーリー4』に登場する「移動遊園地」です。
キャンピングカーで両親と旅行に出かけたボニー。
ウッディたちおもちゃも一緒に出かけますが、自分自身を「ゴミ」だと思い込んでいるフォーキーは、途中で車から逃げ出してしまいます。
車を降りてフォーキーを見つけ出し、ボニーの元へ連れ戻そうとするウッディ。
途中で2人はアンティークショップに辿り着きますが、そのお店のすぐ近くに来ていたのが「移動遊園地」でした。
移動遊園地はその名のとおり、期間限定でその場所で営業を行い、時期が来たらまた別の場所で運営される遊園地のこと。
日本では、「遊園地」といえば特定の場所でずっと営業されるものがほとんどのため、初めて見ると驚くかもしれませんね。
アメリカの移動遊園地には、乗り物や飲食店のほか、映画でダッキーとバニーがいたような射的ゲームなどが並んでいることが多いようです。
場所を移動して営業する点が異なるだけで、私たちがイメージする遊園地と中身は変わりませんね♪
ちなみに、「トイ・ストーリー・マニア!」があるディズニーシーの「トイビル・トロリーパーク」も、移動遊園地という設定なんですよ!
トイ・ストーリーのアメリカ文化②ヤードセール
続いて、1999年公開の『トイ・ストーリー2』に登場する「ヤードセール」(ガラクタ市)に注目してみます。
映画の序盤、アンディのお母さんがヤードセールを開くと知って、おもちゃたちが慌てるシーンがあります。
そんな中で、ペンギン人形のウィージーが売りに出されてしまい、懸命に助け出そうとするウッディ。
なんとかウィージーを部屋へ戻したものの、今度は、ヤードセールを物色していたおもちゃ屋のアルにウッディが連れ去られてしまいます。
ヤードセールは「ガレージセール」とも呼ばれるもので、自宅の庭などで不用品を販売すること。
日本で置き換えるなら、家の前でフリーマーケットを開くようなものかもしれません。
日本ではほとんど馴染みがないヤードセールですが、アメリカでは週末によく開催される、ポピュラーなイベントなんだそうですよ♪
ちなみに、喉のパーツが壊れていたウィージーは、25セントで売り出されてしまいます…。
25セントは、日本円で換算するとたったの37円ほど。
不用品の販売ということで安いものが多いヤードセールですが、おもちゃがたった37円で売られてしまうと思うと少し悲しいですね。
トイ・ストーリーのアメリカ文化③モーテル
続いて、『トイ・ストーリー3』以降を描いた短編作品『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』より「モーテル」を紹介します。
ボニーたちと一緒に車で出かけたウッディたち。
しかし、途中で乗っていた車のタイヤがパンクしてしまいます。
修理が明日まで来られないということで、仕方なく道中で宿泊することになったボニーたち。
彼女たちが泊まったのが「モーテル」でした。
モーテルとは、車での旅行者を対象とした簡易宿泊所のこと。
「motor(車)」と「hotel(ホテル)」が合わさってできた名称となります。
宿泊施設といえば、日本ではホテルが一般的ですが、自動車で移動する人が多いアメリカでは、モーテルが多く建てられていますよ!
モーテルは車での旅行者が泊まるため、駅から近い場所などではなく、幹線道路沿いにあるのが特徴。
建物はアパートのような構造をしていて、各部屋の前には駐車スペースが設けられています。
一方で、設備やアメニティーなどは日本のビジネスホテルとあまり変わりありません。
作中でも、ポテトヘッドがアメニティーを探しに行くという発言をしています!
トイ・ストーリーのアメリカ文化④ウッディのラウンドアップ
続いて、『トイ・ストーリー2』に登場する西部人形劇「ウッディのラウンドアップ」です。
ヤードセールからアルに連れ去られたウッディは、ジェシー、プロスペクター、ブルズアイによって、自分が「ウッディのラウンドアップ」という番組のキャラクターであった事実を知ります。
「ウッディのラウンドアップ」はウッディを主役とした番組であり、かつては絶大な人気を誇っていました。
しかし、最終回を前にして番組は打ち切りに。
「なんで打ち切りになったんだ?」というウッディの問いかけに対し、プロスペクターは「子どもたちは宇宙に夢中になった」と説明しています。
実際のアメリカでも、1957年に人類初の人工衛星「スプートニク」が打ち上げられたことにより、人々の注目は宇宙へと向かいました。
世界に激震が走ったこの出来事は、「スプートニク・ショック」と呼ばれています。
「ウッディのラウンドアップ」も、スプートニク・ショックの影響で人気が低迷してしまったのでしょう。
ちなみに、トイ・ストーリーの第1作目で、アンディのお気に入りのおもちゃがウッディからバズへ移っていったことも、このスプートニク・ショックを表現しているものと思われます。
トイ・ストーリーシリーズ自体が、こうしたアメリカの歴史を上手く取り入れて制作されたもということが分かりますね!
トイ・ストーリーのアメリカ文化⑤ヤドリギ
最後に、1995年に公開された『トイ・ストーリー』1作目の終盤のシーンについて解説します。
無事に引っ越しを終え、仲良くクリスマスを過ごすおもちゃたち。
途中でウッディはボー・ピープに呼ばれ、羊たちがヤドリギを持っている下でキスを交わします。
「ヤドリギの下でキスを交わす」というシーンは、アメリカの風習によるもの。
もともとアメリカには「ヤドリギの下にいる男女はキスをしてもよい」「ヤドリギの下でキスをすると幸せになれる」といった言い伝えがあります。
ヤドリギ自体にも、「キスしてください」という花言葉があるんですよ♡
この意味を知っていると、よりドキドキしてしまうシーンですね♪
まとめ
トイ・ストーリーシリーズに登場するアメリカ文化について紹介しました。
日本人にはあまり馴染みのないものもありますが、意味を知っているとより映画が楽しくなりますね!
長編・短編と、複数の作品が制作されているトイ・ストーリーシリーズ。
ぜひアメリカならではの文化・風習・歴史にも注目しながら、作品を鑑賞してみてください♪
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