【ディズニー】ふしぎの国のアリスの生みの親、ルイス・キャロルってどんな人?プロフィールから名言まで徹底解説!
今回はアリスの生みの親「ルイス・キャロル」についてご紹介!今もなお圧倒的な人気を誇るディズニー映画「不思議の国のアリス」!主人公のアリスや、いかれ帽子屋のマッドハッター、謎のチェシャ猫など、魅力的なキャラクターがたくさん登場します!ユニークで奇抜なワンダーランドの世界観が素敵な本作の原作者、ルイス・キャロルについてまとめてみました。
こんにちは。
ディズニーリゾート大好き2歳と4歳の2児のママTommyです。
小さい頃、両親にアリスの衣装を買って貰ってディズニーランドに着て行ったことを今でも嬉しかったなぁと覚えています。
幅広い世代に今もなお語り継がれる『ふしぎの国のアリス』。
その原作者であるイギリスの作家ルイス・キャロルはご存じでしょうか?
今回は、ルイス・キャロルの生涯や作品、名言やディズニーとの関わりについて徹底解説していきます!!
早速見ていきましょう!
- ◆ルイス・キャロルの代表作
・ルイス・キャロルの名言について
- ①どんなことにも教訓はある。君がそれを見つけられるかどうかさ。
- ②どの道を行くかは、あなたがどこに行きたいかによります。
- ③私は昨日の私に戻ることはできない。なぜなら、昨日の私は別の人間だったのだから。
・原作「不思議の国のアリス」誕生について
・続編「鏡の国のアリス」の存在について
・ディズニーアニメ「ふしぎの国のアリス」との関わり
- ◆「鏡の国」と「ふしぎの国」を融合した世界!
・実写映画「アリス・イン・ワンダーランド」との関わり
ルイス・キャロルについて
ルイス・キャロルは、1832年1月27日生まれのイギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人です。
本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンで、作家として活動する際は「ルイス・キャロル」のペンネームを使っていたそうです。
チャールズ少年は、幼少期から生涯に渡って吃音症(きつおんしょう)に悩まされていました。
吃音症とは、言葉をなめらかに話せない障がいのことです。
チャールズの場合、吃音の症状は大人と関わる時だけに表れ、子ども相手には滑らかに、自由に話すことができたそうです。
その為、チャールズはいつも子どもとのコミュニケーションを好んでいました。
不自由な幼少時代を送りながらも、彼は1854年にオックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジを卒業すると、同校の数学講師に赴任し26年間勤務し続けました。
同時に写真撮影を趣味としていたチャールズは、24年間で約3000枚もの写真を撮影し、自らの写真館を持つほどの著名な写真家としても知られるようになりました。
やがてチャールズは「ルイス・キャロル」というペンネームで詩や小説にも着手し、風刺とユーモラスにあふれる彼の作品はイギリス中で評価されるようになったのです。
◆ルイス・キャロルの代表作
ルイス・キャロルが19世紀に残した代表作品は以下の通り!
なお、他にも雑誌や詩、写真などで数多くの作品が評価されています。
アーティストとして類まれな多才さを誇っていたことが分かりますね。
ルイス・キャロルの名言について
ルイス・キャロルは、数々の名言を残しています。
名言の中からは、「不思議の国のアリス」の世界観を連想されるようなものが数多くあり、キャロル自身の思想の根底に「不思議の国」があるのではないかと想像が膨らみます。
①どんなことにも教訓はある。君がそれを見つけられるかどうかさ。
「不思議の国のアリス」原作内には多くの教訓が記されています。
ディズニーアニメ版でも、双子のディーとダムがする「カキ(ヤングオイスター)のお話」は非常に教訓的な内容でした。
・【ふしぎの国のアリス】ヤングオイスター徹底解説!セイウチに食べられる?!衝撃的な結末とは
②どの道を行くかは、あなたがどこに行きたいかによります。
ワンダーランドの中をさまようアリスに響く言葉のひとつではないでしょうか。
どこに行きたいかによって、自分のいくべき道が見えてくるという、一見逆転しているような発想が、実は大切な一歩なのかもしれませんね。
③私は昨日の私に戻ることはできない。なぜなら、昨日の私は別の人間だったのだから。
冒頭で退屈そうにお姉さんの歴史の話を聞いているアリスと、ワンダーランドから戻ってきたアリスは別人のように成長していますよね。
人は目には見えていないけれど、1日1日成長していて、昨日の自分に戻ることはできない。
そう思うと1日1日を大切にしなければならない、と考えさせられますね!
原作「不思議の国のアリス」誕生について
ルイス・キャロルの原作『不思議の国のアリス』はどのようにして誕生したのでしょうか。
1862年の夏、キャロルが知人の娘であるアリス・リデルの為に即興で作って聞かせた物語が、最初の「アリス」の物語であるとされています。
「不思議の国のアリス」の主人公アリスのモデルになったアリス・リデルは、キャロルが即興で作ったこの物語をとても気に入って、「私の為に書いて欲しい」とキャロルにお願いしました。
それによりキャロルは、「不思議の国のアリス」を執筆することになり、1863年に本文が完成しました。
絵を描くことも得意であったキャロルは、自ら描いた挿絵を添えて、1864年の冬にクリスマスプレゼントとして「地下の国のアリス」と題した直筆の本をアリス・リデルに贈りました。
その後にキャロルは、「地下の国のアリス」の写本を出版社へ持ち込んだところ、とても好意的な反応を得て、本として出版されることになったのです。
ちなみに、原作に更に物語が書き足された「アリス」の作品に対して、キャロルは「妖精の国のアリス」と「アリスの黄金の時間」というタイトルを提案していたようです。
しかし、こちらは却下され「不思議の国のアリス」というタイトルに落ち着いて1865年に出版されました。
『ふしぎの国のアリス』では、幼い少女アリスが、白うさぎを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプ、帽子屋や三月うさぎといった風変わりなキャラクターたちと出会いながら、その世界を冒険する物語が描かれています。
登場するキャラクターたちは、実際にキャロルや、アリス・リデルたちの周りにいた人々がモチーフになっているようです。
きっと個性豊かなワンダーランドのキャラターも、アリス・リデルやルイス・キャロルにとっては身近な存在として描かれていたのでしょう!
こうして『不思議の国のアリス』の物語は誕生したんですね。
続編「鏡の国のアリス」の存在について
キャロルは1871年、『不思議の国のアリス』の続編として『鏡の国のアリス』を出版しました。
前作で不思議の国を冒険したアリスが、鏡を通り抜けて異世界に迷い込む冒険物語です。
最初から出版を目的に作られた「鏡の国のアリス」の物語は、「不思議の国のアリス」よりも知的な構成となっています。
アリスたちはチェスのルールに従って鏡の国を冒険すると言う展開がトリッキーな作品となっていますよ!
作家でありながら、数学者であり、論理学者であるキャロルだからこそ作ることのできた物語ですよね。
また「鏡の国のアリス」では、ハンプティ・ダンプティやトゥイードルダムとトゥイードルディーといった、マザー・グースに由来するキャラクターが登場します。
なお、作中にはキャロル自身が創作したナンセンス詩の代表作と言われる「ジャバウォックの詩」が描かれています。
この詩では、ジャバウォックという名の正体不明の魔獣が、名前のない主人公によって打ち倒される出来事を、叙事詩のパロディ形式で表現しています。
詩の中に出てくる単語の多くは、キャロルが創作した「かばん語」が用いられているそう。
物語を創作するだけでなく、絵を描いたり、新しい言語を創作したり、キャロルはとても多才であったと言えますね。
ディズニーアニメ「ふしぎの国のアリス」との関わり
ディズニーアニメーション映画『ふしぎの国のアリス』は、ルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の物語を混ぜてアレンジしたものとなっています。
原作では、数学者であり論理学者でもあるキャロルらしく、高度な言葉遊びの描写が多くありました。
一方、ディズニーアニメ版ではその要素を減らした、多くの子どもが楽しめるようなミュージカル映画に仕上がっていますよ。
◆「鏡の国」と「ふしぎの国」を融合した世界!
ディズニー版の『ふしぎの国のアリス』は、原作『ふしぎの国のアリス』、原作『鏡の国のアリス』の両作がモチーフとなっています。
例えば、特徴的なキャラクターのひとりである、双子のディーとダムは、『鏡の国のアリス』に登場しています!
また、ディズニーアニメ版「ふしぎの国のアリス」では、ヴィランであるハートの女王も印象的ですよね!
彼女のモデルは、原作『不思議の国のアリス』に登場する「トランプのハートの女王」と、『鏡の国のアリス』に登場する
「赤の女王」を組み合わせて造られたキャラクターとされています。
タイトルの通り不思議な物語となっていますが、原作の高度な言葉遊びは言語的にとても評価されているようです。
もし英語が得意な方がいらっしゃったら、ぜひ原作を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
・【ふしぎの国のアリス】映画のあらすじと登場人物を徹底解説!
実写映画「アリス・イン・ワンダーランド」との関わり
2010年に公開された、実写版ふしぎの国のアリスといえる「アリス・イン・ワンダーランド」。
大人になったアリスが、不思議な世界を冒険するストーリーになっており、主人公のアリスが子どもではなく19歳の大人になっている点が原作と大きく異なります。
登場キャラクターは、トゥイードルディーとトゥイードルダム、赤の女王、ハンプティ・ダンプティ、ジャバウォッキーなど!
原作に登場するキャラクターが、アニメ版よりも忠実に再現されているところが魅力のひとつではないでしょうか。
また、続編の「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」では、鏡を通って不思議の国を行き来する描写が描かれています。
こちらも原作の「鏡の国のアリス」をモチーフにしていると言えます。
ディズニーアニメ版、実写版それぞれに違った魅力があるので、比較しながら観てみても楽しそうですよね!
・アリス・イン・ワンダーランドの魅力!あらすじ&登場キャラまとめ!人生の転機にヒントがもらえる映画?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
とても奥が深い「ふしぎの国のアリス」の世界。
原作を読んで、映画をそれぞれ鑑賞し直してみると、更にアリスやふしぎの国のキャラクターたちのことが好きになってしまいそうですよね。
ぜひ、この記事をきっかけに「ふしぎの国のアリス」を再度楽しんでみてくださいね♪
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