日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルされる!?気になる噂を徹底検証!
東京ディズニーリゾートの「ディズニーリゾートライン」の駅のBGMから「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」が削除されたことでファンが騒然!アメリカにあるスプラッシュマウンテンはリニューアルが決定していますが、日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルされてしまうのでしょうか?
こんにちは!
アンダー・ザ・シーに住むのが夢、るんにゃんです。
今回は、スプラッシュマウンテンのリニューアルの噂について、解説します。
アメリカでは既にリニューアルの告知がありましたが、日本でもリニューアルされてしまうのでしょうか?
- ◆『南部の唄』の問題点
・2022年8月「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」が日本のパークから消えた!?
・日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルされるの?
アメリカのスプラッシュマウンテンはリニューアル決定済み
カリフォルニアの「ディズニーランド」と、フロリダの「マジック・キングダム」では、スプラッシュマウンテンのリニューアルが既に決定しています。
『プリンセスと魔法のキス』をテーマにしたアトラクションにリニューアルされる予定です。
スプラッシュマウンテンはアメリカの2パークと日本にしかないアトラクションのため、アメリカパークの大幅リニューアルが完了すると、今のようなスプラッシュマウンテンは、日本でしか乗れなくなります。
では、アメリカのスプラッシュマウンテンは、どうしてリニューアルする流れになったのでしょうか?
発端は、全米各地で盛り上がりを見せた「ブラック・ライヴズ・マター」などの、人種差別の撤廃を訴えるデモでした。
これらのデモが後押しとなってか、スプラッシュマウンテンのリニューアルを求める署名活動もスタートしました。
アトラクションに乗ったことのある方は「スプラッシュ・マウンテンが人種差別?」と不思議に感じたかと思います。
「スプラッシュマウンテン」は、そもそも『南部の唄』という映画をテーマにしたアトラクションです。
問題となっているのは、この『南部の唄』という映画。
映画『南部の唄』は、現在では封印された作品となっていて、販売も配信もされていないんです。
筆者も、ストーリーの概要は知っていますが、人生で1度も見たことがありません…。
署名活動の影響かどうかは分かりませんが、アメリカの2パークでは「スプラッシュ・マウンテンを『プリンセスと魔法のキス』をテーマにしたアトラクションにリニューアルする」という発表がありました。
・【米ディズニー】スプラッシュ・マウンテンの題材を『プリンセスと魔法のキス』に変更!原作が人種差別的?東京のリニューアルは?
◆『南部の唄』の問題点
では、映画『南部の唄』の問題点はどこにあるのでしょうか?
なお、これらの話題はデリケートな部分で、今回紹介する問題点についても様々な意見があるということを、ご承知おきください。
『南部の唄』のストーリーは、農場で働く黒人の「リーマスおじさん」が話すおとぎ話を、ジョニーという白人の少年が聞き、ジョニーが成長していくというもの。
スプラッシュマウンテンに登場する「うさぎどん」たち動物は、リーマスおじさんが話すおとぎ話の中に登場するキャラクターです。
『南部の唄』は、ジョーエル・チャンドラー・ハリスが、黒人の間に伝わる昔話や民話などを集めた『リーマスおじさん(リーマスじいやの物語)』という本を原作としています。
映画では、ジョニーとリーマスおじさんのシーンを実写で、リーマスおじさんのおとぎ話をアニメーションで描いているのですが、実写シーンについては、ディズニーのオリジナルストーリーが多くを占めています。
このようなストーリーの『南部の唄』は、公開当時から批判が相次いでいました。
『南部の唄』の物語は、奴隷解放宣言後のアメリカ南部が舞台となっているのですが、白人と黒人の交流を幸せそうに描くというのは、実際の時代とは大きくかけ離れているのではないか?という問題です。
(※ディズニーは映画内で明確な時代設定を示していません)
「でも奴隷解放後なんでしょ?仲良くしちゃいけないの?」と感じる方もいるかと思いますが、そもそも奴隷解放宣言があったからといって瞬間的に差別がなくなるでしょうか?
「黒人と白人が仲良くすること」がダメなのではなく、「時代背景的にあり得ない事象を、勘違いを生むような表現で描く」という点が問題なのだと思います。
現実には、つい最近まで黒人を奴隷として扱っていた時代だったのに、映画では黒人と白人が仲良く、そして黒人が幸せそうに白人に仕えている、ということですから…。
2022年8月「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」が日本のパークから消えた!?
アメリカのスプラッシュマウンテンのリニューアルが決定したことで、ファンの間では「日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルするんじゃ?」と心配する声が上がりました。
アメリカのリニューアル発表時点で、日本のスプラッシュマウンテンがリニューアルされるのかどうかは、発表されていませんでした。
しかし、最近になって「リゾートゲートウェイ・ステーションのBGMからジッパ・ディー・ドゥー・ダーが消えた」という話題がSNSで拡散されました。
2022年8月19日(金)から、ディズニーリゾートラインの駅舎内で楽曲の使用を一部取りやめているそうです。
一部では「パークから削除された」と騒ぎになりましたが、2022年8月30日(火)時点では、舞浜駅のBGMなどでジッパ・ディー・ドゥー・ダーが使用されているようですので、削除されているのはリゾートゲートウェイ・ステーションのみのようです。
日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルされるの?
では、日本のスプラッシュマウンテンもリニューアルされるのでしょうか?
スプラッシュマウンテンがあるクリッターカントリーは、スプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーを主軸にして構成されているため、アトラクションの内容だけを大幅に変更するというのは、難しい話だと思います。
他のパークに比べて、東京ディズニーランドのクリッターカントリーは、バックグラウンドストーリーを強く押し出しているので、スプラッシュマウンテンをアメリカ同様に『プリンセスと魔法のキス』に変更するのは厳しいのではないでしょうか?
クリッターカントリーの物語は、アライグマのラケッティが、密造酒を作っていた蒸留器を誤って爆発させてしまったことから始まります。
その爆発でビーバーブラザーズが作っていたダムが決壊し、ダムの水は「チカピンヒル」という山の洞窟へ流れ込みます。
辺り一面水浸しになってしまい、以来「チカピンヒル」のことを「スプラッシュ・マウンテン」と呼ぶようになったんです。
スプラッシュマウンテンでは、ダムの水が洞窟内に流れ込んだ影響で川下りができるようになります。
これが、スプラッシュマウンテンで川下りをする理由です。
また、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」も、このバックグラウンドストーリーから来ているアトラクションです!
このように、日本のスプラッシュマウンテンをリニューアルするということは、クリッターカントリーのバックグラウンドストーリーにも関わる問題です。
フロリダの場合はクリッターカントリーが存在していないですし、カリフォルニアの場合はクリッターカントリーの隣に「ニューオーリンズ・スクエア」という別のテーマランドがあるため、ニューオーリンズが舞台の『プリンセスと魔法のキス』にリニューアルしても違和感がありませんでした。
また、東京ディズニーランドではスペースマウンテンと周辺一帯のリニューアルが決定しています。
大型アトラクションを同時にクローズするのはリスクがあると思うので、同時期にスプラッシュマウンテンをリニューアルする可能性は低いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、スプラッシュマウンテンのリニューアルについて解説しました。
アメリカと違い、日本のスプラッシュマウンテンは、エリアのバックグラウンドストーリーにも関わっているため、簡単にはリニューアルに踏み切れないのではないかな?と筆者は思っています。
スペースマウンテンのリニューアルも控えているため、同時期に大型アトラクション2つをクローズする、というのも考えにくいです。
「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」についても、現時点ではディズニーリゾートラインのBGMのみ削除となっています。
これからまた動きがありましたら、キャステルでも随時お伝えしていきます!
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