【ジブリ】映画『崖の上のポニョ』に登場する”宗介”を徹底解説!年齢、本名、家族構成、その後など
2008年公開のスタジオジブリ映画『崖の上のポニョ』は、海で暮らす魚の少女と心優しい人間の少年の出会いと冒険を描いたストーリーです。中でも、空き瓶にはまって動けなくなっているポニョを助ける少年・宗介は、「年齢や本名(苗字)は?」「ポニョとどうなったの?」などについて疑問の声が多く上がっているキャラクター。そこで、「宗介」に焦点を当てて、ジブリ映画『崖の上のポニョ』を紐解いていきます。
こんにちは、Reneです。
2008年公開の宮崎駿監督によるジブリ映画『崖の上のポニョ』は、さかなの少女・ポニョが人間の少年・宗介と出会い、恋に落ち、人間に憧れる物語です。
作中にはたくさんの魅力あふれるキャラクターが登場していますが、中でも「宗介」は大きな存在感を放ち、注目されています。
そんな、宗介の魅力とはどこにあるのでしょうか。
宗介の苗字(本名)、年齢、性格、家族構成をはじめ、声優や名台詞、物語のその後について徹底解説していきます。
それでは早速みていきましょう!
・崖の上のポニョ:宗介の年齢
・崖の上のポニョ:宗介の本名
・崖の上のポニョ:宗介の性格
・崖の上のポニョ:宗介の名セリフ
・崖の上のポニョ:宗介の声優
・崖の上のポニョ:宗介とポニョのその後
崖の上のポニョ:宗介の家族構成
宗介は、一人っ子で両親と3人家族です。
作中では宗介と母親のリサが2人で暮らしているので、シングルマザーの家庭に見えますが、宗介には船長として海に出ている父親・耕一がいます。
父親の耕一は、リサが「耕一が帰ってくるから」とウキウキで料理をしようとしたところ、仕事の都合で帰れなくなったと電話が入り、拗ねてしまうシーンで登場していました。
丘の上からモールス信号を使って、宗介が父親と会話をするシーンが印象的ですよね。
崖の上のポニョ:宗介の年齢
宗介の年齢は5歳。
5歳にしては自立していて、他人への気配りも良くできるので、精神年齢は高めです。
ちなみに、母親のリサは25歳、父親の耕一は30歳の設定となっています。
崖の上のポニョ:宗介の本名
ジブリ映画『崖の上のポニョ』で、宗介、リサ、耕一の苗字が明かされることはありませんでした。
さらに、スタジオジブリから公式に発表されているキャラクター紹介では、「宗介」と表記されているので、本名や苗字は明確にされていません。
しかし、宗介の本名は、これじゃないかな…という候補がひとつ上がっているのです。
それは、「野中宗介」です。
宮崎駿監督は、『崖の上のポニョ』の前には『ハウルの動く城』を制作していました。
『ハウルの動く城』を完成させたのちのブレイク期間で宮崎駿監督は、「夏目漱石全集」を読了していたそうなのです。
夏目漱石全集の中の『門』に登場する主人公は「野中宗介」という名前。
もしも、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』制作前に手に取った夏目漱石全集から影響を受けているとすれば、宗介の苗字は、「野中宗介」となります。
「野中宗介」「野中リサ」「野中耕一」
3人とも名前の響きはピッタリですね。
崖の上のポニョ:宗介の性格
宗介はどんな性格の持ち主なのでしょうか?
2つのポイントから、宗介の性格を読み解いてきましょう♪
◆正義感が強い
宗介は、海辺で空き瓶にはまって動けなくなっているポニョを見つけると、すかさず助けに行きます。
荒波が押し寄せていても、怯むことなくポニョを救い出す姿はヒーローそのもの!
正義感あふれる性格です。
さらに、リサがひとりでひまわり園に行くことになった際も、ポニョを守ってあげると心に決めて、その決意通り、最後までポニョを守り抜きます。
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◆優しい
作中では、随所で宗介の優しさが垣間見えます。
保育園や老人ホームでは、宗介のことが大好きな女の子やおばあさんがたくさんいましたよね。
保育園の友達にポニョがいたずらした時はすぐにフォローしたり、老人ホームにいるおばあちゃんたちに折り紙のプレゼントをしたりする宗介。
度々自然に見せる紳士的な一面は、多くの人から愛される要因になりうるでしょう。
真面目でサバサバしているお母さん・リサから真っ直ぐの愛情を受けてすくすく育っているからこそ、素直で優しい男の子に成長しているのかもしれません。
また、宗介はポニョに対しても優しさを見せていました。
宗介の街が浸水してしまった翌日、宗介はポニョを連れてリサを探しに行きます。
その道中、ポニョはフジモトの魔法によって眠気に襲われるのです。
この先、どうなるか分からない状況でスヤスヤと相方が眠り始めれば、多くの人は起こしてしまうでしょう。
しかし、宗介はポニョのことを眠らせたまま、自分1人の力を振り絞って船を押していくのです。
ポニョは疲れが溜まっているのだろうと考えた宗介の優しさが炸裂したシーンです。
崖の上のポニョ:宗介の名セリフ
『崖の上のポニョ』のストーリーで登場する宗介の名言をご紹介します。
大丈夫だよ、僕が守ってあげるからね。
空き瓶にはまってしまったポニョを助けた宗介。
緑色のバケツに入れて保育園に向かう車中で、宗介がポニョに言ったセリフです。
実際に保育園の先生にバレないように茂みに隠したり、ポニョを保育園の友達や施設のおばあちゃんからかばってあげるなど、言葉だけでなく行動で示すかっこよさがありました。
僕も好き。
ポニョが宗介に「好き」と言った時、宗介がポニョに言い返したセリフです。
ポニョと宗介が人間として一緒に生きるためには、ふたりの揺るぎない絆が絶対だとポニョの母親・グランマーレは言います。
幼いながらも純粋に好きな気持ちを伝え合えられる宗介とポニョは素敵ですよね。
リサ泣かないの、僕も泣かないから。
船長をしている耕一が仕事の都合で予定日に帰宅できなくなったと知り、落ち込むリサに宗介が投げかけるセリフです。
父親と離れて暮らすことは、5歳児の宗介にとっても辛いはず。
それでも、目の前で落ち込むリサのために一生懸命慰めようとする優しさが伝わってきます。
僕、お魚のポニョも、半魚人のポニョも、人間のポニョもみんな好きだよ。
嵐が過ぎ去った翌日、宗介はポニョを連れてリサのいる海に沈んだひまわり園にたどり着きます。
そこで、ポニョの母親・グランマーレからポニョをずっと好きでいられるか尋ねられた時の宗介の回答です。
お魚の姿のポニョと出会ってから、宗介は、いろいろな姿をしているポニョと出会ってきました。
人間だから、魚だから…などの見た目ではなく、ポニョがどんな姿であったとしても宗介にとって大切な存在になっていたのですね。
ポニョの中身まで全てを愛することができた宗介は、グランマーレからの最後の試練に合格し、ポニョは人間になることができたのです。
崖の上のポニョ:宗介の声優
『崖の上のポニョ』で宗介の声優を担当したのは、土井洋輝さんです。
土井洋輝さんは、1999年8月10日生まれの俳優。
2006年放送の連続テレビ小説「芋たこなんきん」や、2008年放送の「水戸黄門」などに出演経験のある子役です。
『崖の上のポニョ』でも宗介のキャラクター性を引き立てる演技を披露していますが、2008年以降、パタリと表舞台での活動が見られません。
おそらく、芸能活動を休止もしくは引退したと考えられます。
宗介役では、誰もが大好きになるような優しい口調でありながら、ポニョを守るためにはどんな人にも怯まない力強さを感じさせるセリフ回しが印象的でした。
崖の上のポニョ:宗介とポニョのその後
『崖の上のポニョ』では、ポニョの母親・グランマーレから出された最後の試練を乗り越えた宗介によって、ポニョは人間の女の子になることができました。
そして、海から地上へ戻ってきた時、ポニョが宗介にキスをして物語の幕を閉じるハッピーエンドでした。
しかし、その後、ポニョと宗介はどのようになったのか気になりますよね。
ふたりは、多くの試練を乗り越えて揺るぎない絆を築いていきますが、それでもふたりはまだ5歳です。
これから多くの出会いがあり、新しい経験をします。
ふたりが結婚するかどうかということは、まだまだ先のことなので推測することは難しいのですが、ふたりが結ばれている未来である可能性が高いです。
実は、『崖の上のポニョ』を手がけた宮崎駿監督は、本作のモチーフとなった『人魚姫』の結末に納得いっていないそうなのです。
『人魚姫』といえば、魔法使いと、人の姿になる代わりに最愛の相手から愛されなければ泡になってしまう取引をして、最終的に泡となり、海に消えていく物語。
悲劇の物語に対して宮崎駿監督は否定的な気持ちを抱いていたということもあり、『崖の上のポニョ』では、魚の子・ポニョが晴れて人間の少年・宗介と結ばれ、人間になることができました。
きっと、宮崎駿監督は、ふたりの絆が大人になっても崩れることがないということを望んでいるのではないでしょうか。
今まで数々の社会風刺や現実的な物語を痛烈に描いてきた宮崎駿監督。
『崖の上のポニョ』では、揺るぎない「愛」を小さなふたりを通してわたしたちに伝えてくれているのかもしれません。
まとめ
この記事では、『崖の上のポニョ』に登場する宗介について解説しました。
スタジオジブリキャラクターの中でもトップクラスに紳士的だと人気のある宗介。
物語で重要な役割を担っていることもあり、宗介を知ることで、「崖の上のポニョ」の作品自体の理解も深まること間違いなしです。
ぜひ、『崖の上のポニョ』を鑑賞する際は、宗介のキャラクター性に注目してみてください。
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