【ミッキーのフィルハーマジック】劇中曲の魅力と内部のトリビアをツアー形式でご紹介!
4Dシアター型アトラクション「ミッキーのフィルハーマジック」の魅力をツアー形式で解説します!Qラインやロビーの魅力に加え、劇中で使われている楽曲の魅力も登場順に紹介していきますよ!トリビアと豆知識、歴史に詰まった深い内容になっているので、ミッキーのフィルハーマジックが好きな方や、ディズニーの楽曲が好きな方はぜひチェックしてみてください!
Bonjour tout le monde!! みなさん、こんにちは!
パークフード大好き♪
ディズニーグルメ男子のだんだんです☆
今回は、筆者がディズニーランドの中でもダントツで大好きなアトラクション「ミッキーのフィルハーマジック」の魅力を”ツアー形式”でお伝えしていきますよ!
シアターにたどり着くまでのQラインやロビーの魅力に加え、劇中で巡るディズニー作品の名曲の数々を徹底解説していきます◎
◎2022年9月リニューアル後のフィルハーマジック体験レポ
・【体験レポ】リニューアル後のミッキーのフィルハーマジック!これまでとどこが変わった?
◎ディズニーランドのアトラクション一覧
・【最新】東京ディズニーランドの全アトラクション一覧まとめ♪身長制限や所要時間も
- ディズニーの「魔法の本質」を見られる特別な時間
・ミッキーのフィルハーマジック内部ツアー
- ミッキーのフィルハーマジック内部①:入り口
- ミッキーのフィルハーマジック内部②:Qライン
- ミッキーのフィルハーマジック内部③:ロビー
・ミッキーのフィルハーマジック:ドナルドの旅をツアー形式でご紹介
- フィルハーマジックツアー①:プロローグ
- フィルハーマジックツアー②:ルミエールによる素敵な晩餐会
- フィルハーマジックツアー③:不朽の名作「ミッキーと魔法使いの弟子」
- フィルハーマジックツアー④:人間の世界へ!アリエルの名曲
- フィルハーマジックツアー⑤:陽気なライオン「シンバ」が歌う
- フィルハーマジックツアー⑥:ピーター・パンを信じて空を飛ぼう
- フィルハーマジックツアー⑦:ロマンティックなアラジンの名曲を
- フィルハーマジックツアー⑧:エンディング
ミッキーのフィルハーマジックの概要
ミッキーのフィルハーマジックは、ディズニーランドの「ファンタジーランド」に位置する4Dシアター型アトラクション!
ミッキーたち率いる魔法の交響楽団「フィルハーマジックオーケストラ」の演奏会を前に、ドナルドがハプニングを起こし、ディズニー音楽の世界へ迷い込んでしまうという物語となっています。
15のディズニーキャラクター(一部声のみの出演)が登場し、立体映像に合わせて水しぶき・におい・風の演出がともなう4Dシアターで、臨場感あふれる体験ができますよ◎
ちなみに、フィルハーマジック(PhilharMagic)とは、「交響楽(Philharmonic)に魔法(Magic)を吹き込む」という意味の造語です。
ゲストは、ディズニーがこれまで紡いできた様々な時代の音楽をドナルドと一緒に巡っていくこととなりますよ。
ディズニーの「魔法の本質」を見られる特別な時間
「ミッキーのフィルハーマジック」の魅力をひと言で伝えるなら、ディズニーが培ってきた「魔法の本質」をみられることです。
ディズニーは時代を超えて、世界中の人々に魔法を与えてきました!
「魔法」で魅せるために必要なもの、それは「音楽」です!
ディズニー映画において、シンデレラが美しいドレスに身を包む瞬間や、白雪姫が真実の愛のキスで目覚めるとき、時には悪役が悪い魔法をかけるシーンなど、魔法には音楽がつきものなんです。
ミッキーのフィルハーマジックで登場する作品・音楽は、1940年代から現代までの世代を超えて愛されるディズニーの名曲の数々!
これほど幅広い時代のディズニー音楽を一挙に聴くという体験によって、ゲストは「ディズニーがいかにして人々の前で”魔法”を見せてきたのか」という長い歴史を見ていることになるんです。
この「音楽の変遷=魔法の本質」を味わうのが、ミッキーのフィルハーマジックの醍醐味です◎
いくつものディズニー映画を通して、ドナルドが巡っていく壮大な音楽の旅は、まさに本物の魔法を人々に与えるために紡いできた、ディズニー自身の旅路の象徴ともいえるでしょう!
「ミッキーのフィルハーマジック」体験後に、「いい音楽だったな」と感じる瞬間があれば、きっとあなたもディズニーの魔法にかけられているはずです♪
好きなキャラや作品が劇中に登場するという方はもちろん、これまでディズニー映画をあまり観てこなかった方も、このアトラクションを通じて、ディズニーが創り出してきた魔法の本質、音楽の素晴らしさを耳で感じてみてください!
ミッキーのフィルハーマジック内部ツアー
それではミッキーのフィルハーマジックの内部ツアーを決行します!
各スポットでみられるトリビアも紹介していくので、まわりの風景を想像しながらご覧ください◎
ミッキーのフィルハーマジック内部①:入り口
ミッキーのフィルハーマジックは、ファンタジーランドの「シンデレラ城」付近、「キャッスルカルーセル」や、「ピノキオの冒険旅行」の隣に位置しています。
豪華な金文字で施された「Mickey’s PhilharMagic(ミッキーのフィルハーマジック)」の看板がアトラクションの目印ですよ!
建物を覆う青い壁には、楽譜や音符がたくさんデザインされています。
ちなみに、入り口の看板横の縁に描かれた楽譜を読むと、映画「ファンタジア(1940年)」で使われていた楽曲「魔法使いの弟子」であることが分かります。
この曲は劇中でも登場しています!
また、この入り口付近の柱には適度な高さで王冠が装飾されており、遠近法を使うことで「王冠を被った」インスタ映え写真も撮れますよ♪
ぜひシアターに入っていく前に、入り口の装飾にも目を向けてみてくださいね◎
ミッキーのフィルハーマジック内部②:Qライン
入り口に入ると、薄明るくブルーに照らされたQラインが広がります。
まるで夜空を見ているかのような幻想的な雰囲気です。
そして、ここでも壁にご注目。
この部屋の壁にも楽譜がデザインされているのですが、こちらは「ミッキーマウスマーチ」の楽譜になっているんですよ!
落ち着いた雰囲気の屋内にも遊び心がばっちり詰まっているところが素敵ですよね◎
ちなみに、シアターの収容人数は454名です。
この部屋に入ることができれば、たいてい次の観客入れ替えで、シアター前の部屋「ロビー」へと案内してもらえます♪
ミッキーのフィルハーマジック内部③:ロビー
さらに奥へと進むとロビーがあります。
ここには、「フィルハーマジックオーケストラ」が演奏する楽曲のイメージディスプレイやポスター、そしてシアターへの入り口「オート”マジック”・ドア」があります。
「オートマチック(自動)ドア」とかけたネーミングが面白いですよね◎
このロビーはまさにトリビアの宝庫です☆
まずは、ディスプレイに潜む3体の隠れミッキーから。
それぞれ以下の場所にあるので探してみてください◎
続いて、しゃれのきいたポスター!
映画「ヘラクレス(1997年)」に登場する悪役ハデスは、地獄の神です。
地獄の炎に包まれて歌うのは、なんと”Torch Songs(失恋ソング)”だとかかれています。
これは”Torch”が灯りや燃え上がるものを意味する言葉とかけているんですよ!
また、映画「アラジン(1992年)」に登場するランプの魔人ジーニーは、「”Blues(ブルース)”を歌う」とポスターに書かれています。
こちらもシャレのきいたポスターで、ジーニーの体が”Blue(青色)”というポイントとかけているわけです。
英語に自信のある方は、ポスターの英語に隠された意味にも注目してみてください!
そして、ロビーで待つ間、時々ミニーやグーフィーの声が聞こえてきます。
ミニーは「フィルハーマジックオーケストラが大好き」と公言しており、その評判の高さがうかがえますね♪
グーフィーが魔法でオートマジックドアを開けたところで、いよいよオーケストラの幕開けです◎
ミッキーのフィルハーマジック:ドナルドの旅をツアー形式でご紹介
ではここからは、ミッキーのフィルハーマジックで上映される内容に踏み込んでいきます!
ドナルドの旅と魔法を生み出す名作音楽の数々をお楽しみください◎
フィルハーマジックツアー①:プロローグ
シアター上映直前、コンサートホールマネージャーである「グーフィー」が慌ててシアターの周囲を走り回るシーンは印象的ですよね!
ミッキーは、ドナルドに魔法の帽子「ソーサラーハット」に触ってはいけないと忠告しますが、ドナルドはいたずら心で帽子に触れてしまいます。
たちまち楽器に命が吹き込まれるものの、ドナルドのハチャメチャな指揮のせいで、それぞれがひとりでに演奏し始め、まったく息が合いません。
とうとう怒ったドナルドがフルートを捕まえ、遠くに投げ飛ばしてしまいます。
その瞬間、楽器はみな激怒してドナルドに襲い掛かり、ゲストごと楽器に呑み込まれてしまいます。
突如シアター全体が真っ暗に…。
いったいどうなってしまったのでしょうか?
フィルハーマジックツアー②:ルミエールによる素敵な晩餐会
真っ暗なシアターに明かりをつけてくれたのは、映画「美女と野獣(1991年)」に登場するルミエール。
ドナルドや私たちゲストに極上のディナーパーティーを振る舞ってくれるようですよ!
このシーンで流れるルミエールの歌曲「ひとりぼっちの晩餐会(Be Our Guest)」は、作曲家アラン・メンケンと作詞家ハワード・アシュマンという2人のディズニー音楽の巨匠によって作られた、「美女と野獣」を代表する楽曲です。
メインタイトルの「美女と野獣(Beauty and the Beast)」や、オープニング曲の「朝の風景(Belle)」とともに、アカデミー歌曲賞を受賞していますよ。
今でも様々な場所でカバーされているルミエールの名曲は、何年たっても色褪せません。
そんな名曲が終わると共に、パーティーも終了の時間になりました…。
散らかった食器を脇に、ドナルドも真っ暗な空間に放り出されてしまいます。
フィルハーマジックツアー③:不朽の名作「ミッキーと魔法使いの弟子」
遠くの扉から灯りが漏れてきて、やってくるのは、映画「ファンタジア(1940年)」の短編「ミッキーと魔法使いの弟子」に登場する”歩くほうき”です。
ファンタジアという作品は、世界で初めてステレオ再生(スピーカーをシアター周囲において立体的に音響を表現する)による上映が行われた映画です。
思い返せば、オープニングシーンでグーフィーがゲストの周りをてくてく歩いているかのように感じさせる音響演出も、もとをたどれば1940年のファンタジア公開当時が最初の試みだったといえます。
オーケストラサウンドに乗せて動く美しいアニメーション。
それに加え、実業家ウォルト・ディズニーのチャレンジ精神によって、現代の映画館のポピュラースタイルを作り上げるほどの功績があるからこそ、「ファンタジア」が不朽の名作と呼ばれるんですね。
さて、一方ほうきたちによってドナルドは散々な「水攻め」に遭っています。
最後にはシアターが大量の水に呑み込まれ、舞台は水中へと変わりますよ。
フィルハーマジックツアー④:人間の世界へ!アリエルの名曲
1980年代半ばからしばらくの間大ヒット作品が続いた時代は、俗に「ディズニー第2次黄金期」と呼ばれています。
そんな時代の象徴ともいえる作品が「リトル・マーメイド(1989)」であり、名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を生み出しました。
「美女と野獣」同様、ここでもアラン・メンケンとハワード・アシュマンの2人の巨匠が音楽を全面的に担当しました。
特にアラン・メンケンは、1960年代~70年代のミュージカル劇に多大な影響を受けている人物として知られています。
実は曲のメロディーだけでなく、アリエルが歌うシーンのカメラアングルなどもアラン・メンケン監修のもと、ひと昔前のミュージカル劇をモチーフにした細かな演出が見られますよ。
過去の時代を参考にした楽曲が、「ホールニューワールド」と並んで現代の人々にも歌い継がれるほどの名曲に育ったと考えると、「パート・オブ・ユア・アワールド」にも深い歴史が感じられますね。
アリエルが水面の先にある人間の世界を目指して昇っていくシーンが、やがてサバンナの夕日へと姿を変えていきます。
フィルハーマジックツアー⑤:陽気なライオン「シンバ」が歌う
シアターがオレンジライトに染まる中、登場するのは映画「ライオン・キング(1994年)」の若かりしシンバが歌う「王様になるのが待ちきれない(I Just Can’t Wait to Be King)」です。
ライオン・キングの楽曲といえば、アカデミー歌曲賞を受賞している「サークル・オブ・ライフ」や「ハクナ・マタタ」といった曲の方が有名ですよね。
一方、この曲はアカデミー賞こそ受賞していませんが、子供時代のシンバがメインで歌う唯一の曲なんです。
歴代のショーやパレードを見ていると、ディズニーパークでは、子供時代のシンバが人気であるという傾向がみられます。
選曲も子供時代のシンバを見られることが理由のひとつになっていると考えられますね。
広いスクリーンを自由に動き回るシンバや動物たちの陽気な姿を見た後、シーンはイギリスへと移っていきます。
フィルハーマジックツアー⑥:ピーター・パンを信じて空を飛ぼう
映画「ピーター・パン(1953年)」のパートは、大時計の針の上に立つピーター・パンの横に、ソーサラーハットとドナルドが落ちてくるところから始まります。
このシーンで流れる楽曲「君も飛べるよ(You Can Fly)」は、サミー・フェインという人物が作曲しています。
この人物は映画「不思議の国のアリス(1951年)」で頭角を現した音楽家で、アニメーションに合わせて曲調やエフェクトを追加するというコミカルな音楽演出を得意としていました。
この曲は、アニメーションと共に曲のテンポやボリュームが大きく変化する構成が最大のポイントです。
あくまでテンポやビート重視ではなく、演出や表現を重視するミュージカル楽曲の礎は、まさにディズニーが求めていた「音楽で創りだす魔法」なんですよ!
妖精の粉で空を飛んだドナルドは、そのまま雲の上へとひとっ飛び!
次のシーンへと移っていきます。
フィルハーマジックツアー⑦:ロマンティックなアラジンの名曲を
ミッキーのフィルハーマジック最大の目玉といえば、映画「アラジン(1992年)」のパートでしょう。
なんといっても、誰もが知る名曲「ホールニューワールド」の音楽と共に、魔法のじゅうたんで空を飛び回る圧巻のシーンは、鳥肌がたつほど素晴らしい演出ですよね。
そんなホールニューワールドの作曲もやはりアラン・メンケン。
この人物がいまもディズニー音楽の象徴と評されるだけあり、アカデミー賞を受賞している曲の多くは彼によって作曲されているんですね◎
●考察:最後のイアーゴのシーンは重要!?
アラジンパートの最後のシーンには、2つの意義があるように感じます!
・「ディズニーらしい脚本演出」
・「ディズニー音楽の偉大さ」
◎まずは「ディズニーらしい脚本演出」について。
このシーンには劇中で唯一の悪役キャラ、赤いオウムの「イアーゴ」が登場し、ドナルドのソーサラーハットを蹴り飛ばしてしまいます。
思い返せば、この旅のきっかけは、ドナルドがソーサラーハットを奪ったことでしたね。
ところが、観客はホールニューワールドのロマンティックなシーンで、ドナルドの悪事など忘れてしまっています。
そこへやってくる悪役イアーゴの存在意義を考えると…。
①イアーゴがドナルドの帽子を蹴り落とした。
②そういえば、ドナルドは最初にミッキーから帽子を奪った。
③ドナルドのせいで我々まで巻き込まれたんだった!
と観客に思い出させるような演出にもみえます。
ディズニー映画の脚本に多くみられるのが、「勧善懲悪」!
つまり、「悪いことをした人は必ず罰を受ける」という教訓的な演出です。
ディズニーらしい勧善懲悪的な脚本にのっとり、悪事を働いたドナルドは、この後散々な目に遭うことになるのです!
◎続いて、「ディズニー音楽の偉大さ」を感じられるという点。
このシーンからは、ディズニーが創り出してきた「魔法」にまつわるメッセージ性を感じます。
ミッキーのフィルハーマジックにおいて、魔法の象徴である「ソーサラーハット」。
帽子を奪ったドナルドが迎える結末を通して、観客は「魔法を安易に奪ったところで、自分の思い通りには扱えないのだな」と感じます。
「魔法は簡単には扱えない」というメッセージは、同時に「ディズニーが生み出してきた音楽の数々は、簡単に創れるものではない」というディズニーの経験そのものにも見えます。
世界中の人々を魔法で魅了するディズニーの音楽は、並外れた努力と才能により生みだされた、「本物の魔法」なのだと感じさせられますね。
「ミッキーのフィルハーマジック」という素晴らしいアトラクションの魅力をお判りいただけたでしょうか?
場面は最初にドナルドとゲストを襲った渦とともに変わり、元の世界へと戻ります。
フィルハーマジックツアー⑧:エンディング
さて、なんとか元の世界に戻ってきたドナルドとゲスト。
帽子を取り戻したミッキーが、楽器たちと共に「ミッキーマウスマーチ」を演奏し、フィルハーマジックは無事フィナーレを迎えます。
一方、ミッキーに怒られてしまったドナルドは、最後に楽器の報復に遭います。
劇場後方の壁に吹っ飛ばされてしまったドナルドが、壁から落ちていくシーンも必見ですよ!
今度からは、ドナルドの手の届かないところにソーサラーハットを置いておくべきですね♪
これにてツアーは終了!
ミッキーのフィルハーマジックの旅、お楽しみいただけたでしょうか?
まとめ
ミッキーのフィルハーマジックの魅力をツアー形式でお伝えしてきました♪
ぜひディズニーランドに行かれた際にはチェックしてみてください!
それでは、よい1日を!Bonne Journee!!
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