USJのショー「フロッグ・クワイア」を解説!神秘的なコーラスショーの見どころ、観賞方法、公演詳細
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の人気エリア、”THE WIZARDING WORLD OF Harry Potter(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター)”では、映画「ハリー・ポッター」シリーズに登場する合唱団「フロッグ・クワイア」の合唱を聴くことができます。ホグワーツ魔法魔術学校の寮生たちと4匹のカエルが奏でるハーモニーで、かの神秘的な世界に酔いしれましょう!
年に20回は子供とUSJに遊びに行く聖です。
年パスを買ってしまうとつい毎週のようにUSJに車を走らせてしまいます。
子供もマリオカートに乗れる身長になって、いろんなアトラクションにも一緒に乗れるようになってきました。
でも、子供が小さい頃は一緒に楽しむならショー・アトラクションが一番です。
そこで今回は、映画版ハリーポッターの音楽が楽しめるストリートショー、「フロッグ・クワイア」の魅力と観賞方法をご紹介します。
ホグワーツ魔法魔術学校のコーラス隊による歌のハーモニーは必聴ですよ。
・USJの「フロッグ・クワイア」は原作にも登場するの?
- ◆原作小説には登場しない!
・USJの「フロッグ・クワイア」の演奏曲は?
- ①The Patronus Light
- ②Double Trouble
- ③Fireworks
- ④Hedwig's Theme
- ⑤This Is The Night
- ⑥The Quidditch World Cup
・USJの「フロッグ・クワイア」はどこで観ることができるの?
・USJの「フロッグ・クワイア」のタイムスケジュールは?
USJの「フロッグ・クワイア」とは?
「フロッグ・クワイア」を直訳すると、カエルの合唱団という意味です。
その名の通り、USJの「フロッグ・クワイア」ではカエルと一緒に歌うコーラス隊の合唱を聴くことができます。
ホグワーツ魔法魔術学校の各寮(グリフィンドール、スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー)から選抜された4人の生徒たちと、生徒が手に乗せている4匹のカエル(+指揮者1名)が合唱団のメンバーです。
楽器による伴奏のないアカペラでの合唱ながら、4匹のカエルは低い声で「グワッ、グワッ」とベースボーカルを担当します。
さらに、生徒たちの1人はビートボックスでリズムパートを担当しますから、アカペラとはいえ十分な厚みがあり、迫力あるコーラスです。
ホグワーツの生徒に扮するキャストは西洋系の外国人の方が多く、ハリーポッターの世界観になじんでいます。
公演後は記念撮影にも応じてくれるため、ホグワーツの生徒に扮するキャストの人気も高く、SNS上でも「フロッグ・クワイア」メンバーの写真は多く見かけます。
USJの「フロッグ・クワイア」は原作にも登場するの?
「フロッグ・クワイア」は、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」に登場した合唱団です。
「闇の魔術に対する防衛術」の担当としてルーピン先生が紹介される直前に、カエルを腕に乗せて歌うホグワーツ合唱団の姿がありました。
新学期の初めにセレモニーとして合唱を行うコーラス隊という役割です。
ショー・アトラクションとしての「フロッグ・クワイア」も、映画の世界観そのままに再現されています。
◆原作小説には登場しない!
原作小説版「ハリー・ポッター」シリーズに「フロッグ・クワイア」は登場しません。
ただし、小説版でも「ハリー・ポッターと賢者の石」の中には、ダンブルドア校長の「ああ、音楽とは何にもまさる魔法じゃ」というセリフがあります。
音楽が魔法と呼ぶにふさわしい力を秘めていることは、原作小説でも語られていたんですね。
「フロッグ・クワイア」は、映画版のオリジナル要素とはいえ、原作小説の世界観をうまく活かした登場人物でした。
指揮者が振るのはただのタクトではなく魔法の杖ですし、タクトの動きに合わせて奏でられるハーモニーはまさに魔法です。
USJで観ることができる「フロッグ・クワイア」も、映画版に登場した合唱団の姿が見事に再現されており、魔法のワールドであるハリーポッターエリアにふさわしいショーと言えます。
USJの「フロッグ・クワイア」の演奏曲は?
「フロッグ・クワイア」が歌ってくれる曲は、映画「ハリー・ポッター」シリーズの中でも使われていた楽曲をアレンジしたものです。
印象深い場面で流れていた音楽も多く、映画版ハリーポッターのファンであれば映像を思い出せる方も多いのではないでしょうか。
セットリストはシーズンによって異なり、クリスマスシーズンには”We Wish You a Merry Christmas”などのクリスマスソングを加えた選曲になります。
歌ってくれる楽曲は現在確認されているだけでも10曲以上ありますが、以下ではセットリストの一例をご紹介します。
①The Patronus Light
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で使用された楽曲です。
ハリーポッターがパトローナムの呪文を初めて成功させたときのバックミュージックでした。
「フロッグ・クワイア」では、ほとんどのステージで開幕を飾るオープニング曲です。
ゆっくりで静かな曲ながら、重厚なハーモニーで合唱団(とカエル)の歌唱力の高さを見せつけてくれます。
②Double Trouble
新学期の始まりにホグワーツ魔法魔術学校の合唱団(フロッグ・クワイア)が歌う楽曲です。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で使用されました。
原作映画版で合唱団が唯一歌った楽曲ですので、「フロッグ・クワイア」のテーマ曲と呼べるかもしれません。
歌詞はとても不吉な歌ですが、爽やかな展開にアレンジされている上、開放的なステージ上で合唱されることもあって、不気味な雰囲気はかなり抑えられ、むしろ爽やかなポップソングになっています。
③Fireworks
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で使用されました。
魔法バトルを思わせる勇ましいオーケストラの楽曲です。
映画の予告編にも使われていたため、アンブリッジ先生の驚いた顔を思い出してしまう方も多いのではないでしょうか。
リズミカルでテンポの良い楽曲なので、「フロッグ・クワイア」は全員で踊りながら楽しげに歌い上げてくれます。
④Hedwig's Theme
映画「ハリー・ポッター」シリーズの全作品で使用された楽曲です。
ハリーが飼っている白フクロウ(ヘドウィグ)のテーマソングのはずだったのですが、製作者サイド・鑑賞者サイドの両方から人気が出たために、映画を構成する要素として抜擢されてしまいました。
静かで神秘的な旋律は、シリーズ全体のテーマ曲と言っても過言ではないほどに、ハリーポッターの世界観を象徴しています。
しかし屈指の知名度ゆえに、「フロッグ・クワイア」が歌うと、不気味な曲なのになぜか場が盛り上がってしまうようです。
⑤This Is The Night
映画版の作中バンド「ザ・ウィアードシスターズ(妖女シスターズ)」が演奏していた曲です。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で使用されました。
名前は「シスターズ」ですが、ヴォーカルは男性です。
「フロッグ・クワイア」もロックなリズムに乗せて「ジス・イズ・ザ・ナイッ!」と歌ってくれます。
映画版にならってか、メインヴォーカルは男性の寮生が担当するようです。
⑥The Quidditch World Cup
魔法界の人気スポーツ「クィディッチ」のテーマ曲です。
映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で使用されました。
空を飛んでいるような感覚になりそうなテンポの良いメロディに、ときおり衝突音のように響く緊張感のあるドラムが特徴的な楽曲です。
「フロッグ・クワイア」版でも、軽快なコーラスに仕上がっています。
スピーディーな曲なのにリズムが崩れないホグワーツの合唱団のレベルの高さはさすがです。
ステージ上をクルクルと行進しながら歌ってくれます。
USJの「フロッグ・クワイア」はどこで観ることができるの?
「フロッグ・クワイア」の上演場所は、ハリーポッターエリアを道なりに進み、ホグワーツ城の門をくぐってから続くまっすぐな道を突き当たったところにあるステージです。
ホグズミード村のショッピング街を抜けた「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」の手前に、大きな石柱と4本の旗(4つの寮に対応している)が立ち並ぶステージで上演されています。
「フロッグ・クワイア」と同じくハリーポッターエリアで行われる「トライウィザード・スピリット・ラリー」や「ワンド・スタディ」などのショー・アトラクションも同じ場所で開催されますので、人が集まっている可能性が高い場所です。
また、ハリーポッターエリアの2つのライド・アトラクションである「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」と「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」に乗るためには必ず通過する場所なので、見落とすことはまずないと思います。
USJの「フロッグ・クワイア」のタイムスケジュールは?
「フロッグ・クワイア」は、現在1日5回公演となっています。
一例として、2021年9月18日の公演スケジュールは以下のとおりです。
午前に3回、午後に2回の公演が1時間間隔で実施されるため、夕方には終了してしまいます。
ハリーポッターエリアのショー・アトラクションは「フロッグ・クワイア」だけではないため、別の公演との兼ね合いもあってタイトなスケジュールです。
なお、上記のスケジュールはあくまで一例です。
木曜日は「休止中」となっていることが多いですし、公演が11:00〜16:30と1時間後ろ倒しになっていることもあります。
実際の公演時間はシーズンや曜日によって変動しますので、「フロッグ・クワイア」を観賞される際は、午前のうちから公式ホームページで時刻表を確認して、計画的にパークを回るように気をつけてください。
まとめ
アカペラコーラスショー「フロッグ・クワイア」の魅力と観賞方法をご紹介しました。
様々なショーが次々にスタートするUSJの演目の中でも「フロッグ・クワイア」は根強い人気を誇るショーです。
映画版「ハリー・ポッター」シリーズのファンであれば当然チェックすべき公演ですし、ファンでなくても1度観れば不思議な世界観に魅了されてしまうことでしょう。
映画の世界観そのままに現実に飛び出してきた合唱団の歌声とダンスで、ファンタジックな時間を楽しみましょう。
ステージ上での記念撮影も旅の思い出になります。
1日に5回は観賞するチャンスがありますから、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアに足を踏み入れるなら、公演スケジュール気をつけて、ぜひ「フロッグ・クワイア」を観賞してみてください!
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