【富士急ハイランド】「戦慄迷宮~収容病棟篇~」徹底解説!ネタバレ体験談&初体験の方へのアドバイスも!

    • Writer

      Writer

    富士急ハイランドが誇る世界最大級のお化け屋敷「戦慄迷宮」を徹底解説!「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」を体験した筆者によるネタバレ盛りだくさんの体験談と世界一怖いと噂のお化け屋敷を全力で怖がって楽しむためのアドバイスをご紹介します。戦慄迷宮にまだ挑戦したことがないという方は、心の準備に是非ご活用ください。

    こんにちは!
    テーマパーク愛好家のグラフィックデザイナー、カトウ・イサトです。

    今回は、日本が世界に誇る絶叫遊園地「富士急ハイランド」のお化け屋敷「戦慄迷宮」を徹底解説します!

    「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」を体験した筆者が、戦慄迷宮の内部と読者の皆さんが全力で怖がって楽しんでいただくためのアドバイスを余すことなくご紹介します。

    戦慄迷宮:概要

    看板の矢印に従って園内の奥地にある戦慄迷宮へ……
    看板の矢印に従って園内の奥地にある戦慄迷宮へ……

    「戦慄迷宮」は、自分の足で歩いて館内を進むウォークスルータイプのお化け屋敷です。
    機械による脅かしよりも、アクター(お化け役の生身の人間)による脅かしが多く、リアリティの高い演出も相まって、日本のみならず世界でも指折りの恐怖を体験できると評判です。

    戦慄迷宮の歴史は古く、1999年に前身となるお化け屋敷が開業しました。
    2001年に現在の名称に変更された後、2003年からは現在の場所で営業を続けています。

    現在に至るまで多くの部屋や演出が追加されてきました。
    それに伴い物語にも変更が幾度となく重ねられてきました。

    物語が体験する度に変わるという、全貌が不明瞭なところも戦慄迷宮の怖さの秘密だと思います。

    戦慄迷宮:体験談①前説から院内に入るまで

    戦慄迷宮
    戦慄迷宮

    それではここから、ネタバレありで「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」の全貌をご紹介します。
    「怖いけど中身を知りたい」という方はぜひ最後まで楽しんでくださいね。

    「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」には、正面玄関右手にある「救急入口」から入館します。
    「診察室」に案内されるまで救急入口から奥へと伸びる待機列に並びます。
    この時点で消毒液の強いにおいと館内にこもるよどんだ空気が、「このお化け屋敷はレベルが違う」と五感に直接訴えかけてきます。

    「診察室」では凄惨な人体実験が行われていたこの廃病院を舞台にした映像を鑑賞します。
    恐怖描写と残酷描写に溢れた映像の最後に脅かしが入り、そのタイミングで記念写真を撮影されます。
    映像を直視できなくても、前の方を見ていると記念写真がきれいに撮影されるでしょう。

    診察室を出ると順番にスタッフからペンライトを受け取り、お化けがはびこる院内へと進みます。

    戦慄迷宮:体験談②印象に残っている部屋

    戦慄迷宮周辺は恐ろしいほど静かだ
    戦慄迷宮周辺は恐ろしいほど静かだ

    「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」には以下の代表的な部屋があります。

    ここでは上記の部屋以外で筆者の印象に残っている部屋をご紹介します。

    (1)人体解剖室

    序盤で人体解剖室と思しき広い部屋を通ることになります。
    半地下にある解剖台では執刀医が血まみれの手術着で死体を解剖中。
    体験者は部屋の隅にある通路を歩くことになります。

    執刀医が背中を向けて黙々と解剖している中を気づかれないように歩きます。
    出口まであと半分というところで執刀医は我々の方をじろりと見ます。
    この出口まであと半分というタイミングで気づいてくるのが実に絶妙。

    執刀医は半地下から階段を上ってこちらに向かってきます。
    焦らずにはいられません。

    人体解剖室から抜け出そうと出口に急ぎますが、出口の自動ドアは一向に開きません。
    執刀医がギリギリまで迫ってきたタイミングで自動ドアが開いて我先に脱出することになります。

    序盤にある人体解剖室という存在が、いつどこでなにが脅かしてくるのかわからないという疑心暗鬼に拍車をかけます。

    (2)新生児室と小児科病棟

    中盤で通ることになるのは新生児室と小児科病棟。
    リアルな人形や小道具、音響といった空間演出によって強い精神的恐怖を感じることができます。

    新生児室では新生児用ベッドが並んでいる中を通ることになります。
    ほとんどの新生児用ベッドは空なのにも関わらず、赤ん坊の泣き声がひっきりなしに聞こえてきます。
    生まれたばかりの赤ん坊までもが人体実験の対象になったというストーリーを知っていると、ただ赤ん坊の泣き声が聞こえる部屋だけでは済まされない精神的恐怖を味わうことができます。

    小児科病棟では、カーテンが中途半端に仕切られた中を通ることになります。
    子供が描いた絵やおもちゃといった小道具がこの部屋が小児科病棟であるということを実感させます。

    ここで強烈な印象を残すのは、ベッドの上でうずくまりながら砂嵐しか映らないブラウン管テレビを見つめる子供の人形です。
    子供の人形の背中から感じ取れる絶望感と砂嵐しか映らない画面をただ見つめているという狂気の状況に、アクターに脅かされる以上の精神的恐怖を味わうことができます。

    (3)ナースステーション

    中盤で必ずと言っていいほどアクターに脅かされる場所がナースステーションです。
    ナースステーションではカウンターの内側を最初に通った後、行き止まりで折り返してカウンターの外側を通っていく構造になっています。

    ナースステーションの折り返し地点のあたりに椅子に座ったまま動かないアクターがいます。
    ナースステーションに入る前からこのアクターは見えているので、部屋に入るのは勇気が必要です。

    歩みを進めると早速アクターが動き出します。
    その起き上がり方はまるでゾンビのようです。

    おそるおそるアクターのいる前を通っていきますが、唸っているだけで脅かしてはこない。
    そのまま折り返してカウンターの外側に出ても、唸りながらふらふらしているだけだと思った瞬間。

    突然、大きな唸り声をあげながら、カウンターを乗り越えて脅かしてきます。
    カウンターがあるからここまでは来ないだろうという心理的安心感を軽々と超えてくるので、初めて戦慄迷宮を体験する方は腰を抜かすほど驚く場所と言っていいでしょう。

    戦慄迷宮:体験談③終盤の収容病棟へ……

    隣接するショップ「慈急堂薬局」
    隣接するショップ「慈急堂薬局」

    「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」というタイトルにもあるように、終盤は「収容病棟」と呼ばれる場所を通っていくことになります。

    どれだけの時間が経ったのかもわからなくなるころ。
    エレベーターホールにたどり着きます。
    案内によるとグループごとにエレベーターに乗って地下に行くとのこと。

    エレベーターの扉が開くと、目の前には死体安置室が広がっています。
    死体安置室は凄惨な人体実験の末に息絶えた患者の死体を保管する場所。
    死体を腐らせないようにするためか、部屋は凍えるほど冷え切っています。

    その次に通るのは、焼却炉。
    死体安置室で保管した患者の死体はここで処理されていたのです。

    死体安置室とは対照的に、焼却炉では未だに稼働しているかのような暑さに包まれます。
    人骨が積み重なった壁の間。人1人がやっと通れるような隙間を通ります。

    文字通り温度差が激しい2つの部屋を通り抜けると、クライマックスの「収容病棟」に足を踏み入れます。
    ここは病院の最深部であり、人体実験の被験者となった患者を監禁するための鉄格子が迷路のように張り巡らされています。

    鉄格子の中で倒れている死体。
    どれが動き出すかもわからない死体の間を通ることになり、疑心暗鬼は最高潮に達します。

    そして、収容病棟の中央。出口まであともう少しというところで一部の死体が一斉に動き出します。
    鉄格子の中にいるからと安心する暇もなく、鉄格子の間をすり抜けてこちらに向かって走ってきます。
    体験者は追いつかれまいと全速力で出口へ。

    外の光で病院から無事抜け出してこられたと実感します。
    そう実感した瞬間にドッと疲れが押し寄せてきます。
    しかし、その次に思い浮かぶのはものすごく怖かったけど、楽しかったという気持ちです。

    戦慄迷宮:これから体験する人へのアドバイス

    戦慄迷宮前の掲示板に貼られている指名手配書
    戦慄迷宮前の掲示板に貼られている指名手配書

    ここからは「絶凶・戦慄迷宮~収容病棟篇~」を体験した筆者から、戦慄迷宮に挑戦しようと考えている読者の皆さんへのアドバイスをご紹介します。

    (1)利用料金

    戦慄迷宮を体験するには、専用の時間指定制チケット(グループチケット)が必要です。
    戦慄迷宮入り口に券売機があり、戦慄迷宮の営業開始時間30分前から購入できます。
    また富士急ハイランド公式アプリから事前購入することも可能です。

    フリーパスを持っていない場合、戦慄迷宮の専用チケットはフリーパスを持っている人の2倍となります。
    富士急ハイランドで他のアトラクションも利用するのであれば、フリーパスを購入することをおすすめします。

    (2)所要時間

    富士急ハイランドの公式ホームページでは所要時間は約50分~∞と表記されています。
    しかし、自分の足で歩いて進むタイプのお化け屋敷なので、所要時間は前後する場合があります。

    体験中はどれぐらい病院の中にいるのか気にしている暇がないほどの恐怖に襲われます。
    他のアトラクションの利用などを考えている場合は、余裕をもったスケジューリングをおすすめします。

    (3)混雑

    戦慄迷宮は大人気のお化け屋敷です。
    時期によって、時間指定制チケットはすぐに売り切れてしまうこともあります。

    戦慄迷宮を体験せずには帰れないという方は、早めのチケット購入をおすすめします。
    富士急ハイランド公式アプリでは入場の2日前から時間指定チケットを買うことができますよ。

    (4)持ち物

    戦慄迷宮では長距離を歩いて進むことになるので、持ち物はなるべく軽いほうがいいでしょう。
    重たい荷物などがある場合は富士急ハイランドの園内に計850台設置されているコインロッカーに預けてから戦慄迷宮を体験することをおすすめします。

    戦慄迷宮から一番近いロッカーは絶望要塞横トイレです。

    (5)服装

    戦慄迷宮では途中に階段の上り下りがあります。
    また、アクターに脅かされたときのことを考えると、動きやすい服装で体験することがおすすめです。
    事前に富士急ハイランドの気象情報を調べたうえで、季節にあった着慣れたものを選ぶのがよいでしょう。

    (6)体調について

    戦慄迷宮はハイレベルな恐怖を体験できるお化け屋敷です。
    年齢制限があり、未就学児と小学生のみの利用はできません。
    また、小学生には中学生以上の同伴者の付き添いが必要です。

    挑戦してみようと思わない限り、無理をして入場するのはおすすめできません。
    グループ全員でよく話し合った上で、世界最大級のお化け屋敷に挑戦してみてください。

    五感に迫ってくる恐怖の他にも院内にはグロテスクな光景が様々な場所で広がっています。
    残酷描写が苦手な方や体調が少しでも優れない方は、食事のあとに体験することはおすすめできません。

    途中でこれ以上先に進めなくないという方や気分が悪くなった方は「リタイア口」からリタイアすることができます。

    まとめ

    朽ち果てた慈急総合病院
    朽ち果てた慈急総合病院

    富士急ハイランドが世界に誇るお化け屋敷「戦慄迷宮」の体験談とアドバイスのご紹介でした。

    2021年7月21日(水)には「戦慄迷宮 ~慈急総合病院~」として原点回帰を掲げ再始動しました。
    これから先どんな身の毛もよだつ物語が戦慄迷宮で語られ、どんな恐怖を体験することができるのでしょうか。
    今から楽しみで仕方ありません。

    皆さんも一度と言わず、何度も挑戦してみてはいかがでしょうか。
    何度入っても違った恐怖を味わえることでしょう。
    ただ、その時は院内に住み着くお化けだけは連れて出てこないように……。

    【富士急ハイランド】「戦慄迷宮~収容病棟篇~」徹底解説!ネタバレ体験談&初体験の方へのアドバイスも!

    キャステルの記事に
    いいね!しよう



    テーマパークの最新情報をお届けします
    ライタープロフィール

    Writer

    Writer

    キャステルへの投稿ライターです。

    他の記事もみる

    ランキングおすすめ記事

    1. 【2024】海遊館のお土産30選!ぬいぐるみ・お菓子・雑貨など、かわいい海の動物たちのグッズをまとめてご紹介!

      【2024】海遊館のお土産30選!ぬいぐるみ・お菓子・雑貨など、かわいい海の動物たちのグッズをまとめてご紹介!

      赤色のたこ

    2. 【2023】東京タワーおすすめお土産40選!お菓子・食器・おもちゃ・文房具など

      【2023】東京タワーおすすめお土産40選!お菓子・食器・おもちゃ・文房具など

      みつまめ

    3. 美ら海水族館の割引方法5選を割引額順に紹介!最安はどれ?道の駅や福利厚生サイトなど

      美ら海水族館の割引方法5選を割引額順に紹介!最安はどれ?道の駅や福利厚生サイトなど

      ケイヤヤ

    キーワード話題のキーワード

    エリア・特集エリア・特集