【ディズニーヴィランズ】「チェルナボーグ」とは?ツムツムにも登場した不思議なキャラクター!
ディズニー映画に欠かせない存在、ヴィンランズ。マレフィセント、クルエラ、アースラ…今までにたくさんのヴィランズが登場していますが、皆さんは「チェルナボーグ」というヴィランズをご存知ですか?ツムツムにも登場したため、名前は聞いたことある!という方も多いかもしれませんね。今回はチェルナボーグを徹底解説!どの作品に登場した、どんなキャラクターなのか、この記事を読めば丸分かりです◎
こんにちは!
アンダー・ザ・シーに住むのが夢、るんにゃんです♪
今回はディズニー・ヴィランズの「チェルナボーグ」について徹底解説!
ツムツムにも登場したため、聞き覚えのある名前だなぁ…という方も多いかと思います。
でも、どの作品に登場していて、どんなキャラクターで、どんな活躍をしたのか、ご存知ですか?
登場作品を含め、「チェルナボーグ」についてご紹介していきます。
実はちょっとかわいい!?不思議なヴィランズなんですよ!
【チェルナボーグ】どの作品に登場したの?
チェルナボーグが登場するのは、ディズニー映画の中でも傑作との呼声高い『ファンタジア』の一幕。
『ファンタジア』は、全8曲のクラシック音楽に合わせて、映像のみのアニメーションが流れる、少し特殊な作品なので、全編を通じて登場している訳ではありません。
作中7曲目「禿山の一夜 / ムソルグスキー」と、作中8曲目の「アヴェ・マリア / シューベルト」に登場しています!
(※7〜8曲目を合わせて1つの物語になっています)
「禿山の一夜」はロシアの民話を元にしたもので、たくさんの悪魔や幽霊が出てくる不気味なシーン。
ホーンテッドマンションやタワー・オブ・テラーなんて比にならないくらいの怖さで、小さい頃に見てトラウマになってしまった…なんて話も聞くくらいです。
ちなみに、次曲「アヴェ・マリア」では、鐘の音を合図に、悪魔や幽霊たちが逃げるように消え去っていくシーンが描かれていますよ。
「禿山の一夜」が”邪”を表しているとすると、「アヴェ・マリア」は“聖”を表したシーンのように感じます。
【チェルナボーグ】実は元ネタとなった神話がある!
ディズニー映画の原作としてお伽話があるように、チェルナボーグにも元ネタとなった神話があります。
彼のモデルはスラブ神話に登場する神、あるいは悪魔、死神と考えられている「チェルノボグ」と呼ばれる存在。
「夜や闇、破壊、死、不幸などを司る神」と考えられていますが、推測の域を出ません。
今では様々な創作作品に登場するようになるほど、有名な存在となっています!
前述の『ファンタジア』の一幕「禿山の一夜」のワンシーン。
実は、チェルナボーグは普段は巨大な山の姿をしていて、夜になると巨大な悪魔の姿になるんです!
まるで夜の世界を支配している王のようですね…。
彼が悪魔や死霊を呼び起こすというのは、ロシアの民話から来ていると思われます。
民話では「聖ヨハネ祭前夜、禿山に地霊チェルナボーグが現れ、手下の魔物や幽霊、精霊たちと大騒ぎするが、夜明けとともに消え去っていく」とされています。
なので、次曲「アヴェ・マリア」では朝を迎え、チェルナボーグが呼び出した悪魔や幽霊は消え、彼自身も眠りにつきました。
『ファンタジア』はセリフのない作品なので、チェルナボーグの詳しい性格や目的などはハッキリしていません。
しかし演出が演出なので、チェルナボーグ=怖い存在、と捉えている方も多いのではないでしょうか?
【チェルナボーグ】関連作品での活躍は?
映画『ファンタジア』にはセリフがないため、チェルナボーグの詳しいプロフィールは分かりませんでしたね。
では、関連作品での活躍はどうなっているのでしょうか?
①『ハウス・オブ・マウス』
2001年〜2003年に放送されていたテレビアニメシリーズ『ハウス・オブ・マウス』。
“ハウス・オブ・マウス”というナイトクラブを舞台に、ミッキーと仲間たちがドタバタコメディを繰り広げる作品です。
『ハウス・オブ・マウス』では、ディズニー作品に登場したキャラクターがクラブの来客者として登場し、トークをします。
その中でチェルナボーグは「実は暗闇が怖い」という衝撃のカミングアウトをしたんです!!
他にもミッキーのジョークを笑い飛ばすなど、コミカルな一面がありました◎
②『キングダム ハーツ』シリーズ
皆さんは『キングダム ハーツ』(以下KH)というゲームはご存知でしょうか?
『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズで有名なスクウェア・エニックス(旧スクウェア)が発売しているロールプレイングゲームです。
以前、ディズニーアンバサダーホテルとコラボをしていたり、ハロウィンの仮装でも見かけるので、聞き覚えのある方、見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
KHは、スクウェア・エニックスとディズニーがコラボした作品なので、多数のディズニーキャラクターが登場します。
チェルナボーグもシリーズ中に何度か登場しているんです!
KH1に登場した際は、主人公たちと敵対し、炎を主体とした攻撃を得意とするキャラクターでした。
しかし、名称が「ファンタジアの魔人」であること、加えてゲーム内のキャラ図鑑に登録されないため、映画『ファンタジア』を知らない人は「誰だろう?」となり、分からないまま終わってしまった、というプレイヤーも多かったそうです。
それから約10年後に発売された『キングダム ハーツ3D[ドリーム ドロップ ディスタンス]』(以下3D)に再登場!
この作品で遂に、名前が正式に「チェルナボーグ」になり、『ファンタジア』をモチーフとしたワールドに登場しました。
KH1と同じく主人公たちと敵対し、火球や火柱、悪霊で攻撃してきます。
関連作品での活躍はこんな感じでした!
KHではイメージ通りの演出でしたが、やはり『ハウス・オブ・マウス』のエピソードは衝撃的ですよね…。
作品がコメディタッチということもあってのことだとは思いますが、チェルナボーグを見る目が少し変わりそうなお話でした!
【チェルナボーグ】パークでも会えるの?
最近ではハロウィンにヴィランズが中心のイベントが開催されていますが、チェルナボーグは登場していませんでしたね。
チェルナボーグは、元は山の姿をしているので、ショーやパレード、グリーティングなどは厳しいのかもしれません。
しかし、チェルナボーグがパレードに登場したことがあるんです!
それは『ディズニー・ファンティリュージョン!』という東京ディズニーランドのナイトパレード。
ランドのナイトパレードとしては2代目にあたるパレードです。
『ディズニー・ファンティリュージョン!』は1995年から2001年に行われていました。
その後、2003年から2012年までディズニーランド・パリへ譲渡され、夏季・冬季の限定パレードとして公演されていました!
パレードは「ミッキーズ・マジカル・ガーデン」「ディズニー・ヴィランズ」「ザ・ハッピーエンディング」の3部構成となっています。
当時としては、パレードの1/3をヴィランズが占めているのは珍しかったのはないでしょうか?
チェルナボーグのフロートは、山と一体になった形で、大きな翼を広げることができました!
不気味な笑い声と共に登場するので、怖い!という印象を与えています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は映画『ファンタジア』に登場するヴィラン、チェルナボーグをご紹介しました!
パーク内で会う機会もほとんどないため、詳しいことは知らないという方も多かったのではないでしょうか?
見た目は怖いけど、実はちょっとコミカルな面もある…そんな魅力的なキャラクターでした♪
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