【超詳細】ディズニーランドのバックグラウンドストーリー!スプラッシュ・マウンテン編!
ディズニーランドにはバックグラウンドストーリーと呼ばれる物語があります。アトラクションや施設などはディズニーが考案した深いコンセプトとバックグラウンドストーリーを元にあの世界観が成り立っているんですよ♪今回は大人気アトラクションから「スプラッシュマウンテン」のバックグラウンドストーリーの詳細をご紹介します!
こんにちは! ディズニーランドのバックグラウンドストーリーが好きなShellyです!
今回は「3大マウンテン」とも呼ばれているディズニーランドのコースター系アトラクションからスプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーを深めにご紹介します♪
それでは「スプラッシュ・マウンテンのバックグラウンドストーリー」までいってらっしゃい☆
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンと呼ばれるまでのバックグラウンドストーリー
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンの元になっている物語:映画「南部の唄」のあらすじ
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンのライド中の物語
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンの丸太をつくっているのは誰?
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンのフードショップ「ラケッティのラクーンサルーン」
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンの写真
・ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンのグッズショップ
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテン
スプラッシュマウンテンはクリッターカントリーにある滝つぼをめがけてダイブすることで人気のコースター系アトラクションです。
一見、いばらの茂みに落とされているかのように見えているスプラッシュマウンテンですが、実はうさぎどんが笑いの国に帰っているところなんですよ♪
それではスプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーをご紹介していきます!
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンと呼ばれるまでのバックグラウンドストーリー
スプラッシュマウンテンはその昔、「チカピンヒル」という名前の山でした。
スプラッシュマウンテンは「クリッターカントリー」にあるのですが、この「クリッター」というのは小動物のことです。
クリッターたちが住む山には天才建築家の「ビーバーブラザーズ」がつくったダムとアライグマの「ラケッティ」がつくった密造酒工場がありました。
ラケッティはチカピンヒルで蒸留酒を密造していたのですが、ラケッティの蒸留器が大爆発を起こしてしまいました。
その衝撃によってビーバーブラザーズがつくったダムが決壊してしまい、川の流れをせき止めていたダムからとてつもない勢いで水が流れ出てしまいました。
ダムの水はチカピンヒルの洞窟内にも流れ込んでいき、やがて川になり、その勢いは止まらず大きな滝つぼができるまでに!
大爆発によって大洪水が起こり、「チカピンヒル」は水浸しになってしまったのです。
そこからクリッターたちが「水しぶきの山」、つまり「スプラッシュ・マウンテン」と呼ぶようになったのです!
最初の名前は「チカピンヒル」だったなんてスプラッシュ・マウンテンのバックグラウンドストーリーを知るまではまったく知りませんでした。
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンの元になっている物語:映画「南部の唄」のあらすじ
スプラッシュマウンテンは実際にある「南部の唄」という映画の中で出てくる「おとぎ話」をモチーフにつくられています。
スプラッシュマウンテンが建設された「背景となったお話」という意味で「バックグラウンドストーリー」があります。
スプラッシュマウンテンの「バックグラウンドストーリー」には実際に映画化された「南部の唄」と、それを元につくられたディズニーのオリジナルキャラクターたちが登場する「物語」が組み合わされて出来上がっています。
ほかのアトラクションでは実際にあった映画や出来事ではなく、ディズニーオリジナルのストーリーだけのバックグラウンドストーリーもあります。
スプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーは2つのお話があります。
1つが映画「南部の唄」です。
もう1つが「南部の唄を元にしてディズニーがつくったオリジナルのストーリー」です。
実際に映画化された南部の唄は「リーマスおじさん」というシリーズ作品で、白人の少年ジョニーと黒人のリーマスおじさんの交流が描かれている映画です。
南部の唄はディズニーが1880年に映画化していますよ。
しかしながら差別問題などで現在は作品を閲覧することが難しいようです。
「南部の唄」のあらすじ
そこで今わかっているだけの「南部の唄」作品のあらすじをご紹介します。
アメリカのアトランタから南部の農場へ引っ越してきた白人少年のジョニーでしたが、ジョニーの父親は仕事の都合でアトランタに戻ってしまいました。
ジョニーは母親と暮らしていたのですが、父親がいないさみしさを感じていました。
そんなときに助けになったのが農園で働く黒人のリーマスおじさんです。
リーマスおじさんはジョニーを楽しませようと「楽しいおとぎ話」をしてくれました。
このおとぎ話に登場するのが、スプラッシュマウンテン内にも実際に登場する「うさぎどん」「きつねどん」「くまどん」などのキャラクターたちです。
うさぎどんはとても賢く、きつねどんとくまどんはとても意地悪でした。
リーマスおじさんが話してくれるおとぎ話の中のうさぎどんは「笑いの国」を目指して旅に出かけました。
ただ、うさぎどんは笑いの国がどこにあるのかはわかっていません。
そんなうさぎどんなどが出てくるリーマスおじさんのおとぎ話を聞いていたジョニー少年に農園でお友達ができます。
ジョニーと同様、黒人の少年トビーや近所に住んでいる少女のジニーです。
ジョニーはトビーやジニーと一緒にリーマスおじさんのおとぎ話を楽しく聞いていたのですが、ジョニーの母は白人のジョニーが黒人と親しくすることを気にかけていました。
ある日、ジョニーの誕生日パーティーが開催されることになりました。
友達のジニーはオシャレをしてお出かけしようとうきうきしていたところに、意地の悪い兄弟がやってきてドレスを汚されてしまいました。
これを見たジョニーが兄弟と大ケンカを始めてしまい、ジョニーが殴られてしまう間一髪のところでリーマスおじさんが助けにきてくれました。
リーマスおじさんのおかげでジョニーは殴られずに済みました。
ジョニーとジニーはすっかり落ち込んでしまったので2人を楽しませようとリーマスおじさんがまたいつものおとぎ話をしてくれました。
しかし、ジョニーの母はリーマスおじさんに「2度と近づかないで」ときつくあたってしまいます。
母はどうしても白人と黒人のことが気になってしまっていたのです。
そこでリーマスおじさんはジョニーと距離をおくしかないとアトランタに行くことを決めました。
しかしこれまでずっと楽しいおとぎ話をしてくれてさみしさを埋めてくれていたリーマスおじさんがいなくなってしまうことはジョニーにとってはとても寂しいことです。
そこで必死にリーマスおじさんを追いかけたのですが、牛にぶつかってしまい、ジョニーは大怪我を負ってベッドに横たわってしまいました。
母もジョニーを心配して見守っているところにジョニーを心配してアトランタに行ってしまったお父さんも帰ってきました。
そしてそこにはお世話になったリーマスおじさんもいたのでした。
ジョニーの両親が心配して声をかけましたがまったく反応がありません。
そこでリーマスおじさんがいつものおとぎ話をジョニーに聞かせます。
「笑いの国を目指して出かけたうさぎどんは家に帰ってきたよ。笑いの国が自分の住む場所だったことに気がついたのさ。」
するとジョニーが意識を取り戻しました。
こうしてジョニー奇跡が起こり、みんなは喜び合い、母は「ここを「笑いの国」にしましょう」といい、父は「もうアトランタへは行かないよ」と約束します。
また農場で働くことになったリーマスおじさん、元気を取り戻したジョニー、友達のトビー、ジニーと手をつないで唄いました。
「ジッパディドゥダー、ジッパディデー!こりゃなんともいい日だ!」
これが映画「南部の唄」のあらすじです。
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンのライド中の物語
スプラッシュマウンテンの元にもなっている映画「南部の唄」でリーマスおじさんが話してくれるおとぎ話には動物たちが登場します。
メインキャラクターは賢いブレアラビット(うさぎどん)です。
そして意地悪なブレアフォックス(きつねどん)と、ブレアベア(くまどん)です。
うさぎどんはきつねどんやくまどんから狙われている生活から逃れるために「笑いの国」を目指して旅に出ます。
うさぎどんは「もう帰ってこないぞ」という意思表示として家に「GONE FOR GOOD」の看板も立てました。
この看板は実際のライド中にも確認できますよ。
「笑いの国」を目指してお出かけしたうさぎどんでしたが、きつねどんやくまどんはうさぎどんのお出かけを阻止しようとイタズラを仕掛けてきました。
きつねどんは道に罠をつくり、うさぎどんはそれにまんまと引っかかってしまい、宙吊りにされてしまいます。
しかし賢いうさぎどんはくまどんにこう伝えます。
「飛んできたカラスにこの人参畑を荒らされないように1時間1ドルでぶら下がる仕事をしてるんだけど、くまどんどう?おいらはもう充分に稼ぐことができたんだ!」
そんな会話がされているとは知らないきつねどんが罠がどうなったか見に行くと、そこにはうさぎどんではなくくまどんが宙吊りにされている姿がありました。
うさぎどんは賢いので知恵で乗り越えたのです。
それでも追いかけてくるきつねどんたちにうさぎどんはまた新しい提案をしました。
「おいらと一緒に笑いの国に行かない?」
そこに興味を持ったきつねどん、くまどん、うさぎどんの3人が旅を続けていると大きな木に出くわしす。
うさぎどんはそこで「ここがおいらの笑いの国さ!」と言って、くまどんに中を覗かせるとそこは実はハチの巣の国。
うさぎどんはまたくまどんを罠に引っ掛けたのです。
くまどんの鼻先にハチの壷がくっついてあわてているくまどんの姿も発見できますよ。
ハチに刺されているくまどんを見て笑ううさぎどんを放っておくわけもないきつねどんは、そーっとうさぎどんに近づき、一気にハチの巣をうさぎどんにかぶせます。
そうしてうさぎどんは捕まってしまいました。
そんな状況でも賢いうさぎどんは最後の知恵を振り絞ってなんとか逃れようとします。
「おいらを食べるのはかまわないけど、あのいばらの茂みにだけは投げ込まないでくれ!すごくこわいんだ!あそこにだけは投げ込まないで、おねがいだよ!」
これを聞いたきつねどんとくまどんは迷うことなくうさぎどんをいばらの茂みに投げ込みます。
このシーンがまさにライド中に落下していくところなのです!
きつねどんとくまどんはしめしめと思っていましたが、実はうさぎどんのほうがしめしめと思っていたのです。
うさぎどんはいばらの茂みの中で育ってきたので、いばらの茂みが怖いわけがありません。
怖いどころかとっても快適!
そのことに気がついたうさぎどんは大笑い!
笑いの国はうさぎどんがまさに生まれ育った場所そのものだったのです。
そしてうさぎどんは自分がもともといた場所「笑いの国」でまた暮らしていくことにしたのです。
一時期はいなくなってしまったうさぎどんが帰ってきたことをクリッターたちは喜びました。
「ジッパーディーレディー号」に乗ったクリッターたちは「WELCOME HOME,BRER RABBIT」と大きな垂れ幕を掲げながら笑顔で「ジッパディドゥダー!ジッパディーデイ!今日はなんて素敵だ」と唄っているのです。
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンの丸太をつくっているのは誰?
蒸留酒の密造をしていたアライグマのラケッティの蒸留器が誤って大爆発を起こしてしまったおかげでビーバーブラザーズがつくったダムは決壊してしまいます。
そこでビーバーブラザーズはスプラッシュマウンテンの洞窟内を流れる川で川下りができるようにと丸太をつくったのです。
この丸太に乗ってゲストは笑いの国を探しにいくのです。
丸太をつくったビーバーブラザーズは決壊したダムでできた川を使って楽しむことができる川下りの会社もつくりました。
それが「ビーバーブラザーズのカヌー探検」です。
スプラッシュマウンテンのライドが終わったところの扉にも案内看板がありますよ♪
このカヌーを漕ぐのはなかなかハードなのですが、おにいさんがたくさんアシストしてくれたりスプラッシュマウンテンのお話も聞けたりするので楽しめます!
ビーバーブラザーズの名前はクローレンスとブリュースターです。
実はビーバーブラザーズは手先が器用で「天才建築家」とも呼ばれていて、クリッターカントリーにある建造物のほとんどを建築しています。
クリッターカントリー内にある「グランマ・サラ」のキッチンにもビーバーブラザーズの建造物、さらにはチカピンヒルでの活躍の姿が見れますよ♪
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンのフードショップ「ラケッティのラクーンサルーン」
密造酒の蒸留器で大爆発を起こしてしまったアライグマのラケッティはとっても反省しました。
そして密造酒の製造業から足をあらい、現在はドリンクとフードを提供するお店を経営しています。
それが「ラケッティのラクーンサルーン」です。
スプラッシュ・マウンテンのライドが終わって外に出たところにあってパークドリンクやパークフードのチュロスが楽しめますよ。
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンの写真
スプラッシュマウンテンにライドしてうさぎどんがいばらの茂みに投げ込まれるときのベストショットを撮影してくれているのは写真家のフィニアス・ファイアーフライです。
ファイヤーフライはほたるという意味を持っています。
お尻を光らせてフラッシュをたいてくれているのかもしれませんね。
クリッターカントリーにはクリッターたちの足跡があちらこちらにあり、たどってみるといろいろなものが見つかりますよ。
・写真撮影は誰?スプラッシュマウンテンのキャラクター名前まとめ
ディズニーランドのバックグラウンドストーリー:スプラッシュマウンテンのグッズショップ
クリッターカントリー内にはオリジナルのグッズショップもあります。
名前は「フート&ハラー・ハイドアウト」です。
「フート」と「ハラー」はクリッターの子供たちが仲間と情報をか交わすときの合言葉で、大事な隠れ家にこの言葉をつけたようです。
まとめ
スプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーはいかがでしたでしょうか。
スプラッシュマウンテンに限らず、このようにとっても奥深い物語が各アトラクションなどについています。
ディズニーのファンにはキャラクターだけでなく、筆者のようにバックグラウンドストーリーが好きなファンもいますよ♪
ゲストが自らの興味で調べないとよく分からない細かすぎるバックグランドストーリーと、そのバックグラウンドストーリーをつくったディズニーと、その知識をすべてわかった上で案内してくれるキャストさんを尊敬します。
細かすぎるバックグラウンドストーリーはウォルト・ディズニーが「ゲストが気がつかないところにまで手を抜かずに徹底的にやりなさい。そうすればまた何度でも来たくなる場所になる」という教えを説いたと言われています。
たしかに筆者も何も疑問に思わず、「コースターとしての落下」を楽しむことがメインだった時期がありました。
しかし、バックグラウンドストーリーを知ってからはクリッターカントリーに一歩入ったところからあれもこれも目につくようになったり、ライド中にバックグラウンドストーリーの答えを探してみたり、見つけて喜んでみたりと楽しみのバリエーションが圧倒的に増えました。
ぜひ自分なりの楽しみ方を見つけてみてくださいね♪
今回はスプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーをお伝えしましたがまたの機会にたくさんご紹介できたらと思います。
それでは「スプラッシュ・マウンテン」の世界へいってらっしゃい☆
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