【解説】ミニオンの正体はバナナの妖精ではない!怖い都市伝説やトリビア、バナナとの関係も
大人気の映画『怪盗グルー』シリーズに登場する謎の生命体ミニオンの真相に迫ります!正体についていろいろな噂のあるミニオンですが、セリフなどをもとにその真相を解き明かします。バナナの妖精?バナナから生まれた?などかわいい予想もある中で、「ミニオンはナチスに収監された子供だ」というちょっと怖い都市伝説も…。ミニオンの正体を解明しながら、ミニオンのトリビアもご紹介します。
みなさん、こんにちは!
ミニオンが大好きなしーちゃんです。
待望の新作映画『ミニオンズ・フィーバー』も絶賛公開中のミニオン。
ところでみなさんは謎の生命体・ミニオンの正体をご存知ですか?
ネットでは様々な疑惑が挙がっており、なかにはちょっと怖い正体説も浮上しているんです…!
最もよく聞くのは「バナナの妖精」なのではないかという声ですよね!
しかし、ミニオンはバナナの妖精ではないんです。
今回は、謎に包まれたミニオンの正体を徹底解明します♡
※映画のネタバレを含むので注意!
・ミニオンの正体:疑惑①バナナの妖精?
・ミニオンの正体:疑惑②バナナから生まれた?
・ミニオンの正体:疑惑③ナチスに収監された子ども?
・ミニオンの正体:真相
・ミニオンの正体:生態
・ミニオンの正体:その他の謎
・ミニオンの正体:検証結果
ミニオンとは
ミニオンは映画『怪盗グルー』シリーズに登場する謎の生命体。
陽気でやんちゃ、そしてなぜか悪党である「グルー」に忠誠を誓っているという、不思議な存在です。
とってもかわいいミニオンたちはすっかり人気キャラクターになっていますが、その正体を知っている人は少ないみたい!
ミニオン、かわいいけど何者なんでしょう…?
まずはネットで挙がっている「疑惑のミニオン正体説」をみていきましょう。
なかにはちょっと怖い、ゾクッとするような説もありましたよ…!
ミニオンの正体:疑惑①バナナの妖精?
ミニオンの特徴といえば、以下のものがあげられます。
・バナナが大好物
・黄色い
・楕円っぽい
・たくさんいる
・謎の言語を話す
ミニオンにはバナナを連想する特徴が多くありますね。
ミニオンは映画『怪盗グルー』シリーズに初登場した際「バナナが大好物の謎の生物」と紹介されています。
映画を観ていてもどれほどバナナが好きなのかはよくわかりますよね!(笑)
そんなところから「バナナの妖精」であるという説が浮上しているよう。
ただなんとなく「バナナの妖精」だと思っていた!という人も多いみたいです。
筆者も最初はバナナの妖精だと思っていました!
ミニオンの正体:疑惑②バナナから生まれた?
ミニオンの正体について、「バナナから生まれた」という説があります。
この正体説は、怪盗グルーシリーズ第1作目『怪盗グルーの月泥棒』(2010)公開時に出てきた噂で、当初はこれが定説とされていました。
なぜなら『怪盗グルーの月泥棒』のシーンの中に、この説を裏付けるような台詞があったため。
グルーの証言
『怪盗グルーの月泥棒』では、孤児院からきた三姉妹マーゴ・イディス・アグネスが、グルーにミニオンの正体は何なの?と問うシーンがありました。
そこでグルーが「ミニオンはバナナから作ったいとこや」と発言しているんです。
グルー本人が言っているのだから本当に違いない!
…と思いますよね。
グルーのために数々の武器を生み出した右腕的存在・ネファリオ博士の存在も、その信ぴょう性を高めたひとつの要因でしょう。
ミニオンはネファリオ博士がバナナから作ったグルーの兵士なのかも!?そんな憶測が飛び交うのも理解できます。
しかし、どうして「バナナから生まれた」説が嘘だとわかったのでしょうか。
日本語と英語で異なるセリフ
先ほど紹介した、『怪盗グルーの月泥棒』でのグルーの発言、「ミニオンはバナナから作ったいとこや」というこのセリフは、実は日本語吹き替え版でのもの。
字幕版で英語のセリフを聞いてみると「They are my cousins.」(ミニオンはいとこだ。)としか言っていないんです。
人間であるグルーと、どこから見ても人間には見えない謎の生命体であるミニオンがいとこなわけはありませんよね(笑)
ここでのセリフは、子どもたちにしつこく質問されたグルーが適当に答えた嘘の正体である、というのが真相でしょう。
私たちもすっかりグルーに騙されてしまいました!
ミニオンの正体:疑惑③ナチスに収監された子ども?
主にTwitterで話題になったミニオンの正体説で、ちょっと怖いこんな噂があります。
それは、ミニオンのモデルになったのはナチスに収監され、人体実験をされていた子どもなのではないかという説です。
なぜこのような怖い説が浮上したのでしょうか。
1.謎の生命体だから
2.ネファリオ博士の実験体だから
3.謎の言語を話しているから
ミニオンが謎の生命体なのは、悲しく怖いモデルがいるという裏設定のためではないかということ。
そして『怪盗グルーの月泥棒』でネファリオ博士の発明品を最初に使ってみているのがミニオンたちである、実験体になっていることが、ナチスに収監された子どもの境遇と重なります。
次に、ミニオンが話している言語が謎であること。
ナチスに収監された子どもたちはヘブライ語しか話せなかったため、ナチス(ドイツ)では何を言っているかわからなかったのではないか、という点が共通しています。
そしてネットを震わせた最大の理由は、この説と一緒に拡散されたナチスに収監された子どもたちと思われる写真でした。
そこに写っていたのはミニオンと同じ、オーバーオールに1つ目のゴーグルをつけた子どもたちの姿!
これだけ理由があったら本当かと信じてしまいますよね。
しかし、ミニオンのモデルになったのはナチスに収監された子どもだ、という説は真っ赤な嘘!
実はこの説は最初に海外で拡散されたデマだったんです。
写真もナチスに収監された子どもではなく、1908年にロイヤルネイビー(英国海軍)で開発された潜水艦からの脱出スーツを着た子どもたちでした。
ミニオンの正体が怖いモデルではなくてよかった…!
ミニオンの正体:真相
ネットで挙がっていたこれら3つのミニオン正体説はどうやら嘘・デマ、間違っているようですね。
1.バナナの妖精説
2.バナナから生まれた説
3.ナチスに収監された子ども説
では一体、ミニオンの正体は何なのでしょう。
実は怪盗グルーシリーズのスピンオフ映画1作目『ミニオンズ』(2015年)で、ミニオンの正体が明かされているんです!
★以下、ネタバレ注意★
『ミニオンズ』では、オープニングからミニオン誕生の瞬間から今までの歩みを追っていきます。
ミニオンは人間と同じ、生物
ミニオンが生まれた最初の起源は海。
我々人間もそうですが、魚類や両生類、爬虫類、ほ乳類など、全ての生物のもとになったのはおよそ35~40億年前に海で誕生した単細胞だと言われています。
そしてどうやらミニオンも同じ!
海で誕生した単細胞が、環境に適応し様々な生物へと姿を変えてきたなかで、「ミニオン」という生物も誕生したようです。
ということは、ミニオンの正体は妖精や人工物ではなく、「ミニオン」という一種の生物である、が正解なようです◎
ミニオンが生まれたのは1億4500年前
今と同じ見た目の「ミニオン」という生物が誕生したのは、およそ1億4500年以上も前のこと!
ミニオンは恐竜時代から今まで生き抜いてきた、貴重な生物なんです。
そのころからミニオンたちは悪者のボスを求める性質を持っていました。
ミニオンの最初のボスになったのは恐竜だったんですよ◎
ミニオンの正体:生態
ミニオンの正体が、生物であることがわかりました。
しかし正体もさることながら、その生態も謎に包まれていますよね!
そこで「ミニオン」という生物の生態を詳しく明らかにしていきたいと思います♪
1.最強のボスを求める
先ほども紹介しましたが、ミニオンには最強のボス、しかもなぜか悪者のボスを求める性質があります。
基本的にボスには忠実なのですが、おっちょこちょいなミニオンたちは意図せずボスをやっつけてしまうことがしばしば…。
というか、歴代のボスはほぼみな、ミニオンにやられたようです。(笑)
『ミニオンズ』で判明したミニオンが仕えた歴代ボスはつぎの通り。
2.ミニオン語を話す
ミニオンは謎の言語を話していますが、その言葉にももちろん意味があります。
ミニオンが話しているのは独自の言語・ミニオン語です。
ミニオン語には実在する多くの言語、英語・中国語・日本語などがもとになった単語がたくさんあるんですよ◎
そしてなにやら怪盗グルーはミニオン語辞典を持っているみたい!
ミニオンの言葉を理解し、『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017年)では実際にミニオン語を話していました。
・【ミニオン語辞典】ミニオンの言葉、バナナ語をマスター!35単語の意味を解説!
3.不死身である
ミニオンが誕生した1億4500年前以上前から、なんとミニオンたちはずーーっと生き続けているんです!
ミニオンは不死身なので死ぬことがないのだとか…!
『怪盗グルーの月泥棒』で生身のまま宇宙に飛ばされたミニオンがいましたが生きていました。
ミニオンは酸素がなくても生きていけるんですよ◎
4.増殖する
不死身であるだけじゃなく、増殖もするとのこと!
ミニオンが大量に生息しているのはこのためだったんですね。
ミニオンが死ぬこともなく無限に増え続けたら一体どうなってしまうんでしょう(笑)
いつか地球がミニオンだらけになってしまうかも?!
5.脳はピーナッツサイズ
頭の回転はあまりよくなさそうなミニオンたち(笑)
ミニオンの脳みそはピーナッツの殻と同じくらいのサイズしかないのだそうです。
ピーナッツの殻と同じと聞くと、なんだか中身もすかすかなイメージが浮かんでしまいますね!(笑)
能天気でちょっぴりおバカさんなところもミニオンの魅力です♡
6.身長はよそ70cm
ミニオンにも個体差はありますが、ミニオンの平均身長はおよそ70cm。
70cmだと人間でいう生後6か月の赤ちゃんと同じくらいの身長です。
映画で見るよりもだいぶ小さいんですね!
ミニオンの正体:その他の謎
ミニオンの正体・生態関連にある、その他の謎についても明かしていきますね♪
どうしてオーバーオールを着ているの?
ミニオンの特徴のひとつである、オーバーオール。
ミニオンが誕生し、海から上陸したときはまだミニオンはオーバーオールを着ていませんでした。
そのとき身に付けていたのは海藻でつくった腰巻のようなもの。
ミニオンがオーバーオールを着るようになったのは、雪山からボスを探しにイギリスへ旅をしにきたときが最初でした。
映画『ミニオンズ』でその様子を見ることができますよ◎
また、現在ミニオンが着ているオーバーオールは防水になっているのだとか。
いつからゴーグルをしているの?
オーバーオールと同じく、ミニオンのトレードマークになっているものといえばゴーグルです。
その時代ごとに材質は変わっていますが、ミニオンが誕生した当初からゴーグルを身に付けていました。
まずは海藻でつくったとされるもの、次に木製、金、と変わっていきながら現在のゴーグルに統一されていきました。
ミニオンは顔の半分以上を大きな目でしめていますから、目を守るためにゴーグルが必要だったのかもしれませんね。
また、現在ミニオンが身に付けているゴーグルは溶接用。
怪盗グルーのもとでネファリオ博士のお手伝いをする際に溶接を行うことがよくあるのでしょうか。
ミニオンの正体:検証結果
ネットで話題に挙がっていた3つのミニオン正体説の真否、ミニオンの正体の真相、ミニオンの生態について解き明かしていきました★
最後にそれぞれ一覧にまとめてみました。
●ミニオン正体説(デマ・嘘)
1.バナナの妖精説
2.バナナから生まれた説
3.ナチスに収監された子ども説
●ミニオン正体の真相
1億4500年以上前に誕生した「生物」
●ミニオンの生態
1.最強のボスを求める
2.ミニオン語を話す
3.不死身である
4.増殖する
5.脳はピーナッツサイズ
6.身長はおよそ70cm
7.オーバーオールは防水
8.ゴーグルは溶接用
まとめ
いかがだったでしょうか。
謎の生命体、ミニオンの正体・生態が判明しましたね!
有力説かと思われていた「バナナの妖精」「バナナから生まれた」説でしたが、どちらも不正解。
ミニオンの正体は「ミニオン」という一種の生物でした◎
より詳しくミニオンの正体・生態が知りたいという人はぜひ映画『ミニオンズ』を観てみてくださいね♡
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