【ノートルダムの鐘のあらすじ】心温まる物語のストーリー&感想まとめ!ひと目で分かる人物相関図も!

    • 栗又

      栗又

    『ノートルダムの鐘』はシリアスでかつ壮大な音楽とストーリーはディズニー映画の中でも屈指の名作。今回は、『ノートルダムの鐘』のあらすじと感想についてご紹介します。物語がちょっぴり大人向けで難しいと言われる『ノートルダムの鐘』の登場人物やあらすじがひと目でわかるよう、人物相関図もまとめてみましたよ♪どうかネタバレにはご注意を!

    こんにちは!ディズニー映画にどハマり中の栗又です。

    ディズニー映画『ノートルダムの鐘』は、フランスの小説「ノートルダム・ド・パリ」を原作に、壮大な音楽のミュージカル映画
    パリの広場で人形劇が行われ、主人公の鐘撞き男、カジモドについて話すところから物語が始まります。

    今回は、『ノートルダムの鐘』のあらすじをご紹介していきます!

    ディズニーらしくない主人公、ヒロイン、悪役、そして結末。
    最後まで目が離させない映画です。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:人物相関図

    ノートルダムの鐘:人物相関図
    ノートルダムの鐘:人物相関図

    『ノートルダムの鐘』の物語を紹介していく前に、まずは本作のあらすじがひと目でわかるよう、人物相関図をまとめてみました♪
    「ストーリーが難解」とも言われる『ノートルダムの鐘』の人物関係を洗い出したので要チェックですよ!

    まず、本作の主人公は鐘つき男のカジモド!
    あまりに奇抜なその容姿は誰もが恐れるほどですが、本当は優しい心の持ち主です。

    そんなカジモドを大聖堂で育て上げたのが、司祭のフロロー。
    本作のヴィランであり、物語序盤からカジモドの母を殺すという凄惨な行為に走ってしまいます。

    やがて、他の人間のように大聖堂の外の世界で自由に暮らしたいと願うカジモド。
    唯一の友達である3体のガーゴイルの石像や、お祭りの道中で出会うジプシーの娘・エスメラルダ、街の治安を守るフィーバス隊長に出会い、パリの小さな町を舞台に大冒険を繰り広げていくのです♪

    それでは、早速『ノートルダムの鐘』のあらすじを見ていきましょう◎
    本作のネタバレ・結末を含むので、この先を読む際にはご注意を!

    ノートルダムの鐘のあらすじ:①カジモドの生い立ち

    『ノートルダムの鐘』あらすじ
    出典:公式サイト
    『ノートルダムの鐘』あらすじ

    判事フロローはジプシー狩りの最中に逃亡した女性を殺害、女性が抱えていたものを奪うとそこには醜い顔の赤子がいました。
    あまりの顔の醜さにフロローは井戸に捨てようとしますが、司祭に咎(とが)められ、引き取って養うことになります。
    フロローはその赤子に「でき損ない」という意味の「カジモド」と名前をつけ、大聖堂に軟禁したのでした。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:②生まれて初めてのお祭り

    20年後、カジモドは心の優しい青年に育ち、大聖堂の鐘をつく仕事をしています。
    カジモドに話しかけてくれるのは、カジモドが一人の時にだけ生命体を持つガーゴイル像。

    ある日祭りに行きたいと思ったカジモドは、こっそり少しだけと外に出ます。
    そこでカジモドは美しい踊り子・エスメラルダと出会い、一目惚れ

    踊り子エスメラルダは、カジモドの顔は変装するためのマスクだと思い、舞台の上に上げます。
    しかし、カジモドはマスクではありません。
    エスメラルダは舞台に上げた責任も感じ、人々にいじめられていくカジモドを助けます。

    しかし、エスメラルダは、大聖堂から出てはいけないという言いつけを破ったカジモドを庇ったことになってしまい、フロローからの怒りを買ってしまうのでした。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:③エスメラルダの苦難

    護衛隊長フィーバスもエスメラルダを助けようとし、大聖堂の中へ入れて「聖域である大聖堂内では逮捕できない」と告げます。
    司祭の忠告もあり、追うことはこれ以上できません。

    フロローは大聖堂の周囲を徹底的に包囲し、エスメラルダが一歩でも外に出ると捕まる状態に準備。
    しかしカジモドが、「普通に出たら捕まる」とエスメラルダを大聖堂から抜け出す手助けをします

    エスメラルダに惹かれてしまっていたフロローは、エスメラルダの逃亡を知り激怒します。
    護衛隊を引き連れ、少しでも怪しければ家宅捜査、少しでも思うように行かなければ見せしめとエスカレートして行きます。

    見せしめに「この家に火をつけろ!」と護衛隊隊長フィーバスに命じますが、フィーバスは拒否。
    離反したフィーバスは他の護衛隊に攻撃され、川に沈みます。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:④儚い恋

    川に落ちていくフィーバスを、エスメラルダが助けます。
    エスメラルダは、カジモドにフィーバスをかくまって欲しいとお願いをします。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:⑤奇跡の法廷

    エスメラルダの逃亡はカジモドが手助けをしたのではと気づいたフロローは、「明日の夜明けに、1000人の兵隊でジプシーの隠れ家を襲撃する」と告げ、罠(わな)を仕掛けます

    カジモドは、以前エスメラルダからもらったペンダントがこの街の地図だということに気付き、ペンダントが暗号化されているのを見事読み解くと、ジプシーの隠れ家「奇跡の法廷」へ危険を伝えに行きます。

    すると、フィーバスとカジモドを尾行していたフロローが後から入り、フィーバスとエスメラルダをはじめ、奇跡の法廷の住人全員が拘束されるのでした。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:⑥処刑

    カジモドは拘束されることは免れましたが、重い鎖で繋がれて監禁されてしまいました。
    ノートルダム大聖堂の広場ではエスメラルダの処刑が始まろうとしています。
    フロローは、愛人となるならば処刑はしないと囁(ささや)きますが、エスメラルダはツバを吐いて拒絶

    フロローはそのまま火を付け、刑執行。
    この事態に気付いたカジモドが現れ、自慢の怪力で全てを破壊し、エスメラルダを大聖堂へ連れて行くのでした。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:⑦総攻撃

    激怒したフロローは大聖堂へ総攻撃をかけようとしますが、隙をついて逃げ出したフィーバスと、奇跡の法廷の住人と応戦することに。
    司祭を振り切り、フロローは単独で大聖堂へ乗り込み、エスメラルダとカジモドを殺そうとします
    まだフロローを「ご主人様」と呼んでいたカジモドでしたが、この時ナイフを持っていることに気づき、外へ出て対戦。

    足場の悪い石像での攻防戦。
    フロローは、転落しかけたカジモドを助けようとするエスメラルダを二人同時に始末しようとしたその時、とうとうフロローは神の怒りを買い、足場が崩れて、地上へと落ちていくのでした。

    間一髪、カジモドはフィーバスが下で助けてくれました。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:⑧エンディング

    (1)主人公が結末でも「おひとり様」

    カジモドは心がとても美しく優しいのですが、見た目が醜いという設定。
    「美女と野獣」の野獣は喋る獣のような醜さでしたが、今作のカジモドは人だけれど見た瞬間に息を飲む醜さで、とても現実味のある設定です。

    そしてフロローに引き取られ、大聖堂の中から出られないという、男性キャラクターの主人公の中では異色だらけ

    でも、人は心で行動が決まるのでしょうか。
    彼のエスメラルダを助けたいという気持ちが、パリの人々の心も変えてしまったのだからやっぱりすごい主人公ですね。

    (2)2. ヒロインと三角関係

    ヒロイン・エスメラルダは美しく妖艶な踊り子。
    見た目だけではなく、中身もしっかりとした女性でとても魅力的です。

    ただ、カジモドも王家の血筋ではなく、エスメラルダも王家の血筋ではない。
    共通しているのは「ジプシー」の血筋ということ。今までのディズニーのお話とは大分違う設定です。

    魅力的なヒロイン・エスメラルダ、カジモド、護衛隊隊長のフィーバスとの三角関係の恋愛模様
    本格的な三角関係を描かれたこと自体、初めてのような気がするのに、ヒロインとの恋愛で主人公が実らないというのは初めてだと思います。

    (3)悪役である判事のフロローは自分が行いは全て正しいと思っている

    フロローは文字通りの「デッド オア アライブ」のように白黒つけ、生かすか殺すかをしています。
    執拗(しつよう)な言動や、やりすぎとも言える見せしめは、フロロー自身が抱えている恐怖心なのだと思います。
    無意識にそのことを気付いているからこそ、悪いことを悪いと認める度胸も無いんですね。

    やっていることはディズニー史上最低な悪役だと思いますが、中身はディズニー史上最も程度の低い人間性という感想です。
    そこが逆に魅力的なのが不思議です。

    ノートルダムの鐘のあらすじ:感想

    『ノートルダムの鐘』感想
    出典:公式サイト
    『ノートルダムの鐘』感想

    ノートルダムの鐘はキャラクターも物語も、ディズニーらしくなく、そこが逆に魅力的でした。
    ディズニーらしいと思ったのは、かわいい動物たちと、素晴らしい音楽、そして「ハッピーエンド」。

    主人公の見た目が悪いことやジプシー狩り、作中胸を痛める事件や言葉が多く出てきます。
    最後に救いを与えてくれるのがディズニー映画のいいところだなと、この映画ほど思ったことはありません

    物語の冒頭の歌に乗せて物語れる主人公の生い立ちから、壮大な音楽に繋がる所に行くとあまりの素晴らしさにゾクッとしちゃいました。

    まとめ

    ノートルダムの鐘の興行収入はあまり振るわず…。

    内容がシリアスで子どもは見せられないというのもあったのかもしれません。
    しかし、ディズニーシーではノートルダムの鐘の音楽が使われていますし、今作が名作というのに変わりはありません!

    「シリアス」「大人向け」といった先入観は捨てて、ぜひ心温まる物語「ノートルダムの鐘」をご覧になってみてくださいね。

    続編「ノートルダムの鐘2」のあらすじはこちらからどうぞ。

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    ディズニー映画が大好き栗又です。 特にミュージカルが好きでノートルダムの鐘とアラジンは劇も観に行きたいです! ランドとシーとホテル、一通り制覇することが夢です。

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