【トイストーリー5】リリーパッドは悪役?プロフィールや印象的なシーンを解説
2026年に公開となった『トイ・ストーリー5』に登場する最新型のおもちゃ「リリーパッド」を解説します!ボニーとジェシーたちの関係性を変化させ、本作のヴィラン(悪役)として描かれるリリーパッドですが、はたして本当に悪役なのでしょうか?リリーパッドのプロフィールや劇中の印象的なシーンを振り返りながら、考察していきましょう!
こんにちは!
『トイ・ストーリー』シリーズが大好きなかなざわまゆです。
7月3日、ついにシリーズ最新作の『トイ・ストーリー5』が公開になりました!
映画に登場した新キャラクターのひとりが、タブレット型のおもちゃ「リリーパッド」。
予告編ではジェシーたちと対立する姿が描かれ、今作のヴィラン(悪役)として注目を集めていました。
今回は、リリーパッドのプロフィールや劇中での印象的なシーンを振り返りながら、「リリーパッドは本当に悪役なのか?」を考察していきます!
・リリーパッドの印象的なシーン
- ボニーからおもちゃとの遊びの時間を奪う
- 「つまり、古いってこと?」とジェシーを見下す
- お泊まり会でジェシーに勝ち誇った表情を見せる
- おもちゃたちをガレージに閉じ込める
- ボニーを傷つけてしまう
・リリーパッドは本当に悪役なのか?
- 根底にあったのは「ボニーを幸せにしたい」という想い
- 「みんなと同じ」が正解だと思っていた
- 自ら寄付の段ボールへ入る
・最後はボニーとブレイズを繋ぐ存在に
リリーパッドはどんなキャラクター?
リリーパッドは、『トイ・ストーリー5』で初登場したタブレット型のおもちゃです。
丸い目とカエルのような愛嬌のあるデザインが特徴で、見た目はとてもかわいらしいキャラクター。
高度なAIが搭載されており、子どもとの会話や遊び、コミュニケーションをサポートする役割を担っています。
リリーパッドがボニーの家へやって来たきっかけは、「友達ができない」というボニーの悩みでした。
娘のことを心配した両親は、友達作りをサポートしてくれる最新のおもちゃとしてリリーパッドを購入します。
リリーパッドの印象的なシーン
リリーパッドは家にやって来るなり、ボニーの生活にすぐに溶け込みます。
しかし、彼女の存在は、以前からボニーの家にいるおもちゃたちにとって大きな脅威となっていきました。
ここからは、リリーパッドが「ヴィラン(悪役)」と言われる理由となった印象的なシーンをご紹介します。
ボニーからおもちゃとの遊びの時間を奪う
『トイ・ストーリー』シリーズにおいて、おもちゃが子どもに遊ばれなくなることは、存在意義を失うことと同じです。
リリーパッドが家に来てからというもの、ゲームで遊んだり、友達とチャットでコミュニケーションをしたり、ボニーはすっかりリリーパッドに夢中。
その結果、ジェシーやバズ・ライトイヤー、レックス、ハムたちと遊ぶ時間はどんどん減ってしまいます。
これまでの『トイ・ストーリー』シリーズでは、子どもたちの成長に伴うおもちゃとの別れが描かれてきました。
しかし、今回は少し事情が異なります。
子どもがおもちゃ遊びを卒業したわけではなく、「遊び方そのもの」が変化してしまったのです。
遊ばれない日々を過ごすことになったおもちゃたちは、「捨てられてしまうかも……」と危機感を抱きます。
「つまり、古いってこと?」とジェシーを見下す
リリーパッドの価値観がはっきり表れたのが、物語序盤でのジェシーとのやり取りです。
ジェシーは、自分がこれまでエミリー、アンディ、ボニーの3人の子どもたちと過ごしてきたことをリリーパッドに打ち明けました。
長い年月、多くの子どもたちに愛されてきたことは、おもちゃにとって誇るべき経験です。
しかし、リリーパッドはその話を聞くとすぐにインターネットでジェシーを検索。
「つまり、古いってこと?」と、年代物のおもちゃであることを指摘します。
「新しいものの方が優れている」「最新のおもちゃこそ子どもに必要である」という彼女の価値観が、この短いやり取りにもしっかりと表れていました。
お泊まり会でジェシーに勝ち誇った表情を見せる
そんなリリーパッドの考え方がより鮮明になるのが、ボニーの家の近くに住む女の子・チェルシーの家でお泊まり会が開かれた時のこと。
お泊まり会に誘われたボニーは、家に到着するなりジェシーとブルズアイをチェルシーたちに嬉しそうに見せます。
しかし、それを見たチェルシーたちは少し驚いた様子で、「まだおもちゃで遊んでいるんだ……」と反応します。
そのひとことに、ボニーは戸惑いを隠せません。
周囲の目を気にしたボニーは、ジェシーとブルズアイを父親へ預け、代わりにリリーパッドを持っていくことを選びます。
この時、リリーパッドはジェシーに対してどこか勝ち誇ったような表情を見せます。
自分こそがボニーに必要な存在であり、自分こそが今の子どもたちに相応しいおもちゃだという、彼女の自信が感じられるシーンでした。
おもちゃたちをガレージに閉じ込める
リリーパッドの最大の悪事とも言えるのが、おもちゃたちをガレージへ追いやってしまう出来事です。
お泊まり会を終えて家に帰ってきたボニーは、浮かない表情。
どうやら、リリーパッドが思い描いていたように友達関係が大きく変わることはなかったようです。
そこで、リリーパッドは原因を分析。
導き出した答えは、「ボニーが古いおもちゃで遊んでいるから友達ができない」というものでした。
ボニーが想像力を膨らませて遊ぶことこそ彼女らしさであるにもかかわらず、リリーパッドは一般的なデータをもとに、おもちゃの存在そのものを問題だと結論づけてしまいます。
さらに、リリーパッドはボニーになりすまして父親へチャットを送信。
「おもちゃをガレージにしまって」と、あたかもボニー本人がお願いしたかのようにメッセージを送り、おもちゃを片付けさせてしまいます。
その結果、レックスやミスター・ポテトヘッド、フォーキーたちも次々とガレージへ運ばれてしまいました。
自分はボニーのために正しいことをしていると信じて疑わないリリーパッドの姿は、これまでの『トイ・ストーリー』シリーズのヴィランたちとはまた違った恐ろしさを感じさせます。
力で支配するのではなく、善意と合理性を持って行動しているからこそ、その危うさが際立っていました。
ボニーを傷つけてしまう
おもちゃたちをガレージへ追いやったリリーパッドでしたが、それでもボニーの友達関係が劇的に変わることはありませんでした。
リリーパッドの目的は「ボニーに友達を作ること」。
そのため、お泊まり会の後も、ボニーとチェルシーたちの関係を良くしようと懸命にサポートを続けます。
一方その頃、ひょんなことから昔のエミリーの家――現在はブレイズという女の子の家に迷い込んでしまい、ボニーのもとに戻ろうと奮闘するジェシー。
そんなジェシーと出会ったのが、ブレイズのかつてのおもちゃである「スマーティー・パンツ」といったハイテクおもちゃたちでした。
ハイテクおもちゃたちによる支援もあり、ジェシーは、自分が今ブレイズの家にいることをボニーに伝えることに成功します。
しかし、おもちゃたちの行動は思わぬ形でボニーを傷つける結果に繋がってしまいました。
ボニーがジェシーを探していることを知ったチェルシーたちは、チャット上でその様子を「赤ちゃんみたい」と話題にします。
幼い子ども同士の何気ない一言だったのかもしれません。
しかし、大好きなおもちゃを大切に思っているボニーにとって、その言葉は深く心に突き刺さります。
この一連のやり取りを目の当たりにしたリリーパッドは、ようやくある事実に気づきます。
それは、チェルシーたちとボニーを繋げたり、おもちゃをボニーから遠ざけたりと、自分が良かれと思ってしてきたことが、結果的にボニーを傷つけてしまったということ。
この瞬間、リリーパッドは初めて自分の行動を見つめ直すことになります。
リリーパッドは本当に悪役なのか?
ボニーからおもちゃとの時間を奪い、ジェシーを「古い」と見下し、おもちゃたちをガレージへ閉じ込めるなど、ここまでの行動だけを見ると、リリーパッドは間違いなく『トイ・ストーリー5』のヴィランです。
しかし、物語を最後まで観ると、「悪役」という一言だけでは片付けられないキャラクターであることが分かります。
根底にあったのは「ボニーを幸せにしたい」という想い
リリーパッドの行動を振り返ると、その根底には常に「ボニーが友達を作れるようにしたい」という想いがありました。
これは、ジェシーやウッディたちが願っていたことと本質的には変わりません。
ウッディは『トイ・ストーリー2』で、「おもちゃにとって一番幸せなのは子どものそばにいること」だと語っていました。
ジェシーもまた、ボニーが笑顔でいてくれることを何よりも願っています。
そして、リリーパッドも同じ。
ボニーの幸せを願っていたからこそ、友達作りを全力でサポートしようとしました。
友達作りの方法が、ジェシーたちとは違っていただけなのです。
「みんなと同じ」が正解だと思っていた
リリーパッドはAIとして、多くのデータをもとに最適な答えを導き出します。
「今の子どもたちはデジタルで遊ぶ」「友達と同じものを持っていれば仲良くなれる」「おもちゃ遊びは卒業するもの」……。
こうした一般的な傾向から考えれば、リリーパッドの判断には一定の合理性があります。
だからこそ、リリーパッドが自分の考えを疑うことはありませんでした。
しかし、ボニーはみんなと同じ子どもではありません。
想像力を膨らませながらジェシーたちと遊ぶ時間が大好きで、おもちゃとの物語を作ることが、彼女らしい遊び方でした。
つまり、リリーパッドは「今の子どもたちはこうだから」というデータを優先するあまり、「ボニー自身が何を好きなのか」を見落としてしまっていたのです。
『トイ・ストーリー5』は、こうした対立を通して「一人ひとりに合った幸せは違う」というメッセージを描いているようにも感じられます。
誰かにとって最適な方法が、別の誰かにとっても最適とは限らない。
リリーパッドは、そのことを身をもって知ることになりました。
自ら寄付の段ボールへ入る
ボニーが傷ついた姿を見たリリーパッドは、自分が間違っていたことを認めます。
そして、自ら寄付用の段ボールへ飛び込むという決断を下しました。
「自分ではボニーを幸せにできなかった」という切ない想いが滲み出たシーンだったと思います。
『トイ・ストーリー』シリーズの歴代ヴィランを振り返ると、『トイ・ストーリー3』のロッツォは最後まで自分の考えを曲げませんでした。
一方、『トイ・ストーリー4』のギャビー・ギャビーは、自分の願いを見つめ直し、新しい持ち主との出会いによって救われます。
リリーパッドもまた、自分の間違いを認め、自ら身を引く道を選びました。
この選択ができた彼女は、単純な悪役ではなく、成長するキャラクターとして描かれていたのでしょう。
最後はボニーとブレイズを繋ぐ存在に
寄付されることを選んだリリーパッドですが、その後はジェシー、ウッディ、バズ・ライトイヤーと協力します。
3人をボニーのもとに帰し、かつボニーとブレイズが友達になれるように奮闘するのです。
ボニーに本当に必要だったのは、周囲に合わせることではなく、ありのままの自分を受け入れてくれる友達に出会うこと。
リリーパッドはそのことに気づき、今度はデータではなく、ボニー自身の気持ちに寄り添いながらふたりを結ぶ役割を果たします。
その結果、ボニーとブレイズは本当の友達になることができました。
「友達を作ってあげたい」というリリーパッドの願いは、遠回りをしながらも、最後にようやく叶ったのです。
まとめ
『トイ・ストーリー5』において、リリーパッドはジェシーたちと対立するヴィランとして登場します。
彼女の行動だけを見れば、悪役と呼ばれても仕方ありません。
しかし、その根底には「ボニーを幸せにしたい」「友達を作ってほしい」という純粋な願いがありました。
『トイ・ストーリー5』を通して描かれていたのは、「みんなと同じである必要はない」という現代的なメッセージ。
ぜひみなさんも、リリーパッドの言動に注目しながら、映画を楽しんでみてくださいね☆
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