映画『モアナと伝説の海』あらすじ&ネタバレ!登場キャラクター・歌・声優・見どころを解説!
2016年公開のディズニー映画『モアナと伝説の海』のあらすじ&ネタバレを紹介します。ディズニーの最新技術を駆使して製作された『モアナと伝説の海』は、映像美のほかにも見どころがたくさんあります。映画に登場するキャラクターや主題歌、日本語版・英語版の声優の情報をまとめました!ディズニー映画『モアナと伝説の海』を10倍楽しむための、背景テーマについても考察します。映画に隠されたオマージュは、きっと誰かに教えたくなるはず♪
こんにちは、ディズニー映画好きのmochiです。
ディズニー映画『モアナと伝説の海』は、最新技術使って描かれた“海”をテーマにした作品です。
2016年に公開され、主題歌「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」も話題になりました。
今回は、そんな『モアナと伝説の海』のあらすじをご紹介していきます。
登場キャラクターや声優、歌など、見どころをチェックしましょう♪
知っていると映画を10倍楽しめる、隠れオマージュも紹介します!
・『モアナと伝説の海』:あらすじ(ネタバレ)
・『モアナと伝説の海』:登場人物
・『モアナと伝説の海』:声優
・『モアナと伝説の海』:主題歌・挿入歌
・『モアナと伝説の海』:オマージュ(隠れキャラクター)
・『モアナと伝説の海』:ディズニースタジオの最新技術
・『モアナと伝説の海』:テーマについて考えてみよう
ディズニー映画『モアナと伝説の海』
2016年に公開された『モアナと伝説の海』は、ディズニースタジオの長編アニメーション作品です。
最新技術によって、南の島の自然や美しい海が描かれています。
また、主人公のモアナはディズニー初のポリネシアン系の女性です。
監督は、『リトル・マーメイド』や『アラジン』を手がけたロン・クレメンツ&ジョンマスカーのコンビ。
上映時間は約107分です。
『モアナと伝説の海』:あらすじ(ネタバレ)
モアナたちが暮らすモトゥヌイ島には、昔からある物語が伝えられていました。
1000年前、女神テ・フィティは海しかなかった世界に島や自然、動物を創造しました。
ある日、その女神テ・フィティの心が、半神半人のマウイによって盗まれてしまいました。
しかし、同じく心を狙っていた悪魔テ・カァの襲撃を受け、マウイは心を海に落としてしまいます。
テ・フィティが心をなくし、世界は闇に包まれますが、いつか海に選ばれし者が心を返せばまた平和が訪れるとされています。
この物語を聴いて育ったのが、モトゥヌイ島の村長(むらおさ)の娘モアナです。
モアナは、父(トゥイ)が村の規則としてサンゴ礁を超えて海の奥に行くことを禁じているのにも関わらず、ひそかに海に思いをはせています。
ある日、幼いモアナは子カメを助けたことで海に許され、緑色の石をもらいました。
しかし、モアナは父に呼ばれたタイミングでその石をなくしてしまいます。
何年も経ち、モアナが村長になるための修行をしている時、島に危機が訪れます。
ココナッツなどの植物は腐り、魚が取れなくなってしまいました。
モアナはサンゴ礁を超えて漁に行くことを提案しますが、海は危険だと父に反対されてしまいます。
しかし、モアナは島のために自らの手で、とうとう禁止されていた大海原へとひとり乗り出していくのです。
意気揚々と海へ出たものの、荒れた海の脅威に触れ、命からがら島へ戻ってきたモアナ。
すると祖母(タラ)がモアナを洞窟へ連れて行き、先祖が海を自由に冒険していた時代があったことを伝えます。
そして、昔、女神が自分のいる島々を作ったこと、半神半人のマウイによって女神の心が盗まれてしまったことを知ります。
自分が選ばれしものだと気づいたモアナ。
幼い頃に海からもらった緑の石を、持ち主の女神に返すことで島の平和が戻ることが分かります。
モアナの冒険は、まず女神から緑色の石を盗んだといわれる半神半人のマウイを探すところからはじまります。
最初、モアナはうまく船を操縦できず、とても苦労するのでした。
マウイを探し出したと思いきや、マウイは最初モアナをうまく騙そうとしました。
が、モアナのほうが一枚も二枚も上手で、最終的にはモアナと共に女神探し、そして女神の心を返す旅を手伝うことになるのでした。
そんな2人に立ちはだかるのはマウイがすでに一度負けた相手、火の神。
果たしてマウイとモアナは協力して火の神に勝ち、女神の心を返しに行けるのでしょうか…。
神話が出てきますが、見ているうちに理解できるので大丈夫です♪
『モアナと伝説の海』:登場人物
それでは、モアナと伝説の海に登場する主なキャラクターを紹介していきましょう。
モアナ・マウイ・女神・祖母タラが重要人物です。
◆主人公「モアナ」
モトゥヌイ島の村長の一人娘、モアナ。
海を愛し、また海に愛されている少女であり、海に選ばれた者でもある。
活発で元気いっぱい、海に出たい思いは人一倍強く持っている。
だが同時に、心配している両親や自分の村を思う優しい心の持ち主。
豊かな黒髪とぱっちりした目、くっきりとした眉にくるくる変わる表情がとってもキュート。
◆女神「テ・フィティ」
地球に海しかなかったとき、テ・フィティの手で母なる島を作り出した。
その後もテ・フィティの心からさまざまな島、そして木々や花が生み出された。
しかし、半神半人「マウイ」にこころを盗まれてしまう。
◆半神半人「マウイ」
昔、女神「テ・フィティ」の心である緑の石を盗んだ人物。
マウイは「神の釣り針」によって、自由自在に動物に変身することができる。
大地と炎の悪魔「テ・カァ」との戦いに敗れ、「神の釣り針」とテ・フィティの「心」を同時に無くして以来、誰もどこにいるかは知らないままだった。
モアナと出会い、ともにテ・フィティの「心」を返す旅を始める。
大きな体に今までの功績を彫ったタトゥー入りの、自信家タイプ。
◆祖母「タラ」
モアナが昔から海に惹かれていることを知っており、さまざまなことをモアナに教える。
モアナがひとり海へと冒険を始める時には、「エイ」の姿の霊となってモアナを送り出した。
村で少し異色を放っているが、モアナの気持ちに寄り添い導く優しい祖母である。
『モアナと伝説の海』:声優
キーパーソンとして出てくる人物については、ディズニースタジオは意外な人物を起用することが多いですよね。
主人公モアナと半神半人マウイも同じく、声優さんをチェックして余裕があれば、英語版と日本語版の声優さんの違いを比べてみてくださいね♪
◆主人公モアナ役
今回、主人公モアナの声優は日英ともにオーディションをへて今回デビューするシンデレラガールです♪
【英語版】アウリー・クラバーリョ(Auli'I Cravalho)
ディズニーヒロイン史上最年少でのデビューとなった、米ハワイ・オアフ島出身の14歳です。
アウリーが歌った主題歌である「How Far I'll Go」は、アカデミー主題歌賞にノミネートされました。
【日本語版】屋比久知奈(やびくともな)
沖縄県沖縄市出身の23歳で、『モアナと伝説の海』がデビュー作となりました。
オーディションに合格した際は、まだ現役女子大生だったことで話題に。
特技は英会話だそう。
◆半神半人マウイ役
マウイ役には、意外な人が日英ともに選出されています♪
特に英語版マウイを演じたドウェイン・ジョンソンは本当にマウイのような強さの持ち主!
この2人も、「You’re Welcome」と「どういたしまして」という曲を力強く歌い上げています♪
【英語版】ドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)
元レスリング選手で7度もチャンピオン経験があります。
2001年より俳優活動をはじめ、『ワイルドスピード』などに出演していますが、声優は『モアナと伝説の海』がはじめて。
【日本語版】尾上松也(おのえまつや)
日本の歌舞伎俳優で、声優は『モアナと伝説の海』で3作目になります。
ミュージカル「エリザベート」などに出演していて、歌舞伎以外にも幅広く活躍中。
『モアナと伝説の海』:主題歌・挿入歌
ディズニー映画といえば音楽!というほど、主題歌は切っても切れない関係ですよね。
モアナと伝説の海も、同じく歌が素敵です♪
主題歌「How Far I'll Go」/「どこまでも~How Far I’ll Go~」
「How Far I'll Go」を英語版声優のアウリー・クラバーリョ(Auli'I Cravalho)が、「どこまでも~How Far I'll Go~」を日本語版声優の屋比久知奈(やびくともな)が歌っています。
2人の声質が似ているので、聞いていて違和感がすくなかったです♪
歌詞は、「モアナと伝説の海」の物語や、主人公モアナの感情とリンクして作られており、歌からもモアナの気持ちが伝わります。
ぜひこの曲は英語版も合わせて聞いていただきたい一曲です。
細かく韻が踏んであり、メロディに対して言葉がすっと入ってきます♪
「How Far I'll Go」はアカデミー賞主題歌部門にノミネートされるほど有名な曲になりました。
また、エンドロールで流す曲は他のアーティストによるカバーが流れてきます。
英語版はアレッシア・カーラ、日本語版は加藤ミリヤが歌いあげています。
「You're Welcome」/「俺のおかげさ」
「You're Welcome」を英語版声優ドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)が、「俺のおかげさ」を日本語版俳優尾上松也が、それぞれ歌いあげます。
2人の声を比較すると、ドウェイン・ジョンソンの方が低い声をしているため、マウイの大きな体に合う気もします。
ですが、尾上松也の声が「俺のおかげさ」の明るい曲調、マウイのお調子者的キャラクターに合っていると思うのでどちらも良いですよ!
また、日本語で「You're Welcome」を訳すと「どういたしまして」ですが、英語版のところに「どういたしまして」という単語はリズムが悪いのため、そのまま「You're Welcome」にしています♪
他の曲を含めたサウンドトラックが英語版サウンドトラック、日本語版サウンドトラックでともに収録されています。
ぜひ英語版と日本語版を聞き比べてみてくださいね♪
・【全13曲】『モアナと伝説の海』の主題歌&挿入歌まとめ♪「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」など名曲揃い!
『モアナと伝説の海』:オマージュ(隠れキャラクター)
ディズニー映画といえば、1つの映画に対して前作や次の作品へのヒントを練りこむなど、遊び心にあふれた演出が多いですよね♪
モアナに出てくるオマージュを知ると、誰かに話したくなりますよ!
◆主人公モアナが歌う「How Far I'll Go」に魔法の絨毯?!
モアナは村を歩きながらHow Far I'll Goを歌いますが、そのとき村人が後ろで絨毯を広げるシーンがあります。
実はよく見てみると、ディズニー映画「アラジン」に出てくる魔法の絨毯と同じ柄になっているんだとか!
ハワイや南国特有の生地風になっているため、見比べてみないとわからないほど細かいです。
◆カカモラのシーンにベイマックス?!
ココナッツ海賊カカモラのシーンでは、多くの海賊が主人公モアナの前にずらっと顔を並べる場面があります。
そこに一匹だけ「ベイマックス」の顔をしたカカモラがいます!
ほんの一瞬しか映らないので集中して見てみてください♪
◆半神半人マウイが歌う「You're Welcome」にフランダー?!
1番ではなく2番を歌いだすと、背景がアニメっぽい画調にかわります。
アニメ調なところをじーっと見ていると、一瞬だけディズニー映画『リトルマーメイド』に登場するフランダーらしき魚が泳いでいきます!!
『モアナと伝説の海』の監督はジョン・マスカー&ロン・クレメンツであり、『リトルマーメイド』の時も共同監督を務めた2人でした。
小さな遊び心が素敵ですね♪
◆半神半人マウイの変身シーンにスヴェン?!
無くしていた「神の釣り針」を取り戻し、再び自由に変身できるようになったマウイは、様々な動物に変身します。
久々に神の釣り針を手にしたマウイは、調子がうまくいかず魚、サメなど連続して失敗してしまいます。
そのとき一瞬マウイが変身するのが、ディズニースタジオの前作「アナと雪の女王」に出てくるスヴェンです!
◆マウイVSタマトアのシーンに魔法のランプ?!
大量のお宝の手前のほうに、ディズニー映画『アラジン』のジーニーが出てくる魔法のランプがおいてあります!
けっこう大きく出てくるのでわかりやすいかも。
チェックポイント
ここからは、モアナと伝説の海を観る上で知っておくべきポイントをお伝えします!
『モアナと伝説の海』:ディズニースタジオの最新技術
モアナと伝説の海という作品は、タイトルにもあるように“海”がテーマなので、ディズニースタジオの海の作りこみがすごいんです!
透明度の高いオセアニア諸島の海を完全に再現しています。
特に、波しぶきの輝きや波打ち際が本物と存分ないほどです。
それだけでなく、南国の緑の豊かさや溶岩の質感まで再現しています。
『モアナと伝説の海』:テーマについて考えてみよう
主人公モアナは、村の長として生きていかなければいけないという自分の置かれた状況について理解し、そしてどうするべきかも理解しています。
ですが、同時に心のなかにある海に対する情熱や夢を押し込めることになります。
結果的に、伝説から島を救いに海に出ますが、モアナは常に自分で自分の未来を選択し、切り開いていきます。
半神半人マウイは、最初モアナを馬鹿にし鼻をくじかせようとしていたものの、少しずつモアナの情熱、真摯さに触れてモアナに対する気持ちが変わっていきます。
そして、自分のやったことの過ちについて認め、反省するまで成長を遂げるのです。
主人公モアナの両親に対する「家族愛」、村の人々に対する「責任感」、マウイとの「助け合い」、そして自分で切り開く「勇気」など、たくさんのテーマがある映画です。
まとめ
最近のディズニー作品は、夢見るプリンセスから自分で切り開く強い女性というテーマに切り替わりつつありますよね。
前作の『アナと雪の女王』に引き続き、恋愛要素をなくし自分探しをテーマにした『モアナと伝説の海』は、さらにその要素が強くなった作品だと思います。
また、マウイというキャラクターによってディズニースタジオお得意の“バディームービー”、相棒と助け合ってひとつのことを成し遂げるというスタイルは守られています♪
個人的には本当に映像技術が毎回向上していて驚かされます!
海も自然も、見ていて全くの違和感がありませんでした。
劇中に出てくる歌「How Far I'll Go」や「You're Welcome」は、やはりディズニーなだけあって、何度も聞きたくなるメロディ、耳に残るサウンドを聞かせてくれます♪
夏に見れば絶対海に行きたくなること間違いなし!の作品です。
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