ディズニーでは礼拝はできる?海外からの観光客や宗教には対応している?
近年、海外から日本に訪れる外国人観光客も増え、東京ディズニーリゾートの訪問者も約10%が海外の方となっています。海外だと宗教は様々ですが、東京ディズニーシーでは、礼拝はできるのでしょうか?礼拝とは何かということも踏まえ、場所等も合わせてご紹介します。
こんにちは!ディズニーだいすき名古屋在住♡花森です。
日本ではなかなか目にすることはありませんが、宗教によっては礼拝をする方がいますよね。
空港などにも礼拝できる専用の部屋があったりしますね。
ディズニーでは、礼拝はできるのでしょうか?
また、「そもそも礼拝ってなに?」という方のために、この記事では礼拝についてや、実際に礼拝のできる場所を詳しくご紹介します。
礼拝とは
礼拝とは、神様を拝むことを言います。
仏教では「らいはい」と読み、イスラム教の礼拝はサラーといいます。
キリスト教では教会へ行き、神様に拝む行為を指す言葉でもあります。
キリスト教教会における礼拝は、教派ごとに特徴があり、解釈もさまざまです。
このように、礼拝とは宗派や宗教によって言葉は異なりますが、神様に対しお辞儀をしたり手を合わせたり敬意を示したり祈ったりする行為のことです。
礼拝は決まった時間に決まった姿勢で行わなければなりません。
「ここにいるからできない」「こうだからできない」というものではないのです。
ディズニーでは礼拝はできる?
以前は、ディズニーリゾート内で礼拝ができる場所というのはなく、「礼拝した後に再入場ができ、また楽しむこともできる」というものでした。
具体的には、祈祷室や礼拝のための特別なスペースはなく、パーク内は混雑するため一旦ホテルへ戻って礼拝を行い、パークに再入場する方法をということです。
しかし、最近になって、ハラールメディアジャパンという団体がハラールフード(イスラム教徒でも食べることが許されている食材や料理)と礼拝場所を提供していただけるよう署名活動を実地したそうです。
すると、日本だけでなく海外に住んでいる方々からも支持され、およそ1,000人分の署名が集まったそうです。
その結果、ディズニーシーでも礼拝が行えるスペースが提供されることになりました!
ディズニーで礼拝ができる場所
ディズニーで礼拝ができる場所は、ディズニーシーにあります。
礼拝ができる場所は、ポートディズカバリーのエリアにある、ディズニーシー・エレクトリックレールウェイという汽車のアトラクションの駅長室の前です。
ディズニーシー・エレクトリックレールウェイの列車に乗ってアメリカンウォータ−フロントエリアにも行けるので、利用したことがある方も多いのではないでしょうか?
隣にはお手洗いがあります。
礼拝ができる場所を利用するためには、下記を順守する必要がありますよ。
ディズニーはベジタリアンの方でも大丈夫?
宗教関連だと、「ディズニーはベジタリアンでも大丈夫なのかな?」と思う方もいるはず。
ディズニーシーではベジタリアン(菜食主義)の方も食べられるお食事を提供しています。
それは、メディテレーニアンハーバーにある「リストランテ・ディ・カナレット」というレストラン。
リストランテ・ディ・カナレットというレストランはベジタリアンの方にも楽しんでいただけるメニューが用意されています!
注意したい点として、リストランテ・ディ・カナレットはプライオリティ・シーティング対象(事前受付が必要な)レストランです。
リストランテ・ディ・カナレットを利用する際は事前受付が必要ですよ。
また、事前受付をされた方でも状況により待ち時間が発生する場合もあるそうです。
随時確認する埠頭があるみたいですね!
ベジタリアンの方や、アレルギーの方向けのお食事が東京ディズニーリゾートには各種用意されています。
【2017年11月10日追記】
ディズニーリゾートにてハラール弁当なるものが提供されている旨の記述がありましたが、事実と異なる内容であったため、当該部分を削除したしました。
まとめ
いかがでしたか?
東京ディズニーシーでも礼拝ができたり、ベジタリアンの方対象の食事が用意されていたり、ディズニーは「誰もが楽しめる、誰もがしあわせになれる場所」ということを体現されています。
最初は礼拝もできなかったものの、「声」を聞き、その期待に応えようとしてくれた結果がスペースの確保です。
日本人だけならもしかしたらこのような措置はとられなかったかもしれません。
でも、そうではありません。
東京ディズニーリゾートは世界各地からお客様がやってくるテーマパークです。
夢を叶えたり楽しんだりすることに国境はないということですね。
こうすることによって文化が違っても、宗教が違っても楽しいと思う気持ちに違いはありません。
「そういう文化もあるんだな」とお互いの違いを認め、敬意の心を持ち、示すこと。
これこそが人類のあるべき姿ですよね。
ディズニーリゾートという争いとは無縁のところからこうした活動、姿勢が広がっていくことを心から願わずにはいられません。
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