【最恐】スプーキーブーパレードはなぜ怖い?セリフや演出からストーリーを徹底考察!
2022年、3年ぶりに「スプーキー”Boo!”パレード(スプーキーブーパレード)」が東京ディズニーランドに帰ってきました!このパレード、実はファンの間では「最恐」と呼ばれているのをご存じですか?曲調も明るいし、ディズニーヴィランズが登場するわけでもないのに、どうして「最恐」と呼ばれているのでしょうか?今回は、セリフや演出からスプーキーパレードのストーリーを徹底考察します!
こんにちは!
アンダー・ザ・シーに住むのが夢、るんにゃんです。
今回は「スプーキー”Boo!”パレード(スプーキーブーパレード)」のストーリーを、セリフや演出から徹底考察します。
ファンの間で「最恐」と呼ばれている秘密を探っていきましょう!
◎2022年のスプーキーブーパレード情報
・【2022】スプーキーブー&ヴィランズのパレード!ディズニーランドの2種類のハロウィンパレードまとめ!
- スピール(パレード前のアナウンス)
- 5号橋
- フロート
- キャラクターたちのセリフと衣装
・【考察】スプーキーブーパレードのストーリー
- ◆パレードの目的は?
- ◆トゥモローランドがストーリーの鍵!?
スプーキーブーパレードの恐ろしいポイント
スプーキーブーパレードが、実はファンの間では「最恐」と呼ばれているのをご存じですか?
曲調も明るく、ディズニーヴィランズが登場するわけでもないのに、どうして「最恐」と呼ばれているのでしょうか?
東京ディズニーリゾートの公式ホームページには、
ゴースト仕様のコスチュームに身を包んだミッキーマウスやミニーマウスとディズニーの仲間たちが登場し、ゲストの皆さんをゴースト流のゾクゾクワクワクする世界へといざないます
という紹介文が掲載されています。
しかし、パレードを見ていただくと「違和感」に気づくと思います。
キャラクター同士の掛け合い時のセリフや、パレード走行中の動き方が、どうもいつもと違うのです。
今回は、ポイントを絞って、スプーキーブーパレードのストーリーを考察していきます!
(主に2022年に開催されたスプーキーブーパレードについて考察しています。)
まずは、考察の鍵となる注目してほしいポイントをご紹介します。
スピール(パレード前のアナウンス)
「スピール」というのは、キャストがゲストに対してアナウンス(=案内)をすることです。
パレードやショーが開園する前に流れるアナウンスも「スピール」と呼びます!
スプーキーブーパレードのスピールは、直前スピールになるとセリフが変わるのが大きな特徴。
マーカー部分は音声が二重に聞こえる、なんとも不思議な部分です。(スピーカーの影響ではなく、演出の1つと考えられます。)
文字色が違う部分が、セリフが変更されている部分となっています。
最初は「ゴーストの世界を体験する」と言われていたパレードが、直前になってから「ゲストがゴーストの世界に行く」ことになっているのが恐ろしいですよね…。
5号橋
ディズニーランドのパレードルートでは、シンデレラ城前(プラザ)から各テーマランドを繋ぐ6つの橋の前を通ります。
トゥモローランドに向かう橋は2つあるのですが、「トゥモローランド・テラス」に向かう方の橋を、ファンの間では「5号橋」と呼んでいます。
スプーキーブーパレードにおいて、5号橋はとっても重要な橋。
パレードルート上には6つも橋があるにも関わらず、なぜか5号橋の前だけ、キャラクターたちが脱力してしまうんです。
5号橋以外の橋では反応しないことから「橋」が原因ではありませんね。
他の橋と違う点と言えば、トゥモローランドがパーク内で唯一「未来」をテーマにしたテーマランドということ。
しかし、最近では5号橋の前で脱力しないキャラ、中途覚醒するキャラが出てきた!というレポートも。
トゥモローランドの力が弱まっている…?どうして脱力しなくなったのでしょう?
フロート
スプーキーブーパレードのフロートは、全部で6台。
それぞれのフロートは、東京ディズニーランドにある各テーマランドやアトラクションをモチーフにしていて、それぞれが「ハロウィン仕様」になって登場します!
①ウエスタンリバー鉄道のフロート
パレードの先頭は「ウエスタンリバー鉄道」をモチーフにしたフロート!
蜘蛛の巣やジャックオランタンなどでデコレーションされた機関車、客車にはゴーストが乗っていて、客車の外壁には墓石のようなものが…?
先頭にはマックス、フロートの中にクララベル、後方にホーレスが乗っています。
②アドベンチャーランドのフロート
続いて、アドベンチャーランドにある「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」をモチーフにしたフロートです!
船の中には大きな蛇、周辺の植物も顔があって不気味です…。
先頭にグーフィー、後方にプルートが乗っていますよ。
③シンデレラ城のフロート
シンデレラ城をモチーフにしたフロートには、ミッキーが!
正面から見ると「シンデレラ城はどこ?」となってしまうので、側面や後方からの写真もぜひ撮影してくださいね。
フロートの後方部分にシンデレラ城があるのですが…ゴーストでいっぱいだし、お墓だらけになってしまっています!
墓石には名前が…と思いきや、よくよく見てみると言葉遊びになっているんですね。(まるでホーンテッドマンションのよう!)
④ファンタジーランドのフロート
ファンタジーランドのフロートは、フロートの中心部分に「キャッスルカルーセル」のような、メリーゴーラウンドがありますが、もちろん、乗っているのはゴーストたち…。
周辺のカボチャは「アリスのティーパーティー」をモチーフにしているのか、カップの形をしていますね!
このフロートには、先頭にミニー、後方にクラリスが乗っていますよ!
⑤ウエスタンランドのフロート
ウエスタンランドのフロートは、「カントリーベア・シアター」と「蒸気船マークトウェイン号」をモチーフにしていますね。
カボチャでできたクマたちがとっても可愛いフロートです♡
先頭にはドナルド、後方にはデイジーが乗っていますよ!
⑥クリッターカントリー
最後は、クリッターカントリーのフロートです。
スプラッシュ・マウンテンをモチーフにしていて、カボチャたちが滝つぼに落下するシーンが…!
先頭にチップ、後方にデールが乗っています。
フロートになっていないテーマランドは?
東京ディズニーランドのテーマランドは7つ。
フロートになっていないのは「トゥーンタウン」と「ワールドバザール」と「トゥモローランド」ですが、何か理由があるのでしょうか?
トゥモローランドがフロートに含まれていないのは、5号橋の秘密とも関係がありそうです!
また、先頭が「ウエスタンリバー鉄道」というのも気になりますよね…。
アドベンチャーランドのフロートは2台目ですから、「鉄道」や「汽車」が「進む」「向かう」というのがキーなのかもしれません。
キャラクターたちのセリフと衣装
パレード中、男性の声が聞こえてくると思いますが、彼のことをファンの間では「ゴーストマスター」と呼んでいます。
ゴーストマスターは、語尾が「〇〇ですぞ~」になるのが特徴的!
(ちなみに、ホーンテッドマンションの館の主は「ゴーストホスト」ですので、お間違えのないよう…!)
パレードを鑑賞する際に、ぜひ注目していただきたいのが「キャラクターたちの掛け合い」と「語尾」です。
鑑賞場所によっては音声が聞きにくい、重なって聞こえるところもあるため、スピーカーの近くで鑑賞するのが◎
1番注目して欲しいキャラクターがミッキー。
ミッキーだけ、ゴーストマスターの声に合わせて動いたり、語尾が「ですぞ~」になっているんです…!
実は、同じパレードでもセリフが少しずつ変わっていたりするので、ぜひ過去の公演と見比べてみ見てくださいね◎
そして、キャラクターたちの衣装にも注目です。
一部のキャラクターは、スケルトンのように骨が透けて見えているんですよ…!
【考察】スプーキーブーパレードのストーリー
さて、注目してほしいポイントをご紹介したところで、ここからは、筆者の考察も含めつつ、スプーキーブーパレードのストーリーを考えてみましょう。
スプーキーブーパレードの面白いところは、開催年によってセリフや演出が変わっているところ。
まるで年々、ストーリーが進んでいるかのようです…。
パレード内でストーリーが進んでいるとなると、いつか”結末”が見られる日が来るのかも…!
◆パレードの目的は?
このパレード、そもそもの目的な何なのでしょう?
2019年のプレショー音源(振付のレクチャー)に、ゴーストマスターのセリフが収録されています。
気になるセリフは以下の2つ。
①「おやおや、ここにお集まりの皆さんは、どうやらよっぽどゴーストになりたいようだ」
②「ゴーストになる練習を始めましょう」
おそらく、ゲストをゴーストにして、ゴーストの世界に引き込むのが目的。
まるで「ホーンテッドマンション」で1000人目の亡霊を探しているかのようです。
それが理由で、ディズニーキャラクターたちを「ゴースト」にしているのではないでしょうか?
ディズニーキャラクターがゴーストになれば、それを追うようにゲストたちもゴーストになってくれると思ったから…(?)
そして2022年、ゴーストマスターがミッキーに対して「選ばれし者」と呼ぶセリフが追加されました。
そのセリフに合わせて、自分のセリフかのように動くミッキー。
ミッキーはディズニーキャラクターの中心的存在ですから、「やはりミッキーを中心にしたい!」というゴーストマスターの意向なのでしょうか?
それとも、ゴーストの世界で、ミッキーは「特別な存在」なのでしょうか…?
◆トゥモローランドがストーリーの鍵!?
フロートには、トゥモローランドがありませんでしたよね。
トゥモローランドは常に「未来」をイメージしたテーマランドです。
既に死んでいるゴーストたちは未来に行くことができない、だからトゥモローランドのフロートがないという意味だと筆者は考えています。
5号橋の脱力についても同様のことが言えると思います。
コロナ禍前にダンサーさん(ゴーストの世界の住人役)がパレードに参加していた当時にも、トゥモローランドのエリア(地面の色が変わる部分)で脱力する演出がありました。
トゥモローランドに宿る「未来」や「明日」への希望のような力が、ゴーストたちの弱点なのかもしれませんね!
ディズニーランドは「永遠に完成しない」もの=「未来への力」が宿っているものと考えると、パーク全体をゴースト化するのではなく、ゲストやキャラクターだけを引き入れようとしている理由なのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、スプーキーブーパレードのストーリーを考察してみました!
深読みすればするほど面白いパレードですので、ぜひ何度も鑑賞して、過去の公演とも比較してみてくださいね。
◎過去開催のスプーキーブーパレード(2021年・2020年は開催なし)
・【2022】スプーキーブー&ヴィランズのパレード!ディズニーランドの2種類のハロウィンパレードまとめ!
![]() |
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |
---|