タワー・オブ・テラーにまつわる恐怖の秘密とは?最恐&絶叫アトラクションのバックストーリーなど!
ディズニーシーの最恐アトラクション「タワー・オブ・テラー」にまつわる恐怖の秘密についてご紹介!呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」やホテルのオーナー「ハイタワー三世」についてもまとめました◎「タワー・オブ・テラー」がなぜ恐ろしいと言われているのか、バックストーリーも併せて徹底解説していきます。
こんにちは、東京ディズニーリゾートの中でも「タワー・オブ・テラー」が大好きな、ワーママのぴょこです。
「タワー・オブ・テラー」といえば東京ディズニーシーの中でも特に人気のあるアトラクション。
ただのフリーフォール型アトラクションではなく、ホラー的な雰囲気や不可解な謎も隠されており、何度来ても楽しめるアトラクションです。
今回はそんな「タワー・オブ・テラー」の恐怖の秘密を徹底解説していきたいと思います。
・①「シリキ・ウトゥンドゥ」の掟
・②「シリキ・ウトゥンドゥ」の偶像の謎
・③ホテルの建築様式について
・④エレベーターの落下パターンは全て異なる?
・⑤ハイタワー三世の失踪を知る新聞社
・⑥見学ツアーを断行した保存協会
・⑦レイジング・スピリッツでも強奪を?
「タワー・オブ・テラー」のストーリーをチェック
まずは、「タワー・オブ・テラー」のストーリーをご紹介します。
ホテルハイタワー(タワー・オブ・テラー)のオーナー「ハリソン・ハイタワー三世
」は、大富豪で探検家・収集家としての一面を持っています。
彼には世界中の珍しいものを収集する趣味があり、ある日ハイタワー三世はアフリカにあるコンゴ川近くに住んでいるムトゥンドウ族が大切にしている「シリキ・ウトゥンドゥ」という呪いの偶像を奪ってしまうのです。
「シリキ・ウトゥンドゥ」には呪いの伝説がありましたが、ハイタワー三世は全く信じません。
自身がオーナーをしているホテルハイタワーで新年のお祝いや遠征報告を兼ねたお披露目パーティーを開きます。
タバコの火を押し当てたりと馬鹿にして、自室に帰ろうと「シリキ・ウトゥンドゥ」と共にエレベーターに乗ります。
するとホテルが突然停電し、ホテルを緑の光が包むとエレベーターが勢いよく1階に落下してしまうのです。
落下したエレベーターの中にハイタワー三世の姿はなく、残されていたのは彼の帽子と「シリキ・ウトゥンドゥ」の偶像だけでした。
そして、ホテルハイタワーは営業停止に追い込まれてしまいますが月日が経ち、ニューヨーク市保存協会によりホテル見学ツアーが組まれました。
ゲストたちはホテル見学ツアーに訪れることとなり、ホテルハイタワー三世の失踪の秘密に迫っていくのでした。
・【タワー・オブ・テラー】どれだけ怖い?高さ・落ち方・怖くない方法!設定やストーリーも
①「シリキ・ウトゥンドゥ」の掟
「シリキ・ウトゥンドゥ」には8つの崇拝の掟が存在します。
もし掟を1つでも破ってしまうと「シリキ・ウトゥンドゥ」を怒らせてしまい、呪いをかけられてしまうといいます。
1. 崇拝すること
2. 燃やさないこと
3. 閉ざされた場所にしまわないこと
4. おろそかにしないこと
5. 馬鹿にしないこと
6. 他人に渡さないこと
7. 放置しないこと
8. そして何より、恐れること
実はハイタワー三世はこれらほとんどの掟を見事に破ってしまっていたのです。
結果的にハイタワー三世は謎の失踪を遂げてしまうのですが、ハイタワー三世がもし掟を破っていなくても「シリキ・ウトゥンドゥ」により呪いが降りかかるのではないかと言われています。
「シリキ・ウトゥンドゥ」はスワヒリ語で"災いを信じよ"という意味がこめられています。
掟を守り崇めていてもおのずと災いが起きてしまい、最悪の場合は部族ごと丸ごと滅んでしまうと言われているんです。
つまりハイタワー三世に降りかかった災いは遅かれ早かれ起きてしまっていたのではないでしょうか。
もしあなたも「シリキ・ウトゥンドゥ」に出会ってしまったら・・気を付けてください。
②「シリキ・ウトゥンドゥ」の偶像の謎
ゲストたちはホテル見学ツアーの中で、「シリキ・ウトゥンドゥ」に出会うことになります。
「シリキ・ウトゥンドゥ」はゲストたちに不敵な笑みを浮かべながらいつのまにか消え去ってしまいます。
そこにあったはずの「シリキ・ウトゥンドゥ」はどこかに消えてしまい、ツアー内で再び出会うこととなります。
どうやって消えるのか、様々な憶測が飛び交っていますが、正式な答えは出ていません。
実際に「タワー・オブ・テラー」に行って「シリキ・ウトゥンドゥ」に出会って、その謎を解き明かしてみてください。
しかし、その間に「シリキ・ウトゥンドゥ」に気に入られてしまい、呪いをかけられないように注意してくださいね。
③ホテルの建築様式について
ホテルは不気味な雰囲気を醸し出しています。
当初ロシアの有名な建築家であるオスカー・キルノフスキーに依頼しましたが、双方の間に意見の食い違いがあり、キルノフスキーは解雇されてしまうのです。
結局ハイタワー三世の主導の元建築が進められて行くのですが、統一感があるわけではなく様々な建築様式を取り入れられて作られました。
また、内装もハイタワー三世が世界中から集めた装飾品が並んでおり、実際にゲストたちが通されるスペースでも垣間見ることができますよ♪
自分の肖像画を飾る為に仏像を壊したような跡があったり、ステンドグラスにはハイタワー三世が世界を支配しているようなデザインのものが飾られていたりと自身が支配者であることを誇示しているのが伝わってきます。
そして外観にもあまり知られていない装飾が施されているのをご存じでしょうか。
実はホテルハイタワーの正面から見た時にアーチ状の窓が4つあるかと思います。
その右から2番目の窓の上部にはなんとハイタワー三世の顔のレリーフが付いているのです。
一番左にはメデューサの顔のレリーフが付いており、非常に不気味な雰囲気が伝わってくると思います。
④エレベーターの落下パターンは全て異なる?
ゲストたちが乗り込むエレベーターはシャフトが3つあり、1シャフトにつき2機のライドが搭載されており、全部で6機のライドが用意されています。
筆者は「タワー・オブ・テラー」が大好きでよく乗っていたのですが何度も乗っているうちに、ふと落下パターンが違うように感じたことがありました!
気になったのでキャストの方に聞いてみると残念ながら落下パターンは一緒ということで、筆者の勘違いでしたが・・笑
実はコンピューター制御されているエレベーターは落下パターンを変更することが可能で、期間限定ではありますが落下パターンが変わるタイミングがあります。
それは2012年からスタートした1月から3月頃に期間限定で行われる「タワー・オブ・テラー:Level 13」です。
この「タワー・オブ・テラー:Level 13」では通常より落下回数も多く、演出も異なっています。
2012年~2014年まで、2015年~2018年、2019年~2020年と次々に演出や落下パターンが進化したり、過去の「タワー・オブ・テラー:Level 13」を楽しめたり通常版も体験できるようになりました!
2021年はどうなるか分かりませんが、期間限定の通常よりかなり恐ろしい体験をしてみたい方は、ぜひこの時期にしかない「タワー・オブ・テラー」を体験しにきてくださいね。
・【2025開催なし】タワー・オブ・テラー・アンリミテッド徹底解説!落下パターンや期間は?期間限定アトラクション!
⑤ハイタワー三世の失踪を知る新聞社
「タワー・オブ・テラー」のバックストーリーの中にはとある2つの会社が出てきます。
まず一つ目がニューヨーク・グローブ通信という新聞社です。
コーネリアス・エンディコット三世が経営している新聞社で東京ディズニーシーのブロードウェイ・ミュージックシアターの隣にあります。
エンディコット三世はハイタワー三世と犬猿の仲と言われており、ニューヨーク・グローブ通信はエンディコット三世がハイタワー三世の悪事を世間に公表するために作ったとも言われています。
そしてこのニューヨーク・グローブ通信に勤めている記者の中にマンフレッド・ストラングという人物がいます。
彼はホテル・ハイタワーで行われた記者会見でハイタワー三世に「シリキ・ウトゥンドゥ」の呪いについて質問しますが、呪いを信じていないハイタワー三世に軽くあしらわれて追い出されてしまいます。
しかし、諦めきれないストラングは、ウェイターに変装してホテル内に忍び込むと、偶然エレベーターに乗り込むハイタワー三世を目撃し、エレベーター事故を目の当たりにしてしまうのです。
「シリキ・ウトゥンドゥ」の呪いを信じた彼はニューヨーク市保存協会の見学ツアーは危険と判断し、中止するように訴えます。
ちなみにこのストラングとハイタワー三世の記者会見でのやり取りは「タワー・オブ・テラー」内で聞くことができますよ♪
⑥見学ツアーを断行した保存協会
ストラングの中止の訴えを無視するかの如く見学ツアーを行ったのがニューヨーク市保存協会です。
実は責任者であるベアトリス・ローズ・エンディコットはエンディコット三世の末娘。
13歳の頃にハイタワー三世の冒険を誇張して書いた本を読み、ずっとハイタワー三世に憧れを抱いていました。
彼女も「シリキ・ウトゥンドゥ」の呪いを信じておらず、父であるエンディコット三世にホテルハイタワーの買収計画を持ちかけます。
しかし、買収に成功するもホテルハイタワーを取り壊し新しいホテルを建設しようとすることを知り、ニューヨーク市保存協会を立ち上げ、ストラングの反対を押し切り、見学ツアーをスタートさせてしまうのです。
実はストラングはこの時失踪したはずのハイタワー三世から警告の電話を受けていたのです。
ちなみに「タワー・オブ・テラー」内のキャストさんはすべてこのニューヨーク市保存協会のスタッフという設定。
事務所は、アメリカン・ウォーターフロント内のニューヨーク・デリの真向かいにあるカールッチ・ビルの三階にあるんですよ!
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
⑦レイジング・スピリッツでも強奪を?
ロストリバーデルタ内にある、古代神の石像の発掘現場を駆け抜けるコースター型のアトラクション「レイジング・スピリッツ」でもハイタワー三世が訪れたことが分かるものが残されています。
ファストパス発券機の近くにある木箱に「TO THE HIGH TOWER TRUST AVENUE 1 PARK AVENUE NEW YORK」という文字が書かれています。
これは「タワー・オブ・テラー」の住所であり、ハイタワー三世がここでも何かを持ち帰ろうとしたことが分かります。
まとめ
いかがでしたか?
「タワー・オブ・テラー」に関する恐怖の秘密をご紹介しました。
ホテルハイタワーが不気味な理由、そしてハイタワー三世や取り巻く人々の思惑が交差する世界観。
バックストーリーを知ると益々おもしろいのが「タワー・オブ・テラー」ではないでしょうか。
アメリカン・ウォーターフロントを中心として、「タワー・オブ・テラー」にまつわる場所はいくつか存在していますので、バックストーリーが気になった方は散策がてら巡ってみるのもいいかもしれませんね。
ただし、もし「シリキ・ウトゥンドゥ」と出会ってしまったら呪いにかけられないよう気を付けてくださいね。
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