【ディズニー】手話でゲストをサポート&おもてなし!日本と世界のパークで受けられる手話サービス
世界のディズニーパークで実施されている手話サービスをご紹介します!世界のディズニーパークには聴覚に障害があるゲストを手話でおもてなしするキャストがいます。アメリカのパークではアトラクションやショーの内容を解説する手話キャストがいるのは当たり前!東京ディズニーリゾートでの取り組みや、実際にあったハピネスストーリーも紹介します。浦安市や人気キャラクターたちを表わす手話についてのトリビアも必見です♡
こんにちは、プーさんのお腹をたぷたぷしたいえみです!
いきなりですが、みなさんはディズニーパークに手話キャストがいることをご存知ですか?
日々たくさんのゲストが訪れるディズニーパーク。
すべてのゲストに同じように楽しんでもらうために、「ノーマライゼーションの考え方」の元、障害をもつゲストのためのさまざまなサービスを用意しています。
※ノーマライゼーション=障害のある人を特別視せず、普通の生活が送れるような支援をすること
今回は、ディズニーパークの手話パフォーマンスのお話や、「浦安市」やミッキーと仲間たちを表わす手話をご紹介します。
・ディズニーと手話:海外パークにはショーやパレードに手話通訳がいる
- 手話通訳に対応しているショー/アトラクションの一例
・ディズニーと手話:東京で手話通訳対応しているショー/アトラクションは?
- 過去にはショーの手話通訳が実施されていた
- 手話以外のサポートもある
・ディズニーと手話:「浦安」を表わす手話はミッキー?
ディズニーと手話:東京ディズニーリゾートの手話キャスト
手話は耳や口の不自由な方が、手を用いて言葉を伝える一つのコミュニケーション方法です。
東京ディズニーランド/シーでは、聴覚に障害を持っているゲストにも楽しんでもらえるよう、希望するキャストには随時レベル別の手話講座が開催されています。
そして、手話がディズニーのサービスレベルを満たしたキャストさんに授与されるのが、この手話ピンなのです!
手話でゲスト対応ができるキャストさんは、このピンをネームタグの上につけていますよ☆
ディズニーランド、ディズニーシー合わせて約2万人いるキャストの中で、手話キャストは約100人と言われています。
決して多くはないので見つけたらレアかもしれません!
ディズニーと手話:海外パークにはショーやパレードに手話通訳がいる
一方、アメリカのディズニーパークには「手話パフォーマー」といって、ショーキャストと同じように演じながら、ショーのあらすじを紹介してくれるキャストがいます!
アメリカにはADA法(「障害を持つアメリカ人法」)という法律があり、公的サービス・情報保証も平等に行われるべきという考え方があるのです。
手話通訳に対応しているショー/アトラクションの一例
カリフォルニアのディズニーパークへ問い合わせしてみたところ、手話通訳は月曜日と土曜日にディズニーランドパークで、日曜日と金曜日にディズニーカリフォルニアアドベンチャーで利用可能とのことでした。
※2019年4月上旬時点での情報です。
手話通訳実施のスケジュールはパークのゲストリレーションズでもらうことができす。
また、手話通訳の予約は最低14日前までにパークへ電話をすればOKとのことでした☆
ディズニーと手話:東京で手話通訳対応しているショー/アトラクションは?
実は、東京ディズニーシーにも2019年4月現在、手話通訳がいるアトラクションがあります!
S.S.コロンビア号の中にあるアトラクション「タートル・トーク」です。
タートル・トークは、「ファインディング・ニモ」に出てくる亀のクラッシュと、私たちゲストの中の選ばれた人が会話できるアトラクション。
そのクラッシュとゲストの会話を手話で同時通訳してくれます。
利用したい場合は、受付終了時刻までにアトラクション入り口のキャストへ伝えればOK!
過去にはショーの手話通訳が実施されていた
ディズニーシーでは過去、ショーの手話通訳が実施されていました。
どんなショーで行なわれていたのか紹介しましょう。
ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル(終了)
ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルは、2001年~2006年まで開催されていた、ポルト・パラディーゾに伝わる伝説を再現する、お祭りのようなショーです。
このショーから、フォートレス・エクスプロレーションにあるガリオン船横で、ストーリーやセリフや歌の内容などを手話で表現するパフォーマンスが始まりました。
レジェンド・オブ・ミシカ(終了)
2006年~2014年まで開催されていた、ギリシャ神話のような水上ショーです。
人間が争い音を奪いあったため「ミシカ」という国に帰ってしまった伝説の生き物たちを呼び戻すというストーリーです。
土・日・月の昼間のみ、ガリオン船横のスペースで、手話パフォーマーが世界観に合った手話を取り入れてショーを紹介していました。
表現豊かなパフォーマンスに聴覚に障害のある方だけでなく、ファンがたくさんいたようです。
2019年4月現在は、残念ながら手話パフォーマーのいるショーはなくなってしまいました。
手話付きのショーを復活してほしいという声はとても多く、署名活動をされていることが新聞記事になったほどです。
イッツ・クリスマスタイム!(終了)
2018年クリスマスのハーバーショー「イッツ・クリスマスタイム!」に、手話を取りれたダンスが登場しました☆
これは、また手話パフォーマーが復活する兆しなのでしょうか…?
手話以外のサポートもある
東京ディズニーランド/シーでは、聴覚に障害を持っているゲストの為に、手話以外のサポートも用意されています。
一部のアトラクションやエンターテイメント施設で利用できる「ディズニーハンディーガイド」という字幕表示システムや、各アトラクションのストーリーや背景を紹介する「ストーリーペーパー」などがあります。
利用を希望する方は、ディズニーランドならメインストリート・ハウスへ、ディズニーシーならゲストリレーションに行ってみてくださいね♪
ディズニーと手話:「浦安」を表わす手話はミッキー?
東京ディズニーリゾートがある千葉県浦安市舞浜の「浦安市」を表す手話は、頭の上に両手で大きめの円を描きます。
ん? これは……ミッキーですね!(笑)
この手話について、オリエンタルランドは関与していないようです。
いつから、そして誰から広まったのかは不明のようですが、浦安市=ディズニー=ミッキーなのでしょうね♪
ちなみに、「ディズニー」を表わす手話も、「ミッキー」を表わす手話も同じ動きです。
ちなみにちなみに、上の動きの後に両手で3を作り目の所にまつげのように目元へ持ってくると、「ミニー」ちゃんです♡
片手をくちばしのように口元に持ってくると「ドナルド」
ミニーちゃんのように、「ドナルド」をやってから両手を3にしまつげのように目元へ持ってくると「デイジー」。
人差し指1本を立て、口元で指を下に向けると「チップ」。
この指を2本にすると「デール」。
頭の上で帽子を被る仕草をした後、両手を両耳から下に長い耳を作るようにすると「グーフィー」。
グーフィーのように長い耳を作った後に、首の所で両手を使い○(メダル)を作ると「プルート」を表わします。
簡単なのでぜひやってみてくださいね♪
まとめ
今回は、ディズニーの手話キャスト、パフォーマンスについてまとめました!
筆者も何度か東京ディズニーランドで聴覚に障害を持っているゲストとお話ししている手話キャストさんを見たことがあります。
手話で話しかけられるととても嬉しそうにしていた笑顔が未だに焼き付いています。
ディズニーパークにおける手話キャストの育成は、とても素敵な取り組みですね。
夢の国からもっと、障害を持っている方への接し方や、「手話」が私たちにも身近なものになっていったら良いなと思います☆
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