【キャラ解説】ニョロニョロの正体は?ムーミンに登場する白い生物の生態を徹底分析
ムーミンシリーズに登場する白い生物「ニョロニョロ」を徹底解説!名前の通りニョロニョロしてるけど、一体なんなの?と思っている方も多いのではないでしょうか?ニョロニョロの名前、原作・アニメ・コミック版での違いをまとめました。ニョロニョロの都市伝説やニョロニョロの種が食べられる「ムーミンスタンド」、そして筆者イチオシのニョロニョログッズもご紹介☆これを読めばニョロニョロの全てがわかります!
こんにちは!身長166cmなのに時々リトル・ミィに似ていると言われるえみです。
今回は永く愛され続けている「ムーミン」のキャラクターの中から、ニョロニョロにスポットを当てて徹底分析!
あの白い生物は、いったい何者なのでしょうか?
その謎に迫ります!
- 「ムーミン」誕生のきっかけ
- ムーミンはカバではなく妖精!
・ムーミンのニョロニョロ:彼らはいったい何者?
・ムーミンのニョロニョロ:海外での名前は「ニョロニョロ」ではない!
・ムーミンのニョロニョロ:原作小説での描かれ方
- ニョロニョロたちは秘密の会合をする!
- ニョロニョロは種から生まれる
・ムーミンのニョロニョロ:アニメ版での描かれ方
- ニョロニョロの大群がムーミンたちを襲う!
- 仲間思いで恩返しをしてくれることもある
・ムーミンのニョロニョロ:コミック版での描かれ方
- ニョロニョロの都市伝説
・ムーミンのニョロニョロ:ムーミンスタンドでニョロニョロのたねが食べられる?!
- ニョロニョロのたね=タピオカ!
・ムーミンのニョロニョロ:おすすめグッズ8選
- ①ニョロニョロアラビアボウル:4,950円
- ②ニョロニョロアラビアマグ:3,300円
- ③ニョロニョロライト:19,800円
- ④ニョロニョロスリッパ:2,530円
- ⑤ニョロニョロトートバッグ:2,750円
- ⑥ニョロニョロがま口ポーチ:3,080円
- ⑦ニョロニョロもじもじマスコット:1,650円
- ⑧ニョロニョロイヤリング:11,000円
ムーミンのニョロニョロ:ムーミンとは
ムーミンとは、フィンランドの作家トーベ・ヤンソン(以下トーベ) が、小説や絵本、漫画などで描いた作品の総称です。
またムーミンは種族の愛称であり、主人公の男の子「ムーミントロール」を指す場合も多いです。
「ムーミン」誕生のきっかけ
作家のトーベはフィンランドのヘルシンキで芸術家の両親の元に生まれました。
トーベがムーミンを生み出すきっかけとなったのは、彼女が専門学校に通っていた10代の頃の出来事。
夜中、寄宿先の叔父さんの家の台所でつまみ食いをしていると「レンジ台の後ろにはムーミントロールという生き物がいるぞ」と冗談で言われたことがとても印象に残り、絵日記にムーミントロールを描き残しています。
この時絵日記に描かれたムーミンには今の面影はなく、原作の挿絵のムーミンはひょろっとしていて…あまり可愛くないです(苦笑)。
実際物語の中でムーミンママがムーミンに、「人間たちは私たちのことを風のようだと思っている。」と説明していますが、これもトーベが叔父から聞いたトロール情報のことです!
ムーミンはカバではなく妖精!
ムーミン は“カバ”や“カバの妖精”だと思っている人が時々いるようですが、あの見た目からでしょうか?
実際、漫画やアニメの中でカバに間違われて怒っているシーンがあるように、ムーミンはカバではありません。
ムーミンは“トロール=妖精”です!
それまでは妖精というとヒトの形をしたものが一般的でしたが、そのイメージとは全く異なる妖精をトーベは誕生させました。
▼ムーミンに登場するキャラクターについてはこちらをご覧下さい☆
・【徹底解説】ムーミンキャラクターのプロフィール!ムーミンの家族や仲間たち、恋愛関係など
ムーミンのニョロニョロ:彼らはいったい何者?
ムーミンは妖精ということがわかりましたが、ではニョロニョロとはいったい何者なのでしょうか?
ニョロニョロの見た目は白くて細長く、頭は丸く、体の側面から5本の手のようなものが生えています。
ギョロッとした目がついていて、耳や鼻、口、足などは見当たりません。
ムーミン公式サイトでは、ニョロニョロの生態について次のように説明されています。
それでいつも離れないように、群れでくっついて行動しているのですね!
ムーミンのニョロニョロ:海外での名前は「ニョロニョロ」ではない!
実は、「ニョロニョロ」という名前は日本語名です。
彼らは海外版では「Hattifnatt(ハティフナット)」と呼ばれています。
「Hattifnatt」はスウェーデン語の「Hatta(優柔不断で迷う)」と「fnatta(放浪する)」が合体した造語です。
トーベはスウェーデン語を話すフィンランド人で、当初著書はスウェーデン語で書かれていました。
ちなみにフィンランド語では「Hattivatit(ハッティワッティ)」、英語では「Hattifatterner」と記されています。
それにしても、他のキャラクターたちは原作とほぼ同じ名前なのに対して、ニョロニョロだけは「ニョロニョロ」という名前がしっくりきすぎていて、日本語訳した人のセンスに感心してしまいませんか?
ムーミンのニョロニョロ:原作小説での描かれ方
ここからは小説、アニメ、コミックに分けてニョロニョロがどんな描かれ方をしているかみていきましょう。
まず原作小説のニョロニョロは、第一号「小さなトロールと大きな洪水」に初登場。
ニョロニョロについて行ってしまったムーミンパパを探しているムーミンたちと、砂浜で出会うというのが最初の登場シーンでした。
ムーミンたちはニョロニョロにパパの行方をたずねますが、返事がないため、パパを探すためにニョロニョロの船に乗り込みます。
その後も、「楽しいムーミン一家」の第3章、「ムーミン谷の夏祭り」の第6章で次々とニョロニョロの生態が明らかになっていきます。
ニョロニョロたちは秘密の会合をする!
ニョロニョロたちは年に1回、世界中から島へ集まって青い柱の周りで秘密の会合をするとのこと。
700匹ってすごいですよね(笑)。
ニョロニョロの気取った挨拶は見てみたいですが、口がないのに手に持っている飲み物はどうするのでしょうか?
ちなみに彼らは集会の後、世界中を荒らしに旅立つという恐ろしいことが書かれていました。
ニョロニョロは悪者なのでしょうか……?
ニョロニョロは種から生まれる
ニョロニョロは種から生まれる?!
これまた驚きですね。
「ムーミン谷の夏祭り」では、スナフキンがニョロニョロの種を持っていて、意地悪な公園番をこらしめるために夏祭りのイブに種をまきます(夏祭り=夏至の日)。
しばらくするとニョロニョロは少しだけ電気を帯びながらきのこのように生えてきて、公園番を感電させました。
スナフキンはニョロニョロの種について、「買わされてしまった」と言っています。
ムーミンの世界ではニョロニョロの種は普通に売られているのでしょうか?
ますます謎は深まるばかり!
ムーミンのニョロニョロ:アニメ版での描かれ方
アニメ「楽しいムーミン一家」シリーズで最初にニョロニョロが登場したのは第4話「おばけ島へようこそ」です。
その後、第5話「ニョロニョロの秘密」であの白い生物の正体が明らかになります。
ニョロニョロの大群がムーミンたちを襲う!
ムーミンパパの思いつきで船に乗ってお出かけをすることになったムーミンたち。
ニョロニョロが集まっている島に到着しますが、植物採集が趣味のヘムレンさんがニョロニョロたちの気圧計を奪ったことにより、ニョロニョロを怒らせてしまいます。
ところが嵐がやってきて、ムーミンたちは島から帰れなくなってしまいます。
その時、雷の電気を帯びたニョロニョロの大群が気圧計を取り返しに殺到!
ムーミンが気圧計を返すと、ニョロニョロたちはすぐに帰っていきますが、ニョロニョロに触れてしまったムーミンは足を火傷。
スノークのおじょうさんは大事な前髪が焼けてしまい、とても悲しみました。
仲間思いで恩返しをしてくれることもある
ムーミンたちを襲ったことがあるニョロニョロですが、恩返しをしてくれたこともあるようです。
第2期アニメ「楽しいムーミン一家冒険日記」の第14話「ニョロニョロがぞろぞろ」では、ニョロニョロの1人(1匹?)がムーミンの家の井戸に落ちてしまうというハプニングが起きます。
その時、みんなで仲間を探しに来るという仲間思いの一面を見せるシーンがあるんですよ。
また、ムーミンママがその仲間を助けてくれたお礼として、ムーミンとスニフを雷から助けてくれるという恩返しのシーンもあったりと、感情があるような描写もあるのです。
さらに公式サイトには、こんなことも描かれています。
この冒険心に刺激され、ニョロニョロに憧れていたムーミンパパはよく旅に出ていました。
しかし自分はニョロニョロとは同類ではなく、仲間にはなれないことを悟り、ムーミンパパは旅を終えます。
ムーミンのニョロニョロ:コミック版での描かれ方
小説、絵本、アニメに登場するニョロニョロは、ほぼ同じような生態系だということが分かりますが、コミック版のニョロニョロは180度違うキャラクターとして登場します!
聴覚もなく話すことができない、食べることも寝ることもしないはずのニョロニョロが「夕食はまだかい?」と言葉を喋っている場面があるんです。
話しかけるということは返事を聞く聴覚があるということで、「夕食はまだかい?」と聞いたいうことは食事をするシーンもあるわけです。
他にもイスに座ったり、バッグを持っていたり、人間らしい動きをするシーンも描かれていますよ。
ニョロニョロの都市伝説
ニョロニョロの都市伝説をお話する前に、スナフキンの都市伝説はご存知でしょうか?
それによるとスナフキンは元軍人で、軍人仲間の供養のために秋になると旅に出ているのだそうです。
ニョロニョロは、スナフキンの周りによく現われます。
アニメでもスナフキンだけがニョロニョロについて知っていて、ムーミンたちに説明するシーンがあります。
ニョロニョロは戦争で亡くなった人たちの霊で、供養してもらいたいためにスナフキンの前に現れるという逸話があるのです。
いろいろ調べてみましたが、ニョロニョロの生態について未だ明確な答えが出ていないのは、作者のトーベ自身がキャラクターの設定を詳しく決めていなかったからかもしれません。
ムーミンのニョロニョロ:ムーミンスタンドでニョロニョロのたねが食べられる?!
ニョロニョロのことを怖いと言う人もいますが、日本ではムーミン、スナフキン、リトル・ミィと同じぐらい人気者です☆
その証拠に、ニョロニョロがメインキャラクターとなっているカフェ「ムーミンスタンド」があります!
「ムーミンスタンド」という名前ですが、看板や店内にはいたるところにニョロニョロが!
飲み物のカップ、ストローにまでニョロニョロがいます♡
ムーミンスタンドは現在以下の地域で展開されていますので、お近くにあるという方はぜひ行ってみてくださいね。
店内にはムーミンスタンド限定のグッズも売っていますよ!
ニョロニョロのたね=タピオカ!
ムーミンスタンドではニョロニョロのたねを食べることができます。
……というのは設定で、その正体はタピオカ。
でも、普通のタピオカよりちょっともちもちしているような気もします。
原書では「ニョロニョロの種は“白くてつやつやしている”」と書かれていますが、ムーミンスタンドのニョロニョロのたねは2種類。
赤っぽいフィンランドの名産のベリー味と、こげ茶の甘くてビターなキャラメル味があります。
ムーミンスタンドでは自分の好きな飲み物とこの2種のタピオカを組み合わせてオーダーすることができます。
ムーミンバレーパークの開業を記念して発売されたカラフルクリームソーダも美味しそうですね!
また、毎月11日は「ニョロニョロの日」。
その日にムーミンスタンドに行くと、良いことがあるかも…☆
ムーミンのニョロニョロ:おすすめグッズ8選
最後に、オンラインショップなどで買える筆者のおすすめニョロニョログッズをご紹介します!
自分用はもちろん、ムーミンやニョロニョロ好きな方へのプレゼントの参考にしてみて下さい♪
①ニョロニョロアラビアボウル:4,950円
アラビアのボウルにニョロニョロデザインが登場!
とってもかわいい食器となっています。
②ニョロニョロアラビアマグ:3,300円
ボウルとあわせて購入したいアラビアのマグもあります。
セットで購入してみてはいかがでしょうか?
③ニョロニョロライト:19,800円
ニョロニョロのかわいいライトです。
インテリアにぴったりのグッズとなっています♡
④ニョロニョロスリッパ:2,530円
おうちグッズとしておすすめのスリッパもあります。
ニョロニョロがたくさんデザインされています!
⑤ニョロニョロトートバッグ:2,750円
普段使いにもおすすめできるニョロニョロのトートバッグです。
お買い物に持っていってくださいね◎
⑥ニョロニョロがま口ポーチ:3,080円
ニョロニョロの総柄デザインが特徴的ながま口ポーチ。
小物などを入れるのにもぴったりです!
⑦ニョロニョロもじもじマスコット:1,650円
ニョロニョロのマスコットも必見です。
とってもかわいいグッズなんですよ♡
⑧ニョロニョロイヤリング:11,000円
ニョロニョロがモチーフになったイヤリングです。
プレゼントにもぴったり☆
まとめ
実はムーミンたちもよく知らないニョロニョロの正体についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
作者のトーベがあまり細かく設定を決めていないのも、もしかしたら謎めいた部分を残しておきたかったからなのかもしれないですね。
童心に帰っていろいろな想像を膨らませながら、4月から始まるアニメを見るのも良いかもしれません☆
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |