【待ち時間情報も】ウエスタンリバー鉄道の概要・混雑攻略まとめ
ウォルト・ディズニーも想い入れのあるディズニーランドの「ウエスタンリバー鉄道」。西部開拓時代や太古の時代にタイムスリップしながらパーク内を走るこだわりの蒸気機関車。待ち時間やトリビアをご紹介していきます。
こんにちは!ウエスタンリバー鉄道に昼・夜の2回は必ず乗りたいみーこです。
ウエスタンリバー鉄道と言えば、1983年のディズニーランドの開園と同時にオープンした人気アトラクションです。
アドベンチャーランドに入ると聞こえてくる、蒸気機関車の出発音とアナウンスに心がワクワクした方も多いのではないでしょうか?
今回は、こだわりの設定が隠されているウエスタンリバー鉄道の魅力にせまってみたいと思います!
ウエスタンリバー鉄道とは
ウエスタンリバー鉄道は、蒸気機関車に乗ってアドベンチャーランド、クリッターカントリー、ウエスタンランドの3つのテーマポートを通りながらパークを一周するアトラクションです。
神秘的なジャングルの密林や西部開拓時代の大河、人気アトラクションの裏側を抜けて太古の世界にタイムスリップしていく不思議な鉄道です。
ジャングルでは美しい景色を望むことができ、西部開拓時代ではインディアンにあいさつをして、最後は恐竜と遭遇するなど、子供から大人まで楽しめるこだわり抜いた演出が人気です。
不思議な鉄道は約15分かけて時空を超えて様々な時代を体験することができるのです。
賑わいをみせるパークの景色を眺めながら、かわいい動物たちに癒されて優雅な列車の旅を楽しみませんか?
ウエスタンリバー鉄道情報
続いては、スウエスタンリバー鉄道の概要についてご紹介します。
ディズニーランドの各テーマポートの裏側を上手に利用してアトラクションの雰囲気を演出しているウエスタンリバー鉄道。
ゆっくりと進んで行くので、一周約15分間の列車の旅を満喫することができます。
アドベンチャーランド、クリッターカントリー、ウエスタンランドなど3つのテーマポートを抜けて行きますが、移動手段には使えませんのでご注意ください!
定員は1編成に約140名乗ることができるので、大家族で乗る場合も1つのファミリーに固まって乗車することができます。
身長制限がないので赤ちゃんから小さなお子さまも楽しめますよ。
ウエスタンリバー鉄道の場所
ワールドバザールを背にして左側を進んで行くと、「カリブの海賊」などがあるアドベンチャーランドが見えてきます。
アドベンチャーランドをそのまま道なりに進んで行くと、ウエスタンリバー鉄道の駅が左手に見えてきます。
1階部分は併設している「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」の乗り場となっていて、その2階がウエスタンリバー鉄道の入口です。
くれぐれも並ぶ時はジャングルクルーズとお間違えないようにご注意ください!
ウエスタンリバー鉄道の待ち時間と混雑対策
ウエスタンリバー鉄道は、一度に多くのゲストを乗せることができますし、コンスタントに稼働しているため、あまり極端に長時間並ぶことはありません。
日中の平日であれば40分以上並ぶことはないでしょう。
平日・休日であっても、最大30分程度で乗車できるのでそれほど混雑をみせることはありません。
しかし、1~3月は学生さんのお休み期間に当たるため、待機列もそれなりに伸びてしまうかもしれません。
さらに、ハロウィン時期は仮装による写真撮影などで疲れたゲストが、ゆっくり楽しめるウエスタンリバー鉄道に流れ込む可能性も考えられます。
なるべく混雑時を避けたいのなら、おすすめは平日の午前中と夕方以降の時間帯です。
なお、ウエスタンリバー鉄道のリアルタイムの待ち時間が知りたい方は、こちらのアプリを使ってくださいね☆
待ち時間アプリ「待ち時間 for TDL TDS」のダウンロード
・待ち時間 for TDL TDS(iOS)
・待ち時間 for TDL TDS(Android)
ウエスタンリバー鉄道は4種類ある!
パークを一周して走るウエスタンリバー鉄道ですが、全部で4種類の鉄道が走っていることをご存知でしょうか?
4台の鉄道には、それぞれ実在するアメリカ大陸を流れる河の名前が付けられていて、個性的なデザインになっているんですよ☆
①真っ赤な車体の「コロラド号」:車体番号「53」
全体の車体が真っ赤なコロラド号は、ヘッドライトに力強い雄ジカのデザインがほどこされています。
コロラド号の名前の由来になっているコロラド川は、実際にグランドキャニオンからアメリカ西部にあるカリフォルニア湾に繋がる大河なんですよ。
②緑色の車体の「ミズーリ号」:車体番号「28」
深緑が美しいミズーリ号は、ヘッドライトの滝の絵が特徴的な鉄道です。
ミズーリ号の名前の由来になっているミズーリ川は、ロッキー山脈からアメリカ大陸を通ってミシシッピ川と合流する川です。
ちなみに、367kmという日本最長の川として知られる「信濃川」の約10倍以上の長さがあるのだとか!
③赤とオレンジ色の車体の「リオ・グランデ号:車体番号「25」
美しい赤とオレンジに身を包んだリオ・グランデ号は、1番はじめにご紹介したコロラド号とそっくりなんです。
リオ・グランデ号の前照灯にはグリズリーベアのデザインがほどこされているのでそこで判断してみてくださいね。
リオ・グランデ号の名前の由来になっているリオグランデ川は、アメリカ大陸の南東に続く大河で、メキシコ湾に繋がっています。
④青色の車体「ミシシッピ号」:車体番号「20」
ミシシッピ号だけは鉄道としてのデビューが遅かったため、他の3台と比べてデザインが少し違っています。
写真を見ていただければわかりますが、ミシシッピ号だけは絵が描かれておらず、さらにヘッドライトの形も違うんですね。
一見シンプルなデザインだと思われがちですが、実は機関室の後方にある炭水車部分には力強いバッファローがデザインされています。
ミシシッピ号の名前の由来になっているミシシッピ川は、3779kmもあるアメリカ最長の川として知られています。
アメリカ北部のミネソタ州からメキシコ湾へと続いています。
このように4台の機関車にはそれぞれ特徴的なデザインや名前が付けられているので、待ち時間にぜひチェックしてみてくださいね♪
ウエスタンリバー鉄道は本物の蒸気機関車を使っている
ウエスタンリバー鉄道は蒸気機関車として知られていますが、ゲストの中には「まさか本物の蒸気機関車なわけがない」と思っている方も多いのではないでしょうか?
残念ながら、「アトラクション上の設定だけで、実際は見た目だけ蒸気機関車風にしているのでは?」と思っている方が多いようです。
しかし本物志向の強いディズニーですから、なんとここでも本物の蒸気機関車を使っているんです!
ウエスタンリバー鉄道で使われている蒸気機関車は福島県の協三工業という場所で製造されています。
モデルになった鉄道は19世紀でアメリカに実在した機関車だと言われているんです。
キャストさんは鉄道を動かす際に、車で言うところのアクセル部分である加減弁を操作して蒸気の調節を行いながらスピードを調節して走らせています。
一周約15分の列車の旅ですが、蒸気機関車を正確な時間で走らせ、駅に到着させられるかどうかは、運転手のキャストさんにかかっているんだそうです。
ちなみにウエスタンリバー鉄道を運営している設定上の会社は「サファリ・トレーディング・カンパニー」。
実はこの会社、1階にある「ジャングルクルーズ」も運営しているんですよ。
ウォルトは鉄道マニアだった?
ディズニーランドの生みの親であるウォルト・ディズニーは、実は大の鉄道好きということで知られています。
ディズニーランドの開園当初からあるウエスタンリバー鉄道はウォルト・ディズニーの強い思いが込められたアトラクションでもあるんです。
ウォルトは自分への活力としておもちゃの機関車を買っていましたが、ある時それだけでは物足りなくなり、ついに自宅の庭に鉄道を作ってしまうほどの鉄道マニアだったそうです。
そんな機関車に心を奪われてしまったウォルトは、ディズニーランドの1番最初の構想にウエスタンリバー鉄道を計画していたそうです。
どの座席が1番良い?
これだけ多くの座席があるウエスタンリバー鉄道なので、どこに座れば良いか迷ってしませんか?
せっかく乗るのだから1番のビューポイントをおさえたいですよね。
その答えは、ズバリ進行方向に向かって右側です!
ほとんどのビューポイントが右側に集中するからです。
ウエスタンリバー鉄道は、アドベンチャーランドを出発して右回りに進みます。
すると、列車の左側はパークの外側に面し、右側はパークの内側を見ることになるので、見どころは右側に登場するんです。
ジャングルに住む動物たちの様子や、インディアンの集落、終盤のトンネルの中など、見事にビューポイントは右側に集中しているのです。
逆に、普段は見ることができない「ビッグサンダー・マウンテン」の裏側をじっくり見たい方は、左側に座った方がよく観察できます♪
もしもゆったりとした空間で列車の旅を楽しみたい方は、1番先頭の座席がおすすめ。
1列目と2列目が対面する形になっているので、ボックス座席になっているため、ゆっくり乗ることができます。
世界でも珍しい植物が生息している
実はウエスタンリバー鉄道には、世界に100本ほどしか生息していないレアな植物があるのです。
その植物とは「ジュラシックツリー」と呼ばれる木。
なんと世界最古の種子植物として有名なのだとか!
今から1億年以上前から生息しているとても珍しい植物が、ディズニーランドにあるなんてびっくりしますよね。
植えてある場所は、まさに恐竜たちが登場する洞窟の手前にあるのだそうです。
旅の最後をしめくくる暗いトンネルに入ると、迫力のある巨大な恐竜たちが出てきます。
ここは恐竜の発掘現場にもなっており、よく見ると大量の爆薬も置いてあるのでチェックしてみてくださいね♪
ここまでリアルに再現しているディズニーは本当にアッパレな気持ちになります。
アナウンスはあの有名な声優さん
ウエスタンリバー鉄道に1度でも乗車された方はナレーションの声に聞き覚えはありませんか?
実は、ウエスタンリバー鉄道のナレーションを務めるのは国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のおじいちゃん、さくら友蔵役で有名な青野武さんなのです。
青野さんは他にも映画の吹き替えや、テレビアニメ、ナレーターなど幅広く活躍されていました。
そんな青野さんがウエスタンリバー鉄道のナレーションを務めることになったのは1999年から。
乗車中に流れるほのぼのとしたナレーションを聞いているだけで、心が休まる方も多いのではないでしょうか?
実は青野さんはディズニー映画の声優としても幅広く携わっていたんですよ。
あまり知られていませんが、「リトル・マーメイド」のバイアル博士や「ティンカー・ベルと月の石」のトロール、「ライオンキング3」のマックスおじさんなど数々のディズニー映画にも貢献されてきました。
声に特徴があるので、どんな脇役でも自分のものにしてしまう魅力がありましたよね。
残念ながら、青野さんは以前発症してしまった脳梗塞の闘病の末、この世を去ってしまいました。
唯一青野さんの声が聞けるウエスタンリバー鉄道はとても貴重なことがわかりますよね。
今でも彼の声を楽しみにやってくるゲストが多いのだそうです。
ウエスタンリバー鉄道は移動手段で活用される予定だった
ウエスタンリバー鉄道は、パークを一周する鉄道なんだから移動手段として使えば良いのに・・・という声が出てきそうですが、実は当初はそのような計画もあったそうです。
もともとウエスタンリバー鉄道は、パークを一周して各エリアに駅を配置し、移動手段として活用できるアトラクションにしようとしていました。
なぜ計画が白紙になったかというと、当時定められていた「地方鉄道法」という法律によって、移動手段として利用する場合は運賃がかかってしまう状況でした。
アトラクションに乗るために、いちいち運賃を支払う状況は避けたかったため、結果的に現在のスタイルのウエスタンリバー鉄道が誕生したのです。
では、ディズニーシーの「エレクトリックレールウェイ」はどうして移動手段として利用できているのか疑問ですよね。
実は、1987年に地方鉄道法が廃止なったからです。
もっと早くに法律が変わっていれば、もしかするとウエスタンリバー鉄道は現在ディズニーランドの移動手段として活躍していたかもしれないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
鉄道好きのウォルト・ディズニーの想いが込められたウエスタンリバー鉄道をご紹介しました。
他のアトラクションのようなスリルや派手さはありませんが、たまには癒されるアトラクションでまったりしてみてはいかがでしょうか?
待ち時間もそこまでかからないので気軽に乗車できますね。
また違った視点からパークを楽しめると思います♪
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |