カストーディアルアートとは?ディズニーで雨の後に描かれる絵を見られたら超ラッキー!
ディズニーリゾートでお掃除を担当している「カストーディアルキャスト」の中には、ディズニーの地面をキャンバスとして絵を描いてゲストを楽しませてくれる方がいるんです。その絵のことを「カストーディアルアート」と呼びます。一体どのような絵があるの!?
こんにちは!ディズニー大好きMOCHiiです。
東京ディズニーリゾートではたくさんのキャストさんたちが働いていますが、中でも人気なキャストの1つが「カストーディアルキャスト」!
ほうきとちりとりを持ち、パークの清掃をしてくれているキャストさんたちです。
ゲストと近い距離でのお仕事なので声をかけられることが多く、写真撮影や道案内などをしている姿をよく見かけます。
それ以外にも、カストーディアルキャストの中には、パフォーマンスをしてくれる方がいるのをご存知でしょうか?
今回は、カストーディアルキャストならではのパフォーマンス、カストーディアルアートについてご紹介します。
・カストーディアルアートの始まりは日本から!?
・カストーディアルアートはどこで見られる?
・ミッキーの誕生日には特別なカストーディアルアートが登場!
・カストーディアルアートを描いて良いのは誰!?
カストーディアルキャストとは
カストーディアルキャストとは、ディズニーのパークで清掃業務にあたっているキャストのことを指します。
みなさんも、真っ白なコスチュームに白い帽子、腰に青いバックを付けているキャストを見かけたことがあるのではないでしょうか?
冬は青い上着も着ていますね。
カストーディアルキャストさんは、ほうきやちりとりを持っていたり、大きなダストボックスを押していたりもします。
業務内容
カストーディアルキャストの業務は清掃が基本ですが、それ以外にも質問にはなんでも答えてくれる案内係でもあるんですよ!
仕事内容は大きく分けて次の通りです。
・清掃
・道案内
・写真撮影
・その他ゲスト対応全般
業務エリア
カストーディアルキャストになれば、ディズニーランドやディズニーシーの好きなところに行けるというわけではないんです。
複数に分けられたエリアのどこかに配属され、配属先によって勤務エリアは異なります。
例えば、ディズニーランドのカストーディアルキャストが、ディズニーシーで勤務することはありません。
もっと細かく言うと、ディズニーランドのワールドバザールのカストーディアルキャストが、トゥーンタウンやクリッターカントリーに勤務することもありません。
カストーディアル(custodial)とは清掃という意味ではない!
カストーディアル(custodial)という英語は、日本語に訳すと「保管・保持・維持する」という意味で、掃除や清掃の意味はありません。
清掃業務を行うキャストさんは、なぜ「カストーディアル」キャストと呼ばれているのでしょうか?
パークでは、「5S活動」と呼ばれる環境維持活動が常に行われているために、綺麗な状態が保たれています。
そのため、わざわざ清掃業務担当のキャストをクリーニングキャスト[cleaning cast]などと命名する必要はないのです!
綺麗を「維持する」ためのキャストだから、カストーディアルキャストと呼ばれているわけなんですね。
では、5S活動とはどのようなものなのでしょうか?
5S活動とは?
5S活動とは、主にサービス業の環境維持に用いられるスローガンで、ディズニーでもこの5S活動を大事にしています。
①「整理」 → 不要なものを捨てること
②「整頓」 → 使いやすく並べて置くこと
③「清掃」 → 綺麗に掃除をしながら、あわせて点検もすること
④「清潔」 → 綺麗な状態を維持すること
⑤「しつけ」→ きれいに使うように習慣づけること
これらの頭文字はすべて“S”です。
そのため、5つの頭文字Sから「5S活動」と呼ばれています。
上から順に、大事なことを順番に並べているのも特徴です。
整理整頓し、掃除をすると清潔になりそれを保つために習慣づけましょう。
ということですね。
5S活動は、ひとりひとりが自分の持ち場の整理整頓や清掃をするということだけではありません。
組織や会社をあげて、綺麗にする活動を意味します。
普段の生活にも役立つ心がけですので、ぜひ覚えてみてくださいね!
カストーディアルアートの始まりは日本から!?
カストーディアルも含め、キャストの方々はゲストへのおもてなしをとても大切にしています。
そんな心からか、カストーディアルキャストが始めたパフォーマンスがカストーディアルアートです!
カストーディアルアートとは、カストーディアルキャストが持っているほうきで地面に絵を描くパフォーマンスです。
雨の日だと、パークで遊ぶのも楽しさが半減してしまいますよね。
そんなゲストに向けて描き始めたのが始まりだとも言われていますが、どのキャストがいつ頃始めたのか一切わかっていません。
でも、もし地面にふとキャラクターが描かれていたらとても嬉しい気持ちになりますよね!
カストーディアルアートは、日本のカストーディアルキャストが始め、今では世界に広がっています!
ちなみに、ほうきのことは「トイブルーム」、ちりとりのことは「ダストパン」と呼びます。
身長により使い勝手がかなり異なるので、キャストさんによってトイブルームの長さはバラバラです。
とても大切な役割を担うキャストさんだからこその配慮は、さすがディズニー!といった感じですね!
カストーディアルアートはどこで見られる?
カストーディアルアートは、ダストパンが筆替わりとなり、絵の具は主に水、水たまりです。
キャンバスはパークの地面。
そのため、実はカストーディアルアートはどこででも見ることができます。
どこででも見ることができますが、一番重要なのはタイミング!
天気の良い日に都合良く水があることはほとんどありません。
雨上がりのちょっとした時間や、雨の日の屋根下などで見られる可能性がとても高いです!
雨の日以外にも、あえてバケツに水を用意してゲストを集めてパフォーマンスを行っていることもあるようです。
ディズニーランドのパレードを待っているゲストに向けて描いていることも多いですね。
中には、水ではなく落ち葉でミッキーを作るアートを発見することもありますよ!
天気に関係なく、そこにたくさんの落ち葉があれば作っていることがあるので、これからの季節にぜひ探してみてください!
ミッキーの誕生日には特別なカストーディアルアートが登場!
?バースデーまであと2日?
— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) November 16, 2022
11月18日はミッキーマウスとミニーマウスのバースデー♪
みなさんお祝い?する準備はできていますか?
当日は、パークで1118個のバルーンの
カストーディアルアートが見られます?
ぜひ写真を撮ってみてくださいね♪#ハッピーバースデーミッキーミニー pic.twitter.com/Fvyez4d8Hd
2022年11月18日のミッキーの誕生日には、パークに合計1118個のバルーンのカストーディアルアートが登場!
パークのどこへ行ってもカストーディアルアートを楽しめる1日となりそうです♪
カストーディアルアートを描いて良いのは誰!?
カストーディアルアートは、カストーディアルキャストさんであれば、誰でも描いて良いかというと、実はそうではないんです。
一通り、カストーディアルキャストとして勤めることができると判断された後、希望者は練習しても良いというスタイルになっています。
ゲストサービスのステップアップの1つとしての位置づけのようです。
絵のレベルが一定のレベルにまで到達すると、パーク内でも描いてOKというお墨付きがもらえるそうです。
ダストパンの先を自在に操り描かれたアートはどれもとても上手なのはそのためなんです!
ゲストの夢を壊すような状態では絶対に提供しない。
ディズニーが全世代から愛される理由がここにあるんですね。
今ではこの「カストーディアルアート」はかなり有名になっていきています。
キャストになりたいと思って面接に行く方々の中には、カストーディアルキャストを志望している方が多くいるそう。
その理由は、カストーディアルアートでゲストを楽しませたいからだそうです!
まとめ
カストーディアルアートのご紹介いかがでしたでしょうか?
とても素敵なパフォーマンスですが、カストーディアルアートに出会えるかはタイミングと後は運次第です。
もし見つけたときには写真に収めてみてください!
同じ場所で同じアートに出会うことはできません。とても素敵な記念になるはずですよ。
もし、ちょうど絵を描いているところに遭遇したらキャストさんに声をかけてみると良いかもしれません。
これも運次第ですが、リクエストに応えて好きなキャラクターを描いてくれることもあります。
雨の日のパークにはちょっと残念な気持ちもしてしまいますが、ぜひ水たまりの横にキャラクターが描かれていないか探してみてくださいね!
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