元キャスト直伝!WDWハリウッドスタジオのおすすめアトラクションとショー
アメリカ・フロリダにあるウォルトディズニーワールドの全4パークの1つ「ディズニーハリウッドスタジオ(Disney's Hollywood Studios)」のおすすめアトラクションとショーを、元キャストが詳しく解説!ハリウッドスタジオ独自のファストパスの取り方も伝授します。
こんにちは、WDWでキャスト経験のある現役女子大生てんてんです!
ハリウッドといえば映画や音楽、ショービジネスの街。
フロリダ州オーランドに位置するウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)に、ハリウッドをテーマにしたディズニーパークがあるのをご存知ですか?
今回は、その「ディズニーハリウッドスタジオ」の魅力を、アトラクションとショーに注目してお伝えします!
・ハリウッドスタジオで乗るべきアトラクション
- ①ロックンローラーコースター(Rock 'n' Roller Coaster Starring Aerosmith)
- ストーリー
- ②ハリウッドタワーホテル(The Twilight Zone Tower of Terror)
・ハリウッドスタジオで絶対に見逃せない「ショー」
- ①美女と野獣のミュージカル(Beauty and the beast live on stage)
・②ファンタズミック!(Fantasmic!)
- ファンタズミック!のその他の楽しみ方
・ハリウッドスタジオでのファストパスの特殊ルール
- ファストパスの取り方
ハリウッドスタジオとは
ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)には、4つのテーマパークがあります。
①マジックキングダム
②エプコット
③アニマルキングダム
④ハリウッドスタジオ
ハリウッドスタジオは、この中で3番目にできたパークです。
規模はほかのパークに比べて小さく、「半日あれば十分回れるかな」といったところです。
アトラクションは他の3つのパークに比べて少ないものの、ハイクオリティなショーが多くあります。
さらに、オラフやハリウッド女優風ミニーちゃんなど、ハリウッドスタジオでしか会えないキャラクターもいるんです。
WDWを訪れた際には、ぜひ立ち寄りたいですね!
ハリウッドスタジオで乗るべきアトラクション
まずは、元キャストの筆者がおすすめするWDWのハリウッドスタジオで乗るべきアトラクションをご紹介しましょう。
①ロックンローラーコースター(Rock 'n' Roller Coaster Starring Aerosmith)
ロックンローラーコースターは、カウントダウンからの急激な加速、さらにいきなりの大回転がたまらない室内タイプのジェットコースターです。
列の途中で部屋に入るパートがあり、そこでロックミュージシャンたちとマネージャーが会話をする場面を見ます。
ストーリー
「ようこそスタジオ見学へ!」とゲスト(私たち)を歓迎するミュージシャンのもとに、女性マネージャーが現れて、「こんなところで何をしているの!もう収録が始まるわ、急いで現場に向かわないと!」と彼らをせかします。
そこで、ミュージシャンの一人が「そうだ!お客さんたちにも収録を見せてあげようよ。ねえ、いいでしょう?」とマネージャーに提案します。
マネージャーが渋々「分かったわ、私がゲストの分の車を手配しておくから、あなたたちは先に現場に向かいなさい」と提案を受け入れ、喜んだミュージシャンは「そうこなくっちゃ!じゃあまたあとでね!」と言って部屋を後にします。
このあと乗り場で待ち受けるアトラクションが、このミュージシャンらを追う車というわけです。
爆音のロックミュージックとともに、ハイスピードでネオン光る街を駆け抜け、現場へと急ぎます。
ギターの弦の上を走る車が上下逆転していますね。
アトラクションの激しさがうかがえます。
このアトラクションのおすすめポイントは、爽快な絶叫アトラクションだけどエンターテインメント性も大事にしている、というところです。
「とにかくビュンビュン飛ばしてくれ!」な絶叫オタクのあなたも、「内装や音楽、ストーリー性が楽しみだ」というロックなあなたも、「内臓がヒュッて浮くのが苦手…」な筆者のような人でも、肩からお腹にかけて上から降ろすタイプのシートベルトで、爽快な加速と音楽だけを楽しめちゃうんです!
列の途中の雰囲気づくりも徹底されていて、ディスプレイとして実際にロックな楽器たちが飾られていたり、さらにアトラクション中の選曲にもこだわっています。
特にロック好きにはたまらないかも…!
②ハリウッドタワーホテル(The Twilight Zone Tower of Terror)
東京ディズニーシーでも有名な「タワー・オブ・テラー」は、ここハリウッドスタジオでは「ハリウッドタワーホテル」と呼ばれます。
絶叫系が苦手な筆者は、6ヶ月の滞在の中でとうとう一度も勇気を出すことができませんでした・・・。
知人の証言によると、このアトラクションは前後にも滑るとのこと…!
前にツーっと進んだかと思えば突然、床が抜けたように落下するので、「あれ?前に行くの?」と緊張がゆるんだ瞬間にとどめを刺される、とのこと。
パターンも多数あり、乗るたびに違う怖さが味わえるので、何度もリピートしてしまう、と目をキラキラさせて力説してきました。
筆者からしたら全く意味が分かりません(笑)
筆者が「日本にもあるアトラクション」をあえておすすめする理由は3つ。
①乗り比べてどっちがどう怖いかなどを話す楽しみ!
②東京ディズニーシーとは全く違う、落下直前の絶景!
③怖いもの知らずでクレイジーなアメリカ人を見て、一緒にハイテンションになるワクワク!
「トイ・ストーリーマニア!」の内容が東京ディズニーシーのものと全く一緒だったのに対して、「タワー・オブ・テラー」は全然違った!と日本人の知人たちは口をそろえて言っていました。
絶叫が好きな方はぜひ、東京ディズニーシーのものと乗り比べてみてはいかがでしょうか♪
ハリウッドスタジオで絶対に見逃せない「ショー」
ハリウッドスタジオは、映画の都「ハリウッド」をモデルにしているだけあって、ショーのレベルがとても高いです!
今回は、その中でも筆者が何度も足を運び、同じショーを繰り返し見た中で「絶っっっ対に見てほしい!」と強くおすすめできるものをご紹介します。
①美女と野獣のミュージカル(Beauty and the beast live on stage)
このショーの魅力は、何といってもベルの生歌と、多数のダンサー・キャラクターたちによるダンス!
彼女の歌声に、あなたも鳥肌が立つはず。
ライブミュージカルならではの迫力あるパフォーマンスをお見逃しなく!
おなじみの音楽に合わせて「美女と野獣」の物語を演じたミュージカルなので、子供から大人まで、英語がわからなくても楽しめます。
ルミエールやポット夫人、ガストンなどの人気キャラクターも登場するので、目が離せませんね!
2017年3月にエマワトソン主演で実写映画化されたこともあり、今話題の注目作品です!
②ファンタズミック!(Fantasmic!)
東京ディズニーシーにも同じ名前の水上ショーがあるのをご存知の方も多いのではないでしょうか。
そう、ミッキーの夢を題材にした夜のメインとなるショーです。
しかし、ここハリウッドスタジオの「ファンタズミック!」は一味違うんです。
まず、東京ディズニーシーではメディテレーニアンハーバーを使い、360度からショーを楽しむことができましたが、ハリウッドスタジオのファンタズミック!専用ステージは片面です。
ステージに向かって座席が半円状に設置されており、野球のスタンドのような段差があるデザインになっています。
この水のスクリーンがショーの中で重要になってくるのですが、正面に1つと左右に2つの計3つのスクリーンがあるので、このスクリーンに向かって正面の席を取れたらラッキー♪
「ダイニングパッケージ専用席(注)」、「ファストパス専用席」などがわかれており、基本的にキャストさんが順番に誘導するので、希望の座席を選ぶことが難しい場合があります。
(注)「ダイニングパッケージ専用席」とは、ショー観覧用の座席と食事がセットになったパッケージプランのことです。
WDW公式アプリ「My Disney Experience」、または公式サイトから、一般のレストランを予約するときと同様のやり方で予約することができます。
このパッケージプランを予約したゲストの座席は、ステージに向かって真正面のエリアになります。
ショーは、①正面に設置されている岩山のようなステージ、②半円状の湖を移動する水上フロート、③水のスクリーン、の3つで構成されています。
②の「半円状の湖を移動する水上フロート」は、端から端まで移動するので、どこからでも見やすくなっています。
客席の段差もしっかりついているので、どの席でもショーは楽しめます。
ご安心を♪
ファンタズミック!の目玉は何といっても、終盤に登場するこの豪華客船!!
「蒸気船ウィリー」に登場する初代のモノクロミッキーマウスが運転する蒸気船には、30を超えるキャラクターたちが!!
超豪華なのにノンストップで通り過ぎるので、まばたき厳禁です!
ファンタズミック!のその他の楽しみ方
「ファンタズミック!」では、飲食物の持ち込みが認められています。
入場前に近くのハンバーガーセットやアイスクリームサンデーを買って持ち込めば、待ち時間もおいしく楽しく過ごせます♪
さらに、ショーの会場には専用の食べ物屋さんがあり、ミッキープレッツェル(チーズソース付)やポップコーン、ソフトドリンクを売っています。
入口からショーの会場までは、結構距離があり、人の流れもあるので、会場内でスナックが手に入るのはうれしいですね!
また、ショーが始まるまでの時間はアメリカの最新ポップミュージックが流れていて、観客が有名な曲に歓声を上げたり、みんなで歌ったり、楽しげな雰囲気に満ちています。
自発的にウェーブを始めたり、スマートフォンのライトを大きく振って音楽にのるなど、いかにも「ノリのいいアメリカ!」って感じがしますよね。
みなさんも「ファンタズミック!」を見る際には、待ち時間から楽しんじゃってください!
ハリウッドスタジオでのファストパスの特殊ルール
ハリウッドスタジオはアトラクションの数が少なく、人気アトラクションが限られているため、ファストパスの取り方に制限があります。
WDWでのファストパスの取り方の基本はこちら↓
・WDWのファストパスの取り方徹底解説!おすすめアトラクションと裏技も
ファストパスの取り方
人気アトラクション(A)から1つ+その他のアトラクション(B)から2つの、合計3つまでファストパスを取ることができます。
人気アトラクション(A)の中で、どのファストパスを取るかがキーになってきます。
どのショーを良い席で見たいかで決めるのもアリです。
ちなみに、「美女と野獣のミュージカル」「ピクサーオーケストラショー」は、公演回数も多いので、30分前に行けば確実に入れると言えるでしょう。
「もし入れないと言われたら次の回に早めに行く」など、臨機応変に動けばファストパスがなくても鑑賞することが可能です。
「ファンタズミック!」に関しても、40分ほど前に待機して入れないということはほとんどありません。
ただ、ファストパスを持つゲストが会場までショートカットできる道を通るのに対して、スタンバイは会場までぐるっと歩かなければならないので少し不利です。
「3枚使い切ったら4枚目を獲得できる」というファストパスの裏技を使うとすれば、「ロックンローラーコースター」は夕方4時頃までファストパスが余っている傾向にあります。
午前中のショーやアトラクションのファストパスを3枚取り、使い切ったらすぐ「ロックンローラーコースター」のファストパスを取る、というのも勝算のある取り方といえます。
ハリウッドスタジオに関しては、2時間を超える待ち時間が発生することはほぼありません。
むしろ、1時間前後、時間帯によっては人気アトラクションも25分待ちなんてことがざらにあります。
全体的に混雑している時間帯だと感じたら、いさぎよくお土産を先に買ってしまうのが良いですよ。
混雑具合を読みながら、臨機応変に計画を立ててくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
WDWのハリウッドスタジオは規模こそ小さいものの、楽しいアトラクションやハイクオリティなショーが数多くあります。
一日かけてじっくり回れば、全制覇も夢じゃありません。
出発前にタイムスケジュールを組んでおくと、より効率的に楽しめますね。
みなさんもぜひ、WDWに行く機会があったらハリウッドスタジオに立ち寄ることをお忘れなく!!
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