知れば知るほど奥深い。ホーンテッド・マンションのトリビア
ホーンテッドマンションには、ダークでブラックなトリビアやジョークがたくさん。ディズニーマニアの筆者が、あまり知られていないトリビアを詳細に解説。
こんにちは。ホーンテッドマンションは好きなのに、怖くて乗るたびに後悔する二ノ瀬です。
「ホーンテッドマンションの恐ろしくも悲しいストーリー」では紹介しきれなかった、あまり知られていないトリビアをご紹介。
ホーンテッドマンションは、東京ディズニーランドのアトラクションとは思えないほど、ダークでブラックなジョークにあふれています。
覚えれば、1000人目の亡霊になれるかも?
ホーンテッドマンションには、動物たちのお墓もある
スタンバイで利用するQラインには、荒れ果てた庭が登場します。
庭には西洋の墓石が多数並んでおり、とても不気味な雰囲気…。
よく観察してみると、動物の石像があることに気づくはず。
庭の置物だと思われるかもしれませんが、西洋では時々見かけられるペットセメタリー(動物のお墓)です。
ホーンテッドマンションには、犬、アヒル、ブタ、カエルなどの動物のお墓がありますが、今回は2つのお墓に注目してみましょう。
まずは、かわいらしいネコのお墓から。
彫られた名前を見てみると、フラッフィという名のネコだったようです。
没年日を見てみると、9回もフラッフィが亡くなっていることが分かりますね。
我々の感覚からすると、没年日は当然1回だけなのですが…。
なぜかというと、西洋では「猫は9つの命を持っている」と信じられているから。
9回目の死をむかえたフラッフィは、今は永遠の眠りについているようです。
次はカエルのお墓を見てみましょう。
“OLD FLYBAIT”という名のカエルだったようです。
OLDは老人、FLYBAITはハエを駆除するもの、という意味があります。
確かに、カエルにはハエを食べるイメージがありますから、不自然な名前ではありません。
問題は、名前の下に彫られた“He Croaked.”という文章です。
Croakedはカエルやカラスの鳴き声を指すのですが、老人のしわがれた声という意味もあります。
さらに、「くたばる」というスラングとして用いる場合も。
つまり、訳してみると「このおいぼれはくたばった」という、かなりブラックな意味になるんですね。
ホーンテッドマンションゆいいつの生存者は、館の管理人…ではない?
ホーンテッドマンションの有名なトリビアに「生きている人間が1人だけいる」というもの。
亡霊たちがにぎやかに楽しんでいる中庭のシーンに移ると、こんな人物がいます。
彼は、幽霊屋敷の管理人。
瘦せこけた犬といっしょに、足をふるわせて怯えています。
この彼がホーンテッドマンションでゆいいつ生きている人物、というトリビアが広まっていますが、それは少しだけ間違い。
終盤にさしかかると、彼は変わり果てた姿となって再登場します。
館の管理人も、亡霊の一員になってしまったようですね。
では、ゆいいつの生存者は誰か?
ゲストが館に入ると、ゴーストホストの肖像画がガイコツに変化していくのを見た後、4枚の絵画が飾られたストレッチングルームに通されます。
その内の1枚が、本当の生存者だということをご存じでしたか?
墓石に腰かける彼女の名は、メアリー・ギルバート・グレイシー。
斧(おの)で夫を殺した、おそろしい結末が描かれた絵画の主役です。
他の3枚は、主役そのものが死んでしまう、という絵画なのですがこの1枚だけが異質な存在。
彼女が死んでしまったという描写はされていません。
夫を殺した彼女は、どこか得意げ。
消息は謎に包まれていますが、彼女が館の亡霊にふくまれていないのは確かなようです。
マダム・レオタとリトル・レオタはなんて言っているの?
中盤のシーンで、水晶玉に頭部の浮いた女性が登場します。
彼女はマダム・レオタ。
亡霊たちを呼び集める降霊術の儀式をおこなっている人物です。
何やら不気味な様子だけは伝わってきますが、早口な英語なので何を言っているのか分からないですよね。
セリフを簡単に訳してみました。
「ヘビよ、クモよ、ネズミのシッポよ。
かなたにいる亡霊を呼びおこせ。
テーブルを叩き、今こそ応える時だ。
かなたからメッセージを送っておくれ。
ハロウィーンの名残のゴブリンやグール(※墓を荒らす小鬼)よ、タンバリンの音で亡霊を目覚めさせるのだ。
醜い虫よ、ヒキガエルよ。
かなたから音楽を奏でておくれ。
魔法使いよ、魔女よ。
地の果てにいようともベルを鳴らして知らせておくれ。」
ゾっとする単語が並びますね。
この呪文を覚えれば、誰でもマダム・レオタのように霊を呼び集めることができるのでしょうか。
さて、次はリトル・レオタからのメッセージを解読してみましょう。
リトル・レオタは、人間の世界へ戻ろうとするゲストを引きとめる、小さな女性のことです。
美しい彼女、一見おそろしくは見えませんが…。
「早く戻ってきてね。早く戻ってきてね。
私たちの仲間になる決心がついたら、死亡証明書を忘れずに。
なんなら、今、ここで死亡手続きをしてもいいわ。
あなたのことを…(笑い声)死ぬほど待っていたんだから…(笑い声)。」
最後の最後に、とても恐ろしいセリフを言われていたようです。
彼女につかまってしまう前に、早くホーンテッドマンションから離れたほうが賢明ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
キャステルではホーンテッドマンションだけでなく、他のアトラクションにまつわるトリビアも紹介しています。
ぜひ、あわせてご覧下さい☆
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