【スピーチレス】実写版『アラジン』でジャスミンが歌うソロ曲!英語版&日本語版の製作秘話まとめ!
実写版『アラジン』のスピーチレスについて紹介します。2019年に公開された実写版『アラジン』は、1992年公開の長編アニメーション『アラジン』を実写リメイクした作品です。アニメ版にはなかったジャスミンが歌う「スピーチレス〜心の声」というソロ曲が話題になりました。英語版(Speechless)では、ナオミ・スコットが迫力の歌声を披露し、悪に立ち向かうジャスミンの強い一面を表現しています。なんと本番はワンカットでの撮影に臨んだそう。日本語版では、ジャスミン役の木下晴香さんが歌っていますよ。
みなさんこんにちは、実写版『アラジン』が大好きなてんてんです♪
今回は、実写版『アラジン』で注目を集めたジャスミンのソロ曲「スピーチレス〜心の声」について紹介します。
アニメ版にはなかった、ジャスミンの悪に屈しない姿勢を表現した歌です。
英語版・日本語版を歌うアーティストと、撮影秘話をまとめました!
・スピーチレス:ジャスミンが歌うソロ曲
・スピーチレス:【英語】Speechless/ナオミ・スコット
・スピーチレス:【日本語】スピーチレス〜心の声/木下晴香
・スピーチレス:撮影秘話「ワンカットで撮ろう」
実写版『アラジン』とは
実写版『アラジン』は、2019年に公開されたディズニー映画です。
1992年に制作されたディズニー長編アニメーション『アラジン』を実写リメイクしました。
貧しいけれど心の優しい青年アラジンと、アグラバーの王女ジャスミンのラブロマンスです。
ミュージカル映画ということで、演技だけでなく歌にも定評がある俳優陣を起用。
ジャスミン役のナオミ・スコットもその一人です。
また、ランプの魔人ジーニーに、俳優のウィル・スミスを起用するなど、キャスティングには多くの注目が集まりました。
実写版『アラジン』では、アニメ版にはなかった変更点も加えられています。
ジャスミンをより強い一人の女性として描き、男性に助けてもらわなければ自由に生きられないプリンセスというイメージを一新しました。
そこで登場するのが「スピーチレス〜心の声」です。
実写版で新たに製作されたジャスミンのソロ曲で、アグラバー王国を乗っ取ろうと企むジャファーに屈しない姿勢を示す歌です。
それでは、公開後も話題となった「スピーチレス〜心の声」について見ていきましょう!
スピーチレス:ジャスミンが歌うソロ曲
「スピーチレス〜心の声(原題:Speechless)」は、ジャスミンが歌うソロ曲です。
スピーチレスが歌われる場面は、ジャスミン絶体絶命のピンチの時。
まずは、簡単なあらすじからスピーチレスの背景を紹介していきます。
ジャスミンはアグラバー王国の王女として生まれ、父であるサルタン王に結婚を急かされていました。
しかし、ジャスミンは愛するアグラバーを自分で治めたいと考えていたため、結婚話にはうんざり。
そこに、ジーニーの魔法で「アリ王子」に変身したアラジンが結婚を申し込みにやってきます。
アラジンはジャスミンが市場で泥棒扱いされているのを助けてから、彼女に恋をしていたのです。
魔法の絨毯で夜のアグラバーを飛び回り、いい雰囲気になっていた2人。
しかし、アグラバーの国務大臣ジャファーの邪魔が入ります。
ジャファーはアグラバーを支配するため、アラジンの正体を暴き、海の底に沈めてしまいます。
ジーニーのおかげでなんとか城に戻ったアラジンですが、今度はジャファーにランプを奪い取られてしまいます。
ジャファーはジーニーの魔法を使い、世界一強力な魔術師に変身しました。
ジャファーはアラジンを氷の国へ追放し、ジャスミンに自分との結婚を強制します。
逆らえば父であるサルタン王と侍女のダリアを殺すと脅され、もうダメかと絶望しかけたその時!
衛兵によって連行されるジャスミンが歌うのが「スピーチレス」です。
“私は黙っていない。あなたは私を静かにさせることなんてできない。”
衛兵の手を払いのけ、ジャファーに抵抗し立ち向かう姿勢を見せたのです。
アニメ版では、結婚を迫ったジャファーがジャスミンに「喜びで声も出ないようですな」といいます。
実写版ジャスミンは、ここでおとなしく服従したり、誰かに助けを求めることはしません。
大切なものを守るために、自分の足で立ち上がり、声をあげました!
実写版『アラジン』では、現代の女性像を反映し、ジャスミンを自立したひとりの女性として描いています。
約20年前のアニメ版では、「好きでもない人と結婚すること」に抵抗していたジャスミンが、本作では「愛するアグラバー王国を守りたい」という意志のもと戦っているのです。
スピーチレス:【英語】Speechless/ナオミ・スコット
ジャスミンのソロ曲「Speechless」を歌うのは、女優で歌手のナオミ・スコットです。
ナオミ・スコットは、イギリス人の父とインド系移民の母の間に生まれました。
幼少期から歌うことが好きで、シンガーソングライターとしてもデビューしています。
その歌唱力は折り紙つきで、作詞家のベンジ・パセックも「ナオミ・スコットが歌ってくれるなら、壮大でパワフルな曲にできると思った」と語っています。
ナオミ・スコットは、子供の頃からアニメ版『アラジン』をなんども見ていたそうです。
ジャスミンから勇気をもらったという彼女は、アニメ版よりも現代的な女性像を役に映し出しました。
ジャスミンとしてのイメージを一新するだけでなく、「オリジナル(アニメ版)に登場するキャラクターは、ジャスミン以外、全員男性」と指摘し、ジャスミンの侍女ダリアを新しく登場させるなどしています。
スピーチレス:【日本語】スピーチレス〜心の声/木下晴香
ジャスミンのソロ曲「スピーチレス〜心の声」を日本語版で歌うのは、ミュージカルにも多く出演する木下晴香さんです。
映画の公開当時、まだ20歳だった木下晴香さん。
しかし、小学校3年生からミュージカルの劇団に所属していたため、歌とダンスに定評があります。
日本語版のスピーチレスも、堂々と迫力のある声でジャスミンの強さを表現しています。
スピーチレス:撮影秘話「ワンカットで撮ろう」
ジャスミンが歌うスピーチレスには、撮影の際の衝撃エピソードがあります。
なんと、スピーチレスはイントロから最後まで、ワンカットで撮影したというのです。
この曲を歌い上げる間、カメラを一度も止めず、1台のカメラがナオミ・スコットの動きを追っています。
少しのミスも許されない緊張感の中、ナオミ・スコットは演技と歌を見事にやり遂げたのです。
しかも、撮影秘話はそれだけじゃありません。
スピーチレスの前半部分は、ライブで歌った音声を使っているとのこと!
普通ミュージカル映画といえば、別途録音したオーケストラ入りの音源を当てはめて完成します。
しかし、ナオミ・スコットは撮影現場でオーケストラの音源も流れないなか、スピーチレスをアカペラで歌い出したそう。
現場に『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞を受賞した音楽技術者のサイモン・ヘイズがいたことから、「歌っちゃおう」と挑戦してみたと明かしています。
その場でディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンから歌の指導を受け、ワンカットかつアアペラというとんでもない撮影を成し遂げました。
衛兵に連れられ歩いたり、心配そうに振り返ったり、階段を登ったりしながら、歌にも集中して完璧に歌い上げるなんて、並大抵のプロ意識じゃありませんね!
まとめ
今回は、実写版『アラジン』でジャスミンが歌った「スピーチレス〜心の声(Speechless)」について紹介しました。
ナオミ・スコットが歌う原曲も、木下晴香さんが歌う日本語版も、どちらも迫力があってっ素晴らしいです。
ぜひ、撮影秘話なども思い出しながら、スピーチレスを聴き直してみてください♪
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