ディズニーリゾートの花・植栽の秘密に迫る!その種類6000種、50年に一度しか咲かない花も!
東京ディズニーリゾートの花壇や植物に関する見どころとトリビアをお届けします!約6000種類の植物が植えられ、日本最大の面積を誇る植物園とも言える東京ディズニーリゾート。中には、国内でもなかなか見ることができない貴重なものもあるんです!いつ遊びに行ってもきれいに整えられている植栽はいつ・誰が・どのように手入れしているのか、そしてパークに行ったらぜひ見てほしい植物についてまとめました。
こんにちは!春のパークをお散歩するのが好きなえみです!
東京ディズニーリゾートは、季節問わずたくさんの植栽がいつもきれいに整えられています。
その植栽は四季にあったものを選んでいることはもちろんですが、各エリアやアトラクションやレストランなどその場所のコンセプトに合わせたものが植えられていることをご存知でしょうか?
時には、エリアとエリアの境目で目隠しの役割をしている植栽もあるんですよ。
今回は、植栽のお手入れをしているキャストさんのこと、そしてパークで見られる植物の一例をご紹介します!
・東京ディズニーリゾートの花と植物:植物のバックグラウンド
- ①ガーデンレタス(収穫期:4月~7月、11月~2月)
- ②ぶどう(実のなる頃:8月~9月)
- ③ムラサキルーシャン(見頃:8月~11月)
- ④カリフラワー(見頃:11月~12月)
- ⑤カンツバキ(見頃:11月~2月)
・東京ディズニーリゾートの花と植物:50年に1度しか咲かない花がある!
東京ディズニーリゾートの花と植物:植栽のスペシャリスト!?「緑のキャスト」
リゾート内で、緑色の帽子・コスチュームを着たキャストさんを見たことはありませんか?
それは造園キャスト、株式会社グリーンアンドアーツの方々です。
造園キャストは約100名程いて、園内の植物の模様替えや維持管理だけでなく植栽の企画、購入なども行なっています。
パークに植えられている樹木や草花は約6000種類、64万本あまり!
その全てが常にいつも「満開」であること、なるべく自然の姿をリアルに演出することをモットーとし、お手入れされています。
確かに、パーク内で蕾の状態の花やしおれている植物を見たことないですよね。
造園キャストは閉園後、開園前の未明~早朝が忙しさのピークで、台風など荒れた天候の時は寝ずに対応しているそう。
東京ディズニーリゾートの花と植物:植物のバックグラウンド
ディズニーリゾート内のそれぞれの植栽は、そのエリア・施設のコンセプトに合わせたものが植えられています。
ここではその全てをご紹介することはとてもできませんが、筆者が中でも「なるほど!」と思ったバックグラウンドストーリーを持った植栽を5つご紹介します♪
パークの景色を思い出しながらご覧くださいね。
①ガーデンレタス(収穫期:4月~7月、11月~2月)
ガーデンレタスは、ディズニーシー/アメリカンウォーターフロントのアーント・ペグズ・ヴィレッジストア付近で見ることができます。
お料理が大好きなペグおばさんは、珍しい野菜を庭に植えてみんなを驚かせることが好き。
今の一番お気に入りは、カラフルでいろいろな形のあるこのガーデンレタスなんだそう。
②ぶどう(実のなる頃:8月~9月)
ぶどうは、ディズニーシー/メディテレーニアンハーバーのザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横のぶどう畑で見ることができます。
ワイナリーを改装してオープンしたというレストランならではの植物ですね!
ディズニーシーのグランドオープン当初、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテの横階段の花壇は、段々畑と見せかけて全てぶどう畑だったこともあったようです!
③ムラサキルーシャン(見頃:8月~11月)
ムラサキルーシャンは、ディズニーシー/アラビアンコーストのキングダムブリッジ付近で見ることができます。
アラビアンコーストのテーマカラーの一つである紫色をしたお花ですが、生命力の強さがこのエリアの植物に選ばれた理由です。
砂漠の舞台にぴったりのお花ですよね☆
④カリフラワー(見頃:11月~12月)
カリフラワーは、ディズニーランド/トゥーンタウンの「グーフィーの家」で見ることができます。
グーフィーは庭で農作物を育てているのですが、その中に本物のカリフラワーがあります!
フェイクかと思いきや本物があるところが、ユーモアに溢れたトゥーンタウンらしい演出です!
⑤カンツバキ(見頃:11月~2月)
カンツバキは、ディズニーランド/トゥーンタウンのミニーの家付近で見ることができます。
花の少なくなる冬の時期に鮮やかな色を添えてくれる、ありがたい存在です。
ピンクが大好きなミニーちゃんは、カンツバキのおかげで冬でもHappyですね♪
東京ディズニーリゾートの花と植物:50年に1度しか咲かない花がある!
ディズニーシーには30~50年に1度しか花を咲かせない植物があることをご存知ですか?
その植物は「アオノリュウゼツラン」。
ディズニーシー/アラビアンコーストで見ることができます!
アオノリュウゼツランはメキシコなどの亜熱帯で育ち、テキーラの原料にもなる植物です。
花を咲かすと、一気に力を使い切ったように6m以上にもなる背の高い茎から全て枯れてしまうそうです。
ディズニーシーでも開園から11年経った2012年に、その花が確認されました。
次に咲くのは……早くても2042年頃!?
まとめ
東京ディズニーリゾートの花と植物についてお届けしました。
夢の国を造りあげるキャストのプロ魂は、縁の下で支えてくれている人たちも同じです。
いや、もはや植栽はパークに欠かせないエンターテイメントですね!!
アトラクションやショーも良いですが、パークに遊びに行ったらお花を見ながらお散歩という、大人な楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか♪
ガーデニングが好きな方は、参考になること間違いなしですよ。
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