【ファンタズミック!比較】海外と東京の違いは?ディズニーの人気ショーの相違点まとめ!
現在、アメリカのアナハイム、オーランド、そして東京の各ディズニーパークで上演されている大人気ナイトショー「ファンタズミック!」。今回はそんな3種類の「ファンタズミック!」を徹底比較していきます!上演場所や見どころ、フィナーレシーンの違いなど、気になる相違点をまとめました。
みなさん、こんにちは!ディズニーのショーが大好きなMelodyです!
さて、みなさんはディズニーパークのショーというと、どのショーを思い浮かべますか?
ステージショーや花火ショーなど、種類は実に様々ですが、筆者はやはり「ファンタズミック!」を挙げます。
水上で繰り広げられる花火やウォータースクリーンを使ったナイトショー「ファンタズミック!」は、東京ディズニーシーでもロングランで上演されており、人気の高いショーの1つですね。
今回は、そんな人気ナイトショーの「ファンタズミック!」を海外ディズニー版と徹底比較していきます!
現在、東京ディズニーシーを含む3つのパークで上演されている「ファンタズミック!」ですが、その内容にはいくつかの相違点が存在します。
ということで、本記事では全3パークの「ファンタズミック!」鑑賞経験を持つ筆者が
・上演場所
・見どころ
・フィナーレシーン
などなど、その気になる違いをたっぷりご紹介していきます!
「ファンタズミック!」とは?
「ファンタズミック!」とは、現在世界3つのディズニーパークで上演されている水上ナイトショーのことを指します。
具体的に3つのパークとは
①ディズニーランド(カリフォルニア州アナハイム)
②ディズニー・ハリウッド・スタジオ(フロリダ州オーランド)
③東京ディズニーシー
の3パークです。
ショーの基本的な内容としては、主役のミッキーマウスが見る夢の世界が舞台となっています。
眠りに落ちたミッキーは、様々なディズニー映画の世界を旅することとなり、クライマックスではディズニー映画を代表するヴィランズと決闘を繰り広げます。
ショーは数々のディズニーソングで彩られ、シーンごとに代わる代わる登場するディズニーキャラクターたちのパフォーマンスも見どころの1つとなっています。
また、ショーに使用されているレーザー光線や花火、ウォータースクリーンなどの特殊効果により、ディズニーの幻想的で夢溢れる世界観を体験できる点も人気を集める理由の1つとなっています。
英語名:Fantasmic!
初演:1992年5月13日(水)(ディズニーランド・アナハイム)
海外ディズニー版と東京ディズニー版の相違点
ここからは実際に、海外ディズニー版と東京ディズニー版の相違点をご紹介していきます。
違いを知れば、それぞれの「ファンタズミック!」鑑賞がより楽しいものになりますよ♪
相違点①:上演場所
まずは、各「ファンタズミック!」の上演場所をチェックしてみましょう!
「こんな場所でやっているの?!」とびっくりする「ファンタズミック!」もあるかも?
【アナハイム】フロンティアランド・トムソーヤ島
アナハイムに位置するディズニーランドでは、フロンティアランド内のトムソーヤ島にて「ファンタズミック!」は上演されています。
島の玄関口に当たる小屋のような建物前がメインステージとなっているため、鑑賞するゲストは島の周りを流れるアメリカ河を挟んだ向かいの通りからショーを見る形となっています。
舞台はかなり小規模なものの、川を挟んだだけの距離にあるステージということで、パフォーマーやウォータースクリーンなどがとても近く感じられ、3パークの中で最も臨場感あふれるステージとなっています。
【オーランド】「ファンタズミック!」専用屋外シアター
フロリダ州オーランドに位置するウォルト・ディズニー・ワールド内のディズニー・ハリウッド・スタジオと呼ばれるパークで見ることのできるオーランド版「ファンタズミック!」は、専用の屋外シアターで上演されています。
水上にそびえるゴツゴツとした岩山のようなステージの向かいには、客席も常設されており、アナハイムや東京と異なり、ショー鑑賞のために地面に直接座らなくて良いので、ショーをより快適に楽しむことができます。
【東京】メディテレーニアンハーバー
東京ディズニーシーで上演されている「ファンタズミック!」の舞台は、メディテレーニアンハーバー。
アナハイムとオーランド版の「ファンタズミック!」と大きく異なる点は、水上すべてがステージとなっている点です。
そのため、より大規模なセットやウォータースクリーンを使用でき、よりダイナミックなショーに仕上がっています。
また、ショーの中で、ソーサラーハットや大型スクリーンとして時折登場する円錐型のステージも東京版「ファンタズミック!」の代名詞となっています。
相違点②:見どころ
続いては、各「ファンタズミック!」のとっておきの見どころシーンをご紹介していきます。
それぞれ、その「ファンタズミック!」でしか見ることのできないオリジナルシーンばかり集めました!
【アナハイム】コロンビア号で繰り広げられる『パイレーツ・オブ・カリビアン』シーン
上演場所がトムソーヤ島ということで、アナハイム版「ファンタズミック!」では昼間はゲストを乗せてアメリカ河を周遊する船が「動くステージ」としてショーにも登場します。
中でも、海賊船のような見た目のコロンビア号を舞台の『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシーンは圧巻!
見上げるほどの高さの船のマスト上で映画さながらの決闘シーンを繰り広げるジャック・スパロウの姿に、観客も息をのむスリルと臨場感を味わうことができます。
時折、船から海に投げ出されそうになる海賊やマストから落下してしまう海賊の姿も見ることができ、思わずハラハラドキドキしてしまうはず!
大砲の音をとどろかせながら、おなじみの音楽に合わせて登場する実物の海賊船を一目見るだけで、一気に危険な海賊の世界の一員になった気分に浸ることができますよ♪
【オーランド】風の色が見えてくる?!感動必至の『ポカホンタス』シーン
オーランド版『ファンタズミック!』では、先住民首長の娘と白人探検家の切ない恋を描いた物語『ポカホンタス』の世界を描いたシーンが見どころの1つ。
暗闇の中、松明の光を頼りにカヌーに乗って進む先住民たちが見えたかと思えば、メインステージの方では先住民の暮らす土地を植民団が勝手に開拓している姿が。
そんな中、先住民と植民団の間で戦が勃発し、美しい自然であふれていたはずの土地は敵対する者たちから生まれた「憎しみ」の感情に飲み込まれていきます。
鉄砲の音が響く中、山に隔たれながらも、岩山の両端から互いに手を伸ばし合うポカホンタスと白人探検家のジョン・スミス。
感動的な「カラー・オブ・ザ・ウィンド」の音楽と共に、ウォータースクリーンの中で手を重ねる2人の姿に思わず胸が熱くなるはず♡
【東京】美しいドレス姿になったシンデレラとプリンセスたちの舞踏会シーン
東京版「ファンタズミック!」の代名詞的存在である円錐型のステージ。
それをドレスに見立て優雅にダンスを踊るシンデレラとプリンセスたちの舞踏会シーンは、まさに夢の世界♡
水上に浮かぶバージには球体型のスクリーンも出現し、ディズニープリンセス映画を代表する名シーンの数々が映し出されています。
歴代のプリンセス作品を彩ってきた名曲に乗せ、船上のダンサーたちも華麗なワルツを披露しているので、必見ですよ!
シャンデリアのようなライトやダイナミックに打ちあがる噴水もまた、このシーンに華を添えています。
相違点③:フィナーレシーン
「ファンタズミック!」のクライマックスと言えば、やはりドラゴンに変身したマレフィセントとミッキーの対決シーン!
すべての「ファンタズミック!」で取り入れられているシーンではありますが、ここにも細かい違いが数多く存在します。
また、感動的なフィナーレシーンの相違点も合わせてチェック♪
【アナハイム】全身マレフィセントを魔法で退治!→マーク・トウェイン号でフィナーレ
アナハイム版のドラゴン・マレフィセントの姿は、なんと全身!
その迫力はまさに映画から飛び出してきたかのようで、ミッキーと比べると、その巨大さも一目瞭然ですね。
ミッキーは魔法使いの弟子の格好でマレフィセントと対峙し、自身の手から発せられた魔法でマレフィセントを退治します。
マレフィセントが火を吹き、火の海と化した水上も、ミッキーの魔法によって出現したカラフルな噴水によって消し止められ、アメリカ河が再び美しい姿を取り戻していく様も圧巻ですよ。
すべてのヴィランズを退治し終えると、暗闇の中から一層の船の姿が...。
アナハイム版「ファンタズミック!」のフィナーレの舞台は、なんと蒸気船マーク・トウェイン号!
船では『蒸気船ウィリー』で披露したコスチュームに身を包んだミッキーをはじめ、数多くのディズニーキャラクターがゲストに向かって手を振っています。
日によっては、
・ジェーン(『ターザン』)
・ムーラン(『ムーラン』)
などのレアキャラクターも乗船している場合があるので、普段パークで中々会うことのできないキャラクターたちに運良く出会える可能性も♪
笑顔と幸せがあふれるマーク・トウェイン号でのフィナーレシーンは、アナハイム版「ファンタズミック!」を代表するシーンの1つと言えるでしょう。
【オーランド】剣でマレフィセントを退治→『蒸気船ウィリー』の船でフィナーレ
オーランド版のドラゴン・マレフィセントは、岩山の間から首と翼を突き出しているような格好で登場。
不気味に揺れ動く大きな翼が印象的な姿です。
ミッキーは、中世の王子のように羽のついた帽子と真っ赤なマントを身に着けた姿で登場し、伝説のアーサー王が岩からエクスカリバーを引き抜くかのごとく、岩に刺さった剣を引き抜き、マレフィセントに戦いを挑みます。
映画『眠れる森の美女』でもマレフィセントは剣により倒されているので、オーランド版ではそのストーリー設定により忠実な内容にしたのでは、と筆者は考えます。
オーランド版「ファンタズミック!」のフィナーレは、『蒸気船ウィリー』の船が舞台。
アナハイム版のマーク・トウェイン号と比べるとそのスケールや豪華さでは劣りますが、小ぶりな船のため、よりかわいらしい印象を与えます。
アナハイム版同様、船上には数多くのディズニーキャラクターの姿が確認でき、それぞれが思い思いにゲストに向かって手を振っています。
アナハイム版では見られなかった
・スティッチ(『リロ&スティッチ』)
・バルー(『ジャングルブック』)
などの姿も!
【東京】魔法の杖でマレフィセントを退治→複数のバージでフィナーレ
東京版のドラゴン・マレフィセントは映画『白雪姫』に登場する魔法の鏡の中から首を突き出す形で現れます。
この「ファンタズミック!」のショー自体がミッキーのイマジネーション(想像)の中の世界という設定です。
そのため、ミッキーの豊かな想像力によって、実際にはこの場にいないはずのマレフィセントが魔法の鏡の中から飛び出してきたかのように見えてしまっている状態を表したかったのかもしれません。
ミッキーはアナハイム版同様、魔法使いの弟子の装いで登場し、先端がミッキーシェイプになった魔法の杖を手にマレフィセントに挑みます。
杖の魔法により、マレフィセントは鏡を通り抜けられず、そのまま鏡の中に引き戻されていきます。
東京版「ファンタズミック!」のフィナーレを飾るのは、色とりどりのライトで飾られたバージの数々。
バージにはミッキー&フレンズをはじめ、プリンセスたちやその他数多くのディズニーキャラクターたちの姿も♪
円錐型ステージの周りでは噴水も打ちあがり、何とも豪華なフィナーレシーンとなっています。
まとめ
いかがでしたか?
これから海外ディズニー版をご覧になられる方は、本記事でご紹介した違いにも着目しつつ、ショーを楽しんでみてくださいね♪
画像提供:
@seaofdreams_d
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |