ディズニー映画「ナルニア国物語」あらすじと登場人物・キャラクター

こんにちは、ファンタジーものが大好きなわさおです！

ファンタジーの醍醐味といえば、壮大なストーリーとワクワクする舞台。
現実世界では起こりえない魔法や喋る動物など、まさにファンタジーならではですよね。

ディズニー映画『ナルニア国物語』はそんなファンタジーな世界がギュッとつまった名作。
普通の映画より少し長い上、シリーズが続くため手が出しにくい作品ではあるものの、一度観たらその世界観に引き込まれること間違いなし。

今回は、そんな『ナルニア国物語』の壮大なストーリーのあらすじと個性的な登場キャラクターをご紹介。

ナルニア国物語とは

4人の子どもたちがライオンに導かれて大冒険

ディズニー映画『ナルニア国物語』（原題:The Chronicles of Narnia）は、イギリスの文学者でありC・S・ルイスの、全7巻からなる子供向け小説。
1950年から1956年にかけて刊行された超大作です。

ディズニー制作のもと、2005年に実写映画を公開。
その後、続編を2008年、2010年に公開しています。

2010年公開の3作目からは、ディズニーの手を離れ、FOXでの制作・提供となっています。
さらなる続編は制作されているものの、その詳細はいまだ明らかになっていません。

ナルニア国物語の特徴は、聖書を下敷きとしている点。

作者はキリスト教信者であり、作品内にはキリスト教色の濃い表現が散りばめられています。
4人を導くライオンは救世主・キリストのメタファーとして描かれ、作品内に「罪を犯す人間」が登場するなど聖書の一節を思わせる内容が含まれています。

また、「予言」が大きな役割を果たしており、魔女の支配が打ち破られる条件の予言やナルニアの解放とアスラン到来の予言などが登場しています。

ナルニア国物語の登場キャラクター

個性豊かなキャラクターと4人の兄弟たちが魅力のナルニア国

まずは、ナルニア国物語に登場する主なキャラクターをご紹介していきましょう。

ピーター

4兄弟の長男。
冷静かつ忍耐強い性格で、兄弟たちのまとめ役。

白い女王の秘密警察長官のオオカミやモーグリムを倒すなど、少年とは思えない活躍を見せます。

スーザン

ペベンシー家の長女。
真面目で慎重な性格の清楚な美少女。

ネガティブな傾向があり、勉強は苦手ですが、家事やオシャレが好きです。

エドマンド

ペベンシー家の次男。
少し皮肉屋で騙されやすいものの、兄弟想いで勇敢な少年。

ルーシィ

ペベンシー家の末娘。
無邪気で動物ともすぐに仲良くなれます。

好奇心旺盛な性格のためか、最初にクローゼットを通ってナルニアに来たのは彼女でした。

学者先生（ディゴリー・カーク）

4人兄弟が疎開のために預けられた屋敷の主人。
最初にナルニアに行った人間です。

タムナス

ルーシィが初めて会ったナルニア人。
温厚で知的な人物。

アスラン

4兄弟がナルニアで出会ったしゃべるライオン。
ナルニアの創造主であり、救い主として登場。

白い魔女

シリーズ第1作目でナルニアを冬に閉じ込めている支配者。
チャーンの国の元女王で魔女。

カスピアン

シリーズ2作目でナルニアを治める王ミラースの甥。
4兄弟の力を借り、ミラース討伐に乗り出します。

ミラース

カスピアンの叔父。
王であった兄を謀殺し王位を継承した暴君。

リーピ・チープ

陽気なネズミ戦士隊長。
体は小さいけれど、勇敢な性格。

ユースチス・クラレンス・スクラブ

ペベンシー兄弟のいとこ。
ケンブリッジに住んでおり、ルーシィとエドマンドとともにナルニアに導かれ、カスピアンと航海に出ます。

昆虫標本や参考書が好きな勉強好きですが、身勝手な言動が多く、そのためか友達がいません。

ナルニア国物語「第1章：ライオンと魔女」のあらすじ

言葉を話すライオンがキーパーソンとなる第1作目

『ライオンと魔女』は、2005年に公開されたナルニア国物語シリーズ第1作目。
C・S・ルイスの児童文学シリーズ『ナルニア国物語』の1作目『ライオンと魔女』を映画化したものです。

田舎に疎開してきたイギリス人4兄弟がナルニア国へ迷い込み、世界を冬の時代へと変えた白い魔女を倒すため奮闘する姿を描いています。

戦乱を避けて田舎に疎開したペベンシー家の4人兄弟ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィ。
彼らは、疎開先の古い屋敷の空き部屋にあった衣装ダンスから別世界の国・ナルニアに引き込まれてしまいます。

そこは魔法や喋る動物たち、神話的生き物や妖精が存在する世界。
子どもたちは言葉を話す不思議なライオン・アスランと出会います。

彼が言うには、ナルニア国は白い魔女によって冬の世界に変えられ支配されているとのこと。
4人はアスランとともに住人たちを解放しようとしますが…。

ナルニア国物語「第2章：カスピアン王子の角笛」のあらすじ

第１作目の兄弟たちの活躍により春を取り戻したナルニア国

ナルニア国物語シリーズ第2作目となる『カスピアン王子の角笛』は、2008年に公開された続編。

第1作目のスタッフが引き続いて製作を担当。
主要キャストも再出演を果たしました。

舞台は、冬の時代であったナルニア国から1300年の時を経た時代。
テルマール人が治めるようになったナルニアを4兄弟が再び訪れ、悪い叔父から王座を取り戻そうとするカスピアン王子と共に戦う姿を描きます。

ペベンシー家の子ども達がナルニア国に戻ったとき、ナルニアでは1300年以上もの時が流れていました。
王都ケア・パラベルは荒れ果て、ナルニアは人間が支配する地となっており、ナルニア国の王のテルマール人・ミラースが治めていました。

ミラースの甥・カスピアン王子は、吹けば助けがくる角笛を吹き、イギリスの田舎駅のホームにいたペベンシー兄弟たちをナルニア国に呼び寄せます。
小人のトランプキンとカスピアン王子の元に行き、4兄弟はナルニア人を集めてテルマール人と闘うことになりますが…。

『ナルニア国物語 第3章: アスラン王と魔法の島』

舞台は大海原へ

『アスラン王と魔法の島』は、原作の『朝びらき丸 東の海へ』を実写映画化したナルニア国物語シリーズ第3作目。

2010年に公開。
今作からディズニーの手を離れ、20世紀FOXが製作・配給を請け負いました。

エドマンドとルーシィ、そのいとこのユースチスがナルニアを訪れ、新たにナルニア王となったカスピアンと朝びらき丸に乗り、行方不明となった7人の貴族を探す冒険を描いています。
ルーシィとエドマンドは、いとこのユースチス・スクラブの家に預けられますが、兄弟2人はどうしてもユースチスが好きになれません。

そんなある日、壁にかかった絵に描かれた、ナルニア風の帆船が浮かぶ海にルーシィとエドマンド、ユースチスは吸い込まれ、少年王カスピアンに再会します。

カスピアンは、亡き父の友人である7人の貴族を探す航海の途上。
ルーシィ達はカスピアンらとともに、彼らを探すべくナルニアの東の果てに向かいますが…。

まとめ

いかがでしたか？
『ナルニア国物語』は、まだまだお話があり、映画としての次回作も予定されています。

ディズニーの手ははなれてはいますが、さらなる冒険ファンタジーが楽しみな作品です！

次回作は『魔術師のおい』を予定していましたが、『銀のいす』に変更とされ、現在制作中。
ファンとしては公開が待ちきれませんね！

続編が登場する前に、ぜひもう一度『ナルニア国物語』をご覧ください。