ディズニーランドに坂本龍馬がいた!?「ミート・ザ・ワールド」を覚えてる?

    • るんにゃん

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    皆さんは、東京ディズニーランドに坂本龍馬がいたこと、覚えていますか?2002年にクローズした劇場型アトラクション「ミート・ザ・ワールド」に、実は坂本龍馬がいたんです!東京ディズニーリゾートの中では珍しい、日本の歴史を学ぶことができるアトラクションでした。今回は、「ミート・ザ・ワールド」のアトラクションの内容やトリビアをご紹介します!

    こんにちは!
    アンダー・ザ・シーに住むのが夢、るんにゃんです。

    皆さんは、東京ディズニーランドにあった「ミート・ザ・ワールド」というアトラクションを覚えているでしょうか?
    2002年にクローズしてしまったのですが、日本の歴史を学ぶことができる劇場型アトラクションだったんですよ!

    今回は、そんな「ミート・ザ・ワールド」のアトラクション内容やトリビアをご紹介します♪

    ミート・ザ・ワールド:アトラクションの内容

    東京ディズニーランド開園当時のマップ
    (C)Disney
    東京ディズニーランド開園当時のマップ

    こちらの画像は、1983年開園当初の東京ディズニーランドのマップです。
    右下にドナルドがいて、その横に「ミート・ザ・ワールド」と書かれていますね!

    「ミート・ザ・ワールド」は、トゥモローランドにあった、劇場型アトラクションです。
    2002年6月30日にクローズし、現在は跡地に「モンスターズインク“ライド&ゴーシーク!”」がありますよ。

    「ミート・ザ・ワールド」では、実写映像とアニメーション映像、そしてオーディオアニマトロニクスが、日本の歴史を演じます。
    案内人である鶴に連れられて、兄妹が日本の歴史をタイムスリップしながら学んでいく、というストーリーでした。

    縄文時代から現代・未来まで、幅広い時代区分が登場し、中でも印象的だったのが「坂本龍馬」「福沢諭吉」「伊藤博文」という、実際には出会うことのない3人が会話するシーン。
    アトラクション名の通り、日本が「世界」や「海外」と出会っていく場面が多かったそうです。

    「ミート・ザ・ワールド」の画期的だった部分は、劇場のシステムです。
    客席が回転する仕組みになっていて、場面転換をする際は客席がグルっと回転して、次の場面に移動するんです!

    「ミート・ザ・ワールド」はショー全体が4部構成になっていて、客席(劇場)も内部で4つに分かれています。
    1ステージ(1部分)が終わると劇場全体がグルっと90度回転し、次のステージを見ることができる、という仕組み。

    中心部分にプロジェクターがあり、外周(壁側)に沿って4つのステージが用意されている、という形です。
    4つ目のステージを見終われば、そのまま出口に進めるような動線になっていたそうですよ。

    約700~800名ほどが一気にアトラクションを体験でき、劇場特有の入れ替えの時間も最小限に抑えることができるシステムなので、とっても効率が良いですよね。
    今では客席が回転する劇場が他にも建てられていますが、当時は日本初のシステムだったのだとか!

    ミート・ザ・ワールド:トリビア

    東京ディズニーランド開園日のテープカットの様子
    (C)Disney
    東京ディズニーランド開園日のテープカットの様子

    最後に「ミート・ザ・ワールド」のトリビアをご紹介します。

    ①数少ない「無料」のアトラクションだった!?

    今では「パスポート」を購入して入園すれば、全てのアトラクションに無料で乗ることができますよね。
    しかし、開園当初のディズニーランドでは「アトラクション券」というシステムがあり、アトラクションを利用するには、入園券と別にアトラクション券を購入する、もしくは「パスポート」と呼ばれる乗り放題チケットを用意する必要がありました。

    ただし「ミート・ザ・ワールド」については、アトラクション券が不要な数少ないアトラクションだったんです!

    ②常に待ち時間が0分!?

    「ミート・ザ・ワールド」は常に待ち時間が0分だった、と言われています。
    園内がどれだけ混雑していても「ミート・ザ・ワールド」については待ち時間が0分で、ゲストの休憩場所としても利用されていたのだとか。

    ディズニーにしては、確かに地味なアトラクション内容かもしれません。
    また、小さい子供には内容が難しく、ファミリー層にはあまり人気が出なかったのかもしれませんね…。

    しかし、待ち時間が少ない理由は、不人気だけではないと思います。

    前述の通り、「ミート・ザ・ワールド」は回転式劇場のため、他のアトラクションと比較しても回転効率がとっても良いです!
    およそ20分の体験時間ではあるものの、1シーンが終わるごとに入退場が繰り返されるシステムのため、入れ替え時間のロスが少ないというのも、待ち時間短縮の要因ではないでしょうか?

    ③テーマ曲はシャーマン兄弟が作曲!

    「ミート・ザ・ワールド」のテーマ曲「We Meet the World with Love」を作曲したのは、なんとシャーマン兄弟!
    シャーマン兄弟は『メリー・ポピンズ』でアカデミー作曲賞とアカデミー歌曲賞を受賞し、以降も『ジャングル・ブック』や『おしゃれキャット』などのディズニー作品に参加しています。

    ディズニーパークのアトラクションの楽曲も担当していて、「イッツ・ア・スモールワールド」の「小さな世界」を制作したのもシャーマン兄弟なんですよ!

    ④本当はWDWのエプコットに設置するためのアトラクションだった!?

    WDWにあるパーク「エプコット」。
    ウォルトが晩年に計画していたとされる「実験的未来都市(=Experimental Prototype Community of Tomorrow)」の頭文字を取って「EPCOT」と呼ばれています。

    エプコットは、ディズニーランドで言うトゥモローランドのような未来のテクノロジーを映し出す面と、世界各国の伝統文化を紹介する博覧会や万博のような面があります。
    世界中の伝統文化を紹介するエリアを「ワールド・ショーケース」と呼び、中には11カ国をテーマにした「パビリオン(館)」があり、もちろん日本館もあります◎

    「ミート・ザ・ワールド」は、このエプコットの日本館に設置するために開発されていた、と言われているんです。
    確かに、アトラクションの内容は、国内というより国外向けですよね。

    ⑤建設には松下電器産業(現:パナソニック)が大きく関わった!?

    ディズニーのアトラクションには「スポンサー」がついていますよね。
    「ミート・ザ・ワールド」のスポンサーは「松下電器産業(現:パナソニック)」でした。
    (途中で「スター・ツアーズ」のスポンサーに移動してしまったため、「ミート・ザ・ワールド」のスポンサーは途中降板)

    松下電器産業の創業者である松下幸之助が、「ミート・ザ・ワールド」の建設にも大きく関わっていたのだとか。
    松下幸之助は、WDWのマジック・キングダムにある「The Hall of Presidents」のようなアトラクションを作りたいと考えたそうです。

    「The Hall of Presidents」は、アメリカの歴史を学んだり、歴代のアメリカ大統領のオーディオアニマトロニクスが勢ぞろいして、演説を聞くことができるアトラクションです。
    確かに、「ミート・ザ・ワールド」の内容は「The Hall of Presidents」に似ていますよね。

    松下電器産業がスポンサーをしていた頃、「ミート・ザ・ワールド」の出口には「未来の家」の展示がありました。
    今では当たり前の風景となってしまいましたが、音声認識の家電や、パソコンを使って勉強する子供の姿が展示されていたそうです。

    現在、松下電器産業はパナソニックと名前は変わりましたが、今でもディズニーでスポンサーを続けています。
    ディズニーランドでは「モンスターズ・インク”ライド&ゴーシーク!”」とビデオスポットを、ディズニーシーでは「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」とビデオスポットのスポンサーをしていますよ!

    まとめ

    いかがだったでしょうか?
    今回は、ディズニーランドにあったアトラクション「ミート・ザ・ワールド」をご紹介しました!

    20年以上も前にクローズしてしまったアトラクションなので、知らない方も多かったのではないでしょうか?
    筆者も、実際にディズニーファンになるまでは全く知らなかったです…。

    YouTubeなどに、当時の映像が残っていますので、気になる方はぜひ見てみてくださいね!

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