【カーミット】セサミストリートではなくディズニーのキャラクター!?誕生秘話・声優・恋人などトリビア解説
カエルのマペット・カーミットのトリビアを紹介します!「セサミストリート」に出演していたカーミットですが、実はディズニーのキャラクターなのをご存知でしょうか?ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)には、カーミットも登場するマペットのアトラクションもあるんですよ♪カーミットの版権にまつわるトリビア、ディズニーパークでの活躍、カーミットの誕生秘話・声優・恋人についてのトリビアなどをお届けします。
みなさん、こんにちは。かわいいキャラクターが好きなしーちゃんです♪
カエルのマペット・カーミットをみて「セサミストリートに出てくるキャラクターだ!」と思ったのは、筆者だけではないはず。
しかし、実はこのカーミット、セサミストリートのキャラクターじゃないそうなんです!
セサミストリートどころか、ディズニーのキャラクターなんだとか!?
筆者が幼い頃にNHKで観たセサミストリートには、確かにカーミットがいたと記憶しています。
セサミストリートのキャラクターはUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)にいますし、カーミットがディズニーのキャラクターだとしたら、ライバル関係で大変…!
「どういうこと…?」と混乱してしまったので、カーミットについて調べてみることにしました!
そんなわけで、カエルのマペット・カーミットのトリビアをお届けします★
- ◆カーミットのプロフィール
・カーミットは、セサミストリートのキャラクターではない!
- ◆作者が同じジム・ヘンソン
・カーミットの版権を、ディズニー社が買収!
- ◆1980年代後半:版権の交渉が始まる
- ◆1990年:ジム・ヘンソン死去
- ◆1991年:マペットのアトラクション誕生
- ◆2004年:マペットの版権をディズニー社が買収
- ◆2011年:ディズニー版『ザ・マペッツ』公開
・ディズニーパークでのカーミットの歴史
- ◆アトラクション「マペット・ビジョン3D」
- ◆実現しなかったアトラクションがある
- ◆マペットエリアがあった
- ◆カーミットのグリーティング、ショーパレ
・カーミットのトリビア【誕生秘話・恋人・声優・作品ほか】
- ◆カーミットは特別なキャラクター
- ◆カーミットの出演作品
- ◆カーミットの声優
- ◆カーミットの恋人
カエルのマペット・カーミットとは?
カエルのマペット・カーミットについて、セサミストリート、カーミットの歌、はたまた、グッズでしか知らないという若い世代もいることでしょう。
人気YouTuberのはじめしゃちょーさんが、カーミットのぬいぐるみ(ストラップ?)を持っているとかで、若い世代の子に再注目されたこともあるみたい。
まずは、カーミットのプロフィールからおさらいしましょう!
◆カーミットのプロフィール
カーミット(Kermit the Frog)は、カエルのマペット人形です。
マペットとは人形の中に手や腕を入れて操る人形のこと。
カーミットの誕生日は2月29日。
カーミットを作ったのは、ジム・ヘンソンというTVプロデューサーです。
カーミットは、セサミストリートのキャラクターではない!
ここから冒頭で話題にした「カーミット=セサミストリートのキャラクターではない問題」について解説していきます。
筆者のように、昔のNHKで放映されていたセサミストリートでカーミットの姿をみたのを覚えているという人もいますよね!
カーミットは、確かにセサミストリートに登場していました。
トレンチコートを着てマイクを持った、インタビュー記者としてカーミットが活躍していました。
このことから「カーミットはセサミストリートのキャラクターだ」と思い込む筆者のような人が多かったよう。
◆作者が同じジム・ヘンソン
操り人形師のジム・ヘンソンというTVプロデューサーが、カーミットとセサミストリートの両方を作り上げた人。
作者が同じなので、カーミットとセサミストリートのキャラクターの見た目が似ているんですね。
そして、作者が同じであることから、カーミットはセサミストリートに友情出演・ゲスト出演していたんです。
カーミットの誕生は、セサミストリートが登場するよりもずっと前のこと。
ジム・ヘンソンが最初に生み出したマペット人形がカーミットでした。
"マペット"という言葉も、ジム・ヘンソンによる造語なんですよ!
操り人形を意味するマリオネット(marionnette)と、指人形を意味するパペット(puppet)を組み合わせた言葉です。
カーミットの版権を、ディズニー社が買収!
さらに調べていくと、その後、カーミットの版権がディズニー社へ移ったという情報も出てきました!
2019年現在は、カーミットは完全にディズニーのキャラクターの仲間入りを果たしています◎
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)には、カーミットが属するマペットのアトラクションもあるんですよ!
カーミットの版権をめぐるディズニー社とのトリビアを、時系列順に解説します。
◆1980年代後半:版権の交渉が始まる
カーミットが出演するコメディ番組に映画などのヒットが続き、世間に愛されるようになったマペットたち。
1980年代後半ごろから、ウォルト・ディズニー・カンパニーから、マペットの権利売却についての交渉がはじまりました。
マペットのアトラクションをディズニーパークに作る計画も、この頃から話題に上がっていたのだとか。
◆1990年:ジム・ヘンソン死去
1990年には、作者であるジム・ヘンソンが亡くなってしまいます。
よって、ディズニー社による買収の契約も一時中断してしまいました。
◆1991年:マペットのアトラクション誕生
We salute all Disney attractions, but mostly Muppet*Vision 3D -- which opened 24 years ago today! pic.twitter.com/Fe7dNc6Qpe
— Disney D23 (@DisneyD23) 2015年5月16日
翌年1991年に、マペットのシアター型アトラクション「マペット・ビジョン3D(Muppet Vision 3D)」が誕生しました。
マペット・ビジョン3Dができたのは、以下2つのパークです。
2019年現在も残っているのは、フロリダWDWの、ディズニー・ハリウッド・スタジオだけです。
ジム・ヘンソン死去により、マペットの版権については保留になってしまいましたが、アトラクション建設の契約は完了していたようですね!
ディズニー・ハリウッド・スタジオを訪れたカーミット、ジム・ヘンソンの生前の姿も、写真に残っています。
カーミットがディズニー・ハリウッド・スタジオにいるTwitterの写真には、右側にドナルド・チップとデールの姿も確認できますね!
◆2004年:マペットの版権をディズニー社が買収
そしてついに、2004年にディズニー社がマペットの版権を買収します。
これによって、正式にカーミットを含むマペットのキャラクターが、ディズニーのキャラクターになります。
「カーミットは何のキャラクターなの?」という質問には「ディズニーの版権キャラクター」と答えるのが、正解です!
ちなみに、セサミストリートの版権は、セサミ・ワークショップのものです。
セサミ・ワークショップは過去のカーミットの映像なら、ディズニー社とのライセンスとの元に放映する権利があるのだそう。
現在のカーミットはディズニーキャラクターなので、セサミストリートとの新たな共演は難しいかもしれません。
◆2011年:ディズニー版『ザ・マペッツ』公開
2011年には、ディズニーによるマペットの映画『ザ・マペッツ』が公開されました。
これにはカーミットも出演しています♪
しかも、ディズニー映画『魔法にかけられて』で主人公・ジゼルを演じたエイミー・アダムスも出ているんですよ!
2014年には続編『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』。
テレビシリーズにおいては、2015年に Disney Juniorにて、マペッツの新しい短編シリーズ『Muppet Moments(マペット・タイム)』なども放送されています。
ディズニーパークでのカーミットの歴史
ディズニーキャラクターの仲間入りを果たした、カエルのマペット・カーミット。
カーミットを含むマペットたちの、ディズニーパークでの活躍を紹介しましょう♪
◆アトラクション「マペット・ビジョン3D」
先述した通り、ディズニーパークにはマペットのアトラクションがあります。
シアター型アトラクションの「マペット・ビジョン3D」です。
マペット・ビジョン3Dは、その名の通り、マペットのオリジナル作品を3D映像で楽しめるシアター型のアトラクションです。
シアター内には本物の動くマペット人形が登場したり、シャボン玉が飛ぶ演出があったりと、映像以外の楽しみも盛り沢山です♪
2019年現在は、フロリダWDWのディズニー・ハリウッド・スタジオでマペット・ビジョン3Dを体感することができます。
◆実現しなかったアトラクションがある
何年もかけてようやくマペットの版権を手にしたディズニー社でしたが、マペットのアトラクションは2019年現在、マペット・ビジョン3Dしかありません。
どうやら、他にもマペットのアトラクションを建設する予定だったのですが、実現しなかったようです。
そのアトラクションとは「マペット・スタジオ」というライド型のアトラクションです。
ディズニーパークでも、ライド型のアトラクションは人気が高いです!
絶叫アトラクションのようなものを予定していたのか、それとも「プーさんのハニーハント」のようなのんびり進むタイプのものだったのか…。
もしかしたらいつの日か、マペット・スタジオが登場するかもしれませんよ!?
◆マペットエリアがあった
過去ほんの一瞬、WDWにマペットエリアがありました。
エリアの名前は、マペットコートヤード(Muppet Courtyard)。
ディズニー・ハリウッド・スタジオのマペット・ビジョン3Dがある一帯のエリアが、マペットエリアとして「マペットコートヤード」と呼ばれるようになりました。
2016年4月頃にマペットコートヤードと名付けられたマペットエリアでしたが、2017年秋にはグランドアベニュー(Grand Avenue)というエリア名に変更されてしまいました。
◆カーミットのグリーティング、ショーパレ
カーミットは、昔、 WDWでグリーティングに登場していたこともあったそう。
いつの頃からかカーミットのグリーティングは行われなくなってしまいました、残念…!
カーミットが出演するマペットのショーやパレードが行われたこともあったんですよ!
2016年に開催されたウォルト・ディズニー・ワールド、マジック・キングダムのショー「The Muppets Present… Great Moments in American History」などがありました。
ディズニーパークで再びカーミットたちが活躍してくれると嬉しいですね。
カーミットのトリビア【誕生秘話・恋人・声優・作品ほか】
カエルのマペット・カーミットは、作者ジム・ヘンソンが初めてつくったマペットでした。
カーミットにはとっても深い誕生秘話があるんですよ。
カーミットが出演した代表作品とあわせて、誕生秘話やトリビアをご紹介します。
◆カーミットは特別なキャラクター
カーミットは、ジム・ヘンソンにとって思い入れの強いキャラクターでした。
もちろん、初めてつくったマペットキャラクターだったこともその理由の一つでしょう。
それだけでなく、カーミットは、ジム・ヘンソンの母親が着ていた、緑色のコートの生地を使って作られたのだそう。
母親を思い出す、特別なキャラクターであったことが感じられますね!
◆カーミットの出演作品
カーミットが初めて登場したのは、『サムと友達(サム&フレンズ)』という、1955年のアメリカのローカル番組でした。
1955年の初登場から、今なお愛されてると思うとすごいですよね!
その後、『セサミストリート』ではインタビュー記者役としてゲスト出演。
『マペット・ショー』では、司会進行役のメインキャラクターとして活躍しました♪
◆カーミットの声優
カーミットの声優は、作者であるジム・ヘンソン本人が担当していました。
やはり思い入れの強いキャラクターだからこそ、自分自身が声優をしたかったのかもしれませんね。
ジム・ヘンソン死後は、スティーブ・ウィットマイアに変わっています。
日本では、真殿光昭、山寺宏一など、作品ごとに複数の声優がカーミットの声を演じています。
◆カーミットの恋人
カーミットには長年付き合ってきた恋人、ミス・ピギーがいましたが2015年に破局。
すぐさま新恋人の噂が浮上しています!
カーミットの新しい恋人と噂のお相手は、Denise(デニース/デニス)。
ミス・ピギーと同じく、ブタのマペットなのですが、スレンダーで若く見えます。
まとめ
いかがでしたか?
カエルのマペット・カーミットについて解説しました!
セサミストリートのキャラクターだとばかり思っていましたが、今やディズニーのキャラクターになっていたんですね!
WDWを訪れた際は、ぜひともマペットのアトラクション、マペット・ビジョン3Dを体験したいと思います♪
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