『2分の1の魔法』あらすじ・ネタバレ・感想!主人公にまさかの結末…!?
ピクサーの新作映画『2分の1の魔法』のあらすじ・ネタバレ・感想を解説します。本作は魔法が消えかかった世界でエルフの兄弟が父を蘇らせるため波乱万丈な冒険に出かけるファンタジーストーリー。冒険を通して得た大切なものや初めて知る兄の想いなど涙なしでは見られません!
こんにちは!ディズニー大好きみーこです。
今回は、ピクサー映画『2分の1の魔法』のあらすじやネタバレを解説!
ピクサーの美しいアニメーションで描かれるのは、魔法の世界に住むエルフ兄弟が父親を蘇らせるため不思議な冒険に出かけるファンタジー作品です。
原語版・日本語吹替版には豪華な声優キャストが選ばれたことでも注目を集めています!
この記事では『2分の1の魔法』の物語に関するネタバレが含まれますので、まだ作品を見ていないという方はご注意くださいね。
『2分の1の魔法』:物語のあらすじ
本作は妖精たちが暮らす魔法が消えかかった世界を舞台にしたストーリーです。
『2分の1の魔法』のあらすじを詳しくご紹介していきますね♪
◆父からの贈り物
妖精たちが住む世界は、かつて不思議な魔法で溢れていました。
世界科学が進歩した現在、飛行機や車が当たり前となったため魔法が消えかけていました。
そんな魔法の世界にエルフの兄弟、イアン・ライトフットとその兄のバーリー・ライトフットがいました。
2人は母親のローレルとペットのドラゴンと暮らしています。
父親であるウィルデンはイアンが生まれる前に病気で亡くなってしまいました。
イアンは16歳の誕生日を迎えた朝、亡くなった父ウィルデンの服を着てファストフード店へ向かいます。
料理の注文を待っていると、隣にいた親子連れがイアンの服を見て話しかけてきました。
その親子に父親の服であることを話すと、当時同じ大学に通っていてイアンの父親の知り合いであることが分かりました。
かつての父親は大胆な性格をしていたことを知り、自分に自信が持てないイアンは父親に会ってみたいと強く思うようになりました。
学校が終わり家に帰ったイアンとバーリーは母ローレルに、父親から息子2人が成人したら渡すように言われていた贈り物を受け取ります。
◆タイムリミットは24時間
父ウィルデンからの贈り物は魔法の杖と手紙でした。
父からの手紙には、「死者を24時間だけ蘇らせる魔法」の呪文が書かれていました。
兄バーリーはさっそく呪文を唱え父親を蘇らせようとしますが何も起きません。
父親に会えると期待していたイアンは落ち込み部屋に戻りますが、もう一度父からの手紙に書いてあった魔法の呪文を呟きます。
ところが魔法が失敗してしまい、父の下半身だけが蘇ってしまったのです。
ウィルデンを完全復活させるためには、24時間以内に「不死鳥の石」を手に入れなければなりません。
イアンとバーリーは、父を蘇らせるために必要な魔法の石「不死鳥の石」を探す冒険へ出ることに。
まずは「不死鳥の石」の場所を記した地図を入手するため、イアンとバーリー、そして下半身だけの父と一緒にバーリーの愛車に乗ってマンティコアの酒場へと向かいます。
しかし、そこはただのレストランでした。
レストランの経営者であるマンティコアのコーリーから地図を手に入れようとしますが、コーリーの失火により地図が燃えてしまいます。
諦めかけたイアンに、バーリーがカラスダケにヒントがあると言い、2人は山へと向かいます。
◆兄弟喧嘩
その頃、イアンとバーリーが書き残したメモを見た母ローレルは、2人を連れ戻そうと追いかけます。
火事になったレストランを見つけたローレルは、コーリーに2人に危険が迫っていることを知らされます。
「不死鳥の石」を取ると封印されていた石のドラゴンが蘇るとのこと。
ドラゴンを倒すためには魔法の剣が必要ですが、以前コーリーは質屋に売ってしまっていたのでした。
一方、カラスダケに向かうイアンたちは高速道路でガス欠になってしまい車が動かなくなってしまいます。
イアンは魔法を使ってガソリンを補充しようとしますが失敗し、バーリーが小さくなってしまいます。
たどり着いたガソリンスタンドで妖精たちと問題を起こしてしまったバーリーは逃げ切る際、スピード違反で警察官に止められていまいます。
この騒ぎをきっかけにイアンとバーリーはとうとう喧嘩をしてしまいます。
しかし、父ウィルデンが音楽に合わせダンスを踊り、イアンとバーリーもダンスに誘うと2人は自然に仲直りをしていました。
その頃、ローレルとコーリーは魔法の剣を取り戻すため質屋へと向かい、無事に剣を取り戻すことができました。
◆父からの本当の贈り物
イアンとバーリーは「不死鳥の石」のある場所の入口に辿り着くと、そこはイアンが通う高校でした。
イアンはバーリーのせいで目的地を見失ったんだと怒り、イアンは父ウィルデンを連れて行ってしまいます。
イアンは父と海の見える崖で夕日を眺めながら、父親とやりたかったことのリストを見返します。
しかし、父親とやりたかったことはすでにこの冒険を通してバーリーが叶えてくれていたことに気づきバーリーの元へ向かいます。
その頃辺りを調査していたバーリーは偶然「不死鳥の石」を見つけます。
石を手に入れたバーリーはイアンと喜びを分かち合いますが、石を取ったことで封印されていた破壊のドラゴンが蘇ってしまいます。
するとイアンとバーリーの前に、魔法の剣を持った母ローレルとコーリーが現れます。
父ウィルデンのタイムリミットが迫っているため急いで呪文を唱え父を蘇らせたイアンとバーリーですが、完全に蘇る前にドラゴンが迫って来てしまいます。
イアンは残りわずかとなった父との時間をバーリーに譲り、ドラゴンを倒しに立ち向かいます。
無事ドラゴンを倒したイアンは崩れた瓦礫の中から父とバーリーの姿を見守ります。
するとタイムリミットが過ぎウィルデンの姿は消えてしまいます。
ウィルデンが消えた後イアンはバーリーに父と何を話したのかを聞きます。
するとバーリーは父の代わりにイアンを強く抱きしめました。
その後、以前より少し自信がついたイアンは高校の授業で魔法のプレゼンテーションを行い、友達とも楽しく過ごしていました。
また戻りつつある魔法の世界でイアンとバーリーは前向きに進んでいました。
『2分の1の魔法』:ネタバレ
本作のあらすじを通したネタバレです。
まだ作品を見ていないという方はここから先は注意してくださいね!
◆父ウィルデンに会えたのは兄のバーリーだけ
本作では父ウィルデンの下半身しか蘇らせることができなかったイアンとバーリー兄弟が父親を完全復活させるため、タイムリミットである24時間以内に呪文に必要な「不死鳥の石」を手に入れる旅に出ます。
様々な困難を乗り切りながら「不死鳥の石」を手に入れることに成功し、父親を完全に復活させ、再会することができました。
しかし、実際にウィルデンと会うことができたのは兄のバーリーだけでした。
イアンは父と兄の再会を遠くからただ見つめることしかできませんでした。
父と思い出を作りたかったイアンは残念ながら直接会話することは叶わなったのです。
◆なぜバーリーに父との再会を譲ったのか?
イアンは父ウィルデンの完全復活を邪魔するドラゴンと戦うため、父とのわずかな時間をバーリーに譲ります。
父との思い出をつくるためイアンはバーリーと一緒に危険な旅に出ますが、なぜ最後は蘇った父と会えるチャンスを兄に与えてしまったのでしょうか?
イアンは自分が生まれる前にウィルデンがこの世を去ってしまっていたため、直接父に会ったことがなく思い出もありませんでした。
そんな父との再会を心待ちにしていたイアンが兄に再会を譲ったことには大きな理由がありました。
バーリーは父親が亡くなる間際に会う約束をしていました。
しかし、病室でチューブにつながれた父を直視する勇気がなく、結局最後は父と会うことができませんでした。
そのことをバーリーはずっと後悔していたのです。
さらにイアンは父親と会ったら一緒にしようと思っていた「ToDoリスト」を作っていましたが、全てバーリーが叶えてくれていたことでした。
実はバーリーは父親の代わりに「ToDoリスト」をイアンとしてくれていたのです。
イアンはバーリーに感謝し、父と最期の別れのあいさつができなかった兄に再会の機会を与えたのでした。
◆『2分の1の魔法』の意味
邦題である『2分の1の魔法』の意味は、魔法が失敗して父親の身体の半分しか蘇らせることができなかったという理由から名付けられたようです。
また、イアンは魔法が使えますが、魔法が使えない兄バーリーの協力がないと完璧に魔法をコントロールすることができません。
このことからイアンは「2分の1の魔法」しか使えない魔法使いということなのかもしれません。
ちなみに原題は『ONWARD』と言います。
これは「前進」や「前方へ」という意味があり、本作で父親から自信をもらった兄弟が少しずつ前進していくという物語がタイトルに使われているのかもしれませんね。
『2分の1の魔法』:映画の感想
エルフ兄弟が父親を蘇らせるため魔法の石を求め冒険に出る物語…と聞いて最初は子供向けの映画だろうなと感じた方も多いと思いのではないでしょうか?
しかし、この物語は大人でも十分楽しむことができます!
物語の伏線の張り方や回収が素晴らしく、「あの時のアレはこうやって繋がってくるのか!」と衝撃を受けるシーンが多いです。
また、兄弟愛の描き方がとっても素敵なので、兄弟がいる方はもちろんいない方でも感情移入してしまう作品だと思います。
イアンは自分とは生き方が正反対の兄バーリーと何かと衝突してしまうことが多いのです。
しかし、物語を通して2人の絆がより強くなり成長していく姿に涙が止まらなくなってしまいます。
バーリーの生き方に不安を覚えていたイアンですが、冒険を通して実は自分が必要としているものは気づかないうちに兄から与えてもらってきていたことを知ります。
その瞬間は見ている視聴者もほっこりする場面だと思います。
本作は、ただ切ない物語だけではなく、ところどころ適度な笑いを挟んできてくれるのでとてもバランスの良い作品でもあります。
最終的にイアンは父との再会を果たせませんでしたが、冒険を通して自信を身に着け前向きに成長し、大切なことに気づけたのでハッピーエンドだったのではないでしょうか。
ただ、筆者個人の意見としてはいくつもの困難を乗り越え最後はドラゴンと大決闘をしたイアンに、もう少しご褒美をあげても良いのでは…?と思ってしまいました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はピクサー映画『2分の1の魔法』のあらすじやネタバレについてご紹介しました。
見どころ盛りだくさんの本作は見逃せない作品となっています。
デジタル配信も開始されたので、まだ見ていないという方はこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか♪
ディズニー映画なら「Disney+(ディズニープラス)」
Disney+(ディズニープラス)なら、月額990円(税込)でディズニー映画が見放題!
・Disney+(ディズニープラス)年間プランはこちら (15%オフ)
ディズニーの歴代映画はもちろん、「ピクサー作品」や「スターウォーズシリーズ」、「マーベルシリーズ」まで16,000作品以上が見放題!
▼配信作品や利用可能なデバイスなどまとめ!
・【決定版】Disney+(ディズニープラス)まとめ!こんな人におすすめ!配信作品・入会方法も
▼気になる支払い方法は?
・ディズニープラス支払い方法まとめ!支払方法変更についても!
▼ドコモユーザなら更にお得に!?特典まとめ
・【ディズニープラス】ドコモから入会する方法やメリットを徹底解説!お得な無料期間やディズニーDXのキャンペーンも!
キャステルの記事を テーマパークの最新情報をお届けします |