【ディズニー】ミッキーの著作権の背景とは?ミッキーマウス保護法&著作権に厳しい理由まとめ!
ミッキーの著作権の背景をまとめてご紹介します。ディズニー社が著作権に非常に厳しい会社であることはご存知でしょうか。著作権ってなに?ディズニー社が厳しくなった理由って?などなど、ミッキー&ディズニー好きなら知っておきたい小ネタとしてまとめました!
こんにちは!春が待ち遠しい、OLさくらもちです。
今回は、ちょっぴり真剣(笑)なお話をしたいと思います。
ディズニー社は非常に著作権に厳しい会社ですが、それは、ディズニーの生みの親である「ウォルト・ディズニー」のつらい過去の経験が影響しているんだとか。
これを知れば、あなたのディズニー物知り度もワンランクUPです♪
・ミッキーの著作権:ディズニー社は著作権に対して非常に厳しい
・ミッキーの著作権:知っておきたい言葉「ミッキーマウス保護法」
・ミッキーの著作権:ディズニーが著作権に厳しい原因は?
ミッキーの著作権:著作権とは
まずは基本から!そもそも「著作権」とはなんでしょう?
著作権とは、知的創作活動の成果(知的創造物)を内容とする権利のこと。
例えば、自分の考えや気持ちを作品として表現したものを「著作物」。
著作物を創作した人を「著作者」といいます。
著作権制度は、著作者を守るための法律で、文化が発展することを目的に作られた法律。
著作物を生み出す著作者のがんばりや苦労を報いることで、誰しもが自分の作品を作り出したいという気持ちになり、日本の文化全体が発展するようになるというものです。
と、難しい話ばかり並べてもわかりづらいので、具体例を上げます!
例えば、あなたが日常のことをブログにあげたとします。
おいしい料理を作って、とてもうまくいったので、そのレシピや写真をブログに投稿しました。
それも立派な著作物!
だけど、ある日その文章や写真がそっくりそのまま真似をされて、別のブログに投稿されていたら?
少なからず「いやだな」という気持ちになってしまうし、悲しいですよね。
万が一、その真似をした人が、あなたの作ったレシピで本を作ってお金を稼いでしまった日には……きっと許せないはず!
そんなトラブルを防ぐために、著作権はあると思っていてください。
ミッキーの著作権:ディズニー社は著作権に対して非常に厳しい
キャラクターの使用権を認める代わりにライセンス料を得るというビジネスモデル。
最近では当たり前のようですが、実はこれを生み出したのは他でもないディズニー社なんです。
日本で起きたこんな事件をご存知でしょうか。
小学校の卒業記念に、小学生たちが、プールにミッキーの絵を描いたんです。
子供たちは、きっとミッキーが大好きだったからこそ、絵を残したいと思ったのでしょう。
しかし、ディズニー社はそれを許しませんでした。
プールの絵を消さなければ、著作権法違反で訴えると指摘したのです。
ディズニー社はその後、小学生たちのパークに招待しました。
そういったケアを怠らないのもまた、ディズニー社らしい行いですが、子供にも容赦がないのはすごいですよね。
ミッキーの著作権:知っておきたい言葉「ミッキーマウス保護法」
実は、ミッキーマウスの著作権自体は切れているんです。
というのも、著作権とは、決して永遠のものではないから。
1998年、アメリカ合衆国では、1977年までに発表された作品の法人著作権の期限を、75年から95年に延長しました。
また、1978年以降に発表された作品については、保護期間を原則として著作者の死後70年間、法人著作の場合は発行後95年か、制作後120年間のいずれか短いほうとしたのです。
この制定された法律を、ソニー・ボノ著作権延長法といいます。
著作権保護の延長の制定背景には、「ミッキーマウス」の存在があったといわれています。
ミッキーマウスの著作権が切れてしまうことを恐れ、法律までが変わったというのです。
そのため、この「ソニー・ボノ著作権延長法」は、「ミッキーマウス保護法」と揶揄(やゆ)されています。
ミッキーマウスを守るためにできた法律だといっても過言ではなかったのです。
ミッキーの著作権:ディズニーが著作権に厳しい原因は?
有名すぎる話かもしれませんが、著作権に厳しくなった原因は、ウォルトが作った短編映画シリーズ「しあわせウサギのオズワルド」にあります。
1927~28年に制作された「しあわせウサギのオズワルド」の主人公、オズワルドは、ウォルトが作った大人気のキャラクター。
シリーズは大ヒットしたのですが、なんとディズニー社は、当時配給先だったユニバーサル・ピクチャーズに、オズワルドの所有権を奪われてしまったのです。
配給先と愛すべきキャラクターを失うだけではなく、抱えていたアニメーターまで引き抜かれてしまい、倒産すれすれまで追い込まれたウォルト。
失意のなか、新しく生み出されたのが、今、私たちが愛するミッキーマウスです。
ミッキーが一躍人気者となり、ディズニー社は力を取り戻しました!
この1件から、ウォルトは著作権の管理にとても厳しくなりました。
もう二度と、自分が苦労して作り出したキャラクターや作品を奪われまいとしたのです。
だからこそディズニー社は、今もウォルトの意思を引き継ぎ、著作権に対しては非常に厳しくあたっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ディズニーやミッキーと著作権についてご説明しました。
ミッキーを守るために、法律まで変えてしまうなんて驚きですよね!
けれども、それはウォルト自身のつらい経験があったからこそ。
また、著作権でしっかりと守られているからこそ、ミッキーマウスのブランディングがあり、ディズニーという世界観が一定のクオリティで守られているともいえます。
ミッキーマウスを巡る著作権について、ぜひ覚えておいてくださいね♪
キャステルの記事に テーマパークの最新情報をお届けします |