【ディズニー仮装の衣装】ベルのドレスとパニエを作ろう！下準備＆作り方要点まとめ

こんにちは！ディズニーリゾートが大好きなはなびです☆

そろそろ、『ディズニー・ハロウィン2018』で、何のキャラクターの仮装衣装を着るか考える時期になってきましたね。
仮装衣装を用意する選択肢は、市販品を購入する・市販品を加工する・自作すると様々です。

今年は“自作“にチャレンジしてみませんか？
筆者が実際に作ったディズニーアニメ映画『美女と野獣』に登場するベルのイエロードレスを例に、作り方をお教えします！

ディズニー仮装の衣装：作ってみよう

筆者は、2013年から自分で作った衣装で、ディズニーハロウィンを楽しんでいます！
2013年以前は、パークで販売されているキャラクターのなりきりTシャツやカチューシャなどで“ちょこっと仮装”していました。

なぜ自分で衣装を作るようになったかと言いますと、本格的な作りのプリンセスのドレスを着ていた人を見たことがきっかけなんです。
市販の仮装衣装では出せない、着用者の体にぴったりのサイズ、パニエで大きく膨らんだスカート、装飾品にも技巧をこらしたドレスに感動しました。

やはり、本格的な作りの衣装を着た人はどこか誇らしげで、とても楽しそうに見えました！
その時に「筆者も衣装を作ってパークを楽しみたい！」と思うようになったのです。

筆者のように、市販の仮装衣装に物足りなくなってきた人、今年は自分で衣装を作ってみようと考えている人の参考になればと思います。

・【2018】ディズニーハロウィン仮装の期間＆ルールまとめ！注意点や仮装準備・写真撮影方法も！

ディズニーアニメ映画『美女と野獣』について

1992年に日本で公開されたディズニーアニメ映画『美女と野獣』。
かしこくて美しいヒロインのベルと、魔女によって姿を変えられた王子との真実の愛の物語に憧れました。

大人になってもプリンセスに憧れて、プリンセスになりたい気持ちはまだまだあります！
そんな気持ちを叶えてくれるのは、1年に1度の『ディズニー・ハロウィン2018』だと思っています。

小学生以下だったら『ビビディ・バビディ・ブティック』でベルに変身できますが、大人は・・・「だったら、自分で作ろう！」と思い立ちました。
大好きな『美女と野獣』に登場するベルの衣装で、印象的な舞踏会でベルが着ていたイエロードレスを作ります！

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【デザインを決める】

美女と野獣の中での、舞踏会のイエロードレスを作ることが決まりました。
次は、資料集めです。

イエロードレスと言っても、アニメ映画版、実写映画版、パレード出演時版、ディズニーチャンネルで放送されるテレビアニメ版などと、ドレスの色が一緒でも、デザインが異なるんです。
自分がどのバージョンのイエロードレスが好きか、いくつか画像を検索してみましょう。

検索してみると、自分の作れる範囲のデザインか、そうでないかも分かってきます。

筆者は、アニメ映画版のスタンダードなドレスにしました。
その理由は、華美な装飾がなく、材料費もかからなさそうだし、技術力も必要ないと思ったからです。

集中して作ったら1週間で完成しました！

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【デザイン画】

作りたいものも1度イラストで描き出すと、作図をするときにスムーズにできますよ。
頭の整理にもなりますので、筆者はいつもこのように描いています。

使う素材や長さなど、決まったことが増えるたびに書き込むと忘れずにいられます。
アニメ版のイエロードレスには、スカート部分にバラは付いていませんが、シンプル過ぎてしまうのでドレスが完成して余裕があれば付けようと努力目標でデザイン画に書き込みました。

絵を描かなくても、箇条書きでポイントを書くのもいいと思います！

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【必要な物】

続いて、ベルになるのに何が必要なのかを考えます。

ここからはできる範囲で用意してください。

ベルになるのに必要な物が何かわかっていれば、自分で作れる物とそうでない物が把握できますね。
作れない物は似た色やデザインの物を自分の持ち物から探したり、新たに購入したりしてください。

また、衣装製作に慣れていない時は、裁断や縫製に時間がかかります。
そうなると、自分で作れない物を購入する時間が取れなくなってきます。

仮装する前日に、「ストッキングがない」「赤いバラ(造花)を持つつもりだったのにない」などと慌ててしまうので、気を付けましょう。

【注意】肩ひもについて

ディズニーリゾート公式の仮装のルールでは、肩ひもがない衣装は禁止されています。
ベルのイエロードレスは肩ひもがないデザインなので、ドレスに透明なひもを付け、インナーのひもは取るなどして工夫してください。

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【作図】

いよいよ、作図です！
1から作図するのはとても難しいので、洋服作りの本に付いている実寸の型紙を使いましょう。

①見頃(上半身)の作図

上半身の部分を見頃といいます。
型紙を見ると、胸や腹の部分を前見頃、背中部分を後ろ見頃と書いてあるので、覚えておきましょう♪

探すのが難しいとは思いますが、チューブトップの洋服の型紙を使います。
肩ひもが取れるタイプのワンピースの型紙でも使えますね。

筆者は作図して、写真のようになりました。
見頃は、前見頃2パーツ、後ろ見頃2パーツです。

②見返しの作図

見頃の折り返し部分のパーツを見返しといいます。
見返しは、表の布の補強にもなるし、縫い代の処理にもなるので必ずつけましょう。

見返しは、黄緑で囲った部分で幅は約5cmです。

③スカートの作図

スカートは自分で1から作図しましょう！

スカートの作図のポイントは次の通りです。

・スカートは8枚はぎ
・ウエスト部分は、ギャザーを寄せるのでウエスト寸法の1.5～2倍
・スカート丈は、ギャザーを寄せるので出来上がりのスカート丈の2倍

スカートの作図を順に説明します。

(ウエスト×1.5～2)÷8の長さを書きます。

先ほどの書いた線の中央に垂直の線を 出来上がりスカート丈×2 の長さを書きます。
出来上がりスカート丈とは、ギャザーを寄せた後のスカートの長さをさします。

筆者の場合は、出来上がりスカート丈は90cmなので、必要な寸法は「90×2」で180cmでした。

上の線と同じ長さを平行に下に書きます。

先ほどの書いた下の線の左右に足していきます。
左右同じ長さになるようにしてください。

下の線は、スカートのすその部分です。

スカートは8枚はぎです。

写真のような図を思い浮かべればなんとなくわかるでしょうか。
写真にあるAはウエスト、Bはすそにあたります。

今、作図しているスカートは1/8のパーツなので、作図のすそを50cmにすると、出来上がったスカートの円周(Bの部分)が400cmにもなります！
円周が400cmは結構大きいので、作図の下の線は50ｃｍを超えないように調節しましょう。

上の線と下の線をつなげます。
これでスカートの作図は終わりです。

③パニエの作図

パニエとは、スカートの下にはいて、スカートのボリュームを出すものです。
パニエの作図は、②のスカートの作図と同じ手順で書いていきます。

パニエの作図のポイントは次の通りです。

・ウエストは ウエスト幅×1.5～2
・スカートは8枚はぎ
・スカート丈は、ドレスの裾から見えないように、出来上がりスカート丈より5cm短く

ベルトの作図

たては4cm、横はウエスト×1.5～2です。
点線は、折り目のしるしです。

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【生地購入】

作図ができるたら、布を買いましょう。
筆者は、日暮里の繊維街にあるお店で買いました。

生地代はお買い得ですなのですが、往復の電車賃がかかるので、作図や必要寸法を計算してからいっぺんに買うようにしています。
それでも、買い逃しや欲しい生地が店舗にないこともあるので、その時はネット購入します。

ベルのドレスを実際に作るにあたり、必要なものをあげていきます。
日暮里の繊維街にある生地問屋で買うときも、ユザワヤで買うときも5～20%オフの時期を狙って買っています！

大量買いする時は、ぜひお買い得の日を調べていきましょう！

パニエに使用する針金

パニエはスカートにボリュームをもたせるものなので、スカートを持ち上げる強さが必要です。
補強するために、パニエには針金を入れます。

パニエに入れる針金は、100円ショップで車の窓に貼る日よけに入っている針金を取り出して使用しました。
針金は、軽いし、強くてしなやかで、曲がり癖が付きにくいので最適です！

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【生地裁断】

続いて、生地を裁断していきます。
生地を裁断する際の注意する点をまとめました。

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【縫製】

布を型紙通りに裁断したら、ひたすら縫うのみです！

縫う順番は、
①ドレス本体
②パニエ
という順番です。

※1スカートの加工：ドレープ

ギャザーを寄せる前のスカートの状態です。

155cmの筆者が両手を上げて持ち上げています！
スカートは180cmあるので、とっても長いですね。

筆者の場合は、1cm幅のゴムを90cmに切り、伸ばして等間隔にずれない様にピンを打ち、サテンの布にしわが入らない程度まで伸ばしながらミシンで縫いました。
多少曲がってもギャザーが寄れば目立ちません！

8回ゴムをスカートに縫い付けると、写真のように完成します！
写真の状態でも、すでにベルのイエロードレスに見えますよ。

※2パニエのベルト

パニエのベルトは、前中心になる場所を決め、リボンを出す穴をあけておきます。
筆者は、ミシン機能にのボタンホールを縫うステッチを使いました。

写真のようなイメージでベルトを作ってください。

手順は、
★ベルトの布を輪っかにして縫う
★ゴムをウエスト幅に輪っかにして縫う
★ゴムをベルトの布に包んで縫う
です。

ゴムをベルトの布に包んで縫うってピンとこないと思うので、解説します。
ゴムをウエスト幅で縫い合わせます。

重なる所は、1～2cm重ねてしっかり2周くらい縫いましょう。
写真のように、縫っていきます。

縫っていくと、ベルトの布の方が長いので、たまに寄せて縫ってください。
ベルトに通すリボンは、ゴムをベルトの布に包んで縫った後に通します。

※3 スカートにリボンを縫い付ける ※4 スカートに縫い付けたリボンに針金を通す

写真のようにリボンを1周グルっと縫い付けます。
その中に、車用の日よけから抜いた針金を通します。
針金は危ないので慎重に作業してくださいね！

大体の間隔で4本針金を入れました。
下にいくにつれて円周が大きくなるので、1本の針金だと足りなくなります。

針金をつなぎ合わせる熱で圧着するパーツが販売されてるのですが、うまく使いこなせなかったので、ビニールテープで巻きました。

写真のように、針金の先端を出さないようにビニールテープで巻きます。
10cmくらい重ねておくと、できた円がキレイになり見栄えがいいです。

イエロードレスの下にパニエをはくと写真のようになります。
たくさん布を使用したスカートなので重みでしぼんでしまいますが、パニエをはくことによって、スカートの(苦労して入れた)ギャザーが1つ1つ際立ちますね！

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【装飾品作製】

美女と野獣といえば、赤いバラなので小道具に必要です。
バラの造花は100円ショップで購入しました。

花部分が大きくて、1輪で絵になる造花のバラを選びました。
花びらや葉のふちにグリッターのり(100円ショップ)で飾りつけしてあります。

ベルになるのに必要な小道具を集める

筆者が仮装した時に使用した物です。
ベルが大好きで日ごろから集めたグッズです。

写真の靴はヒールが高いので、履きませんでした。
こちらは鑑賞向きですね。

筆者は、髪が真っ黒なので雰囲気を変えるためにウィッグを被ってみました。
当時は、『ふしぎの国のアリス』のアリス、『シンデレラ』のシンデレラの仮装もしたので、共通して使用できる明るめの金髪を選んで購入しました。
ちなみに、ベルの髪色は明るめの茶色です。

髪留めはベルの仮装のために購入した物です。
衣装に合わせた黄色い髪留めは、3コインズという300円ショップのお店で買いました。

ベルになるのに必要なメイク

仮装をするときは、いつもより3倍濃いメイクをしましょう。
ドレスを着て普段のメイクをすると、衣装の色味に負けて、顔が白く色がないように見えます。

せっかくステキなドレスを着るので、プリンセスメイクを思ったより3倍濃いめにします。
プリンセスメイクをお手本にしたいのは、ユーチューブで活躍されているマリリンさんの動画を参考にさせていただきました。

マリリンさんを見ていると「メイク濃いかも」って思いますが、このメイクをしてドレスを着ると、華やかで上品になります。
他のプリンセスのメイクの仕方もアップされていて参考になるのでおすすめです。

ベルになるのに必要なバッグ

ベルのドレスを着たときに持つバッグは、黄色やベルが書いてあるバッグを持つとテイストが合うのでおすすめです。
ドレスを着ると、手持ちの荷物を入れるバッグは必要ですが、バッグを持って全体的にバランスが崩れないようにしましょう。

ディズニー仮装の衣装：ベルの衣装製作【費用】

ベルのイエロードレスにかかった費用は、5～20％オフの割引を差し引いて、¥7,066でした。
市販の衣装を買うよりは少し安く抑えられたんじゃないかと思います！

自分で作る場合、納得いくドレスになるまでこだわれますし、頑張って作れば愛着もわきます。
ベルのイエロードレスを自作してみて、よりベルが好きになりました！

まとめ

ベルのイエロードレス作ってみよう！は、どうでしたか？
ある程度洋服作りできる方向きな内容になっていますが、流れはわかって頂けたかと思います！

「ドレスを作ってみよう！」って思ってもらえれば幸いです。
今回は美女と野獣のベルの衣装の製作方法を詳しくお伝えしましたが、ぜひ他のプリンセスのドレスにもチャレンジしてみてください！

さて、あなたの『ディズニー・ハロウィン2018』は、どのディズニーキャラクターの仮装をしようか決まりましたか？
大好きなディズニーキャラクターもいいですし、2018年に公開された映画もいいですよね。

決まったキャラクターの衣装を作ってみてくださいね♪