プーさんはなぜ「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」?意味や原作を解説!

    • かなざわまゆ

      かなざわまゆ

    プーさんの英語名「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の由来を解説。ディズニー作品の中でも人気の高い「くまのプーさん」は、もともとイギリス作家のA・A・ミルンが発表した小説「Winnie-the-Pooh」を原作としています。主人公の「Winnie-the-Pooh」という名前は、A・A・ミルンの息子クリストファー・ロビンがつけたものですが、どんな意味があるのでしょうか?名前の由来とあわせて、原作小説の概要や続編についてもまとめました!

    こんにちは!
    子どもの頃、プーさんのアニメをよく見ていたかなざわまゆです。

    ディズニーキャラクターの中でも人気の高いプーさんですが、グッズなどを見ていると「Winnie the Pooh(ウィニー・ザ・プー)」と表記されていることに気づくはず。

    「Pooh だけじゃないの?Winnieって何?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

    今回は、そんな「Winnie the Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の意味や、プーさんの原作小説「Winnie-the-Pooh」について解説します。

    ぜひチェックして、プーさんについてもっと詳しくなっちゃいましょう!

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」とは

    プーさん
    プーさん

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」は、キャラクター「プーさん」の英語名。
    あわせて、ディズニー作品「くまのプーさん」の元となった児童小説のタイトルです。

    「くまのプーさん」の原作「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」は、1926年にイギリスの作家A・A・ミルンによって発表されました。

    その後、ディズニーが1966年にアニメーション映画「プーさんとはちみつ」を公開。
    以降、ディズニーより「くまのプーさん」シリーズと呼ばれるアニメーション作品が次々に制作されていきます。

    なお、ディズニーでは作品名・キャラクター名ともに、ハイフンを抜いた「Winnie the Pooh」の表記が使われていますよ。

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の名前の由来は?

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の意味は?
    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の意味は?

    原作小説「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の登場人物は、A・A・ミルンの息子「クリストファー・ロビン」と、クリストファー・ロビンが持っていたぬいぐるみたちをモチーフに描かれています。

    主人公となるクマのぬいぐるみ「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」も、クリストファー・ロビンが実際に持っていたテディベアがモデルになっていますよ。

    クリストファー・ロビンがなぜテディベアに「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」と名付けたかは、以下のような背景があると言われています。

    「Winnie」の由来は動物園のクマ?

    まず、「Winnie」はロンドン動物園で実際に飼育されていたクマの名前からとられたと言われています。

    クリストファー・ロビンはよくロンドン動物園に遊びに行っており、特にお気に入りだったのが「Winnie(ウィニー)」という名前のクマでした。
    なお、クマはカナダのマニトバ州ウィニペグの出身であったことから「Winnie(ウィニー)」と名付けられていたそうです。

    ちなみに「Winnie」は本来女性につける名前で、クリストファー・ロビンがよく見に行っていたクマも雌でした。

    小説「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の第1章には、語り手がクリストファー・ロビンに向かって「But I thought he was a boy?(プーはてっきり男の子だと思っていたんだけど?)」と話しかけるシーンがあります。

    対してクリストファー・ロビンは、「He’s Winnie-ther-Pooh.(だからこのぬいぐるみはウィニー・ザア・プーなの」と返答していますよ。

    幼いクリストファー・ロビンは、「the」が「ther」になると「男の子」の意味になると思っていたのかもしれませんね。

    「Pooh」の由来は白鳥?

    次に、「Pooh」の名前の由来は白鳥と言われています。

    A・A・ミルンとクリストファー・ロビンは、ウェスト・サセックス州の「ポーリング」という村をたびたび訪れており、そこで出会った白鳥に「プー」と名づけていました。
    この白鳥の名前が、テディベアにも使われたと言われています。

    なお、小説「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の中には、他にも「Pooh」の由来について語るシーンもあります。

    小説の中で、プーさんが蜂蜜をとるために風船にぶら下がって蜂の巣まで近づく場面。
    プーさんは風船につかまるために長時間腕を上げていたことから、しばらく手がバンザイの状態から動かせなくなってしまいました。

    その中で「手が動かせず、ハエが鼻の上にとまるごとに「プーッ」と吹き飛ばしていたことから「プー」と呼ばれるようになった」と語り手が話していますよ。

    原作の児童小説「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」とは?

    プーさんの原作
    プーさんの原作

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の由来がわかったところで、原作の小説を読んでみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

    ここからは、原作の児童小説「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」について紹介します。

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」はどんな話?

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」は、イギリスの風刺雑誌「パンチ」の副編集長を務めていたA・A・ミルンが、息子のクリストファー・ロビンのために作った児童小説です。

    初めてプーさんの物語が発表されたのは、1925年のクリマスイブ。
    当時はイギリスの新聞紙に短編小説として掲載されました。

    人気ぶりから続きのエピソードが作られ、プロローグと10編のエピソードで構成された本「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」が翌年1926年に刊行されます。

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の物語は、語り手がクリストファー・ロビンとプーさんに、彼らを登場人物とした物語を聞かせている設定で進みます。
    物語の途中で、語り手とクリストファー・ロビンが会話するシーンもときどき含まれていますよ。

    小説の中では、プーさんが青い風船を持って蜂蜜を取りに行く「プーさんとはちみつ」や、大雨で森中が水浸しになってしまう「プーさんと大あらし」といった、ディズニー版作品の元となるエピソードも楽しめます。

    なお、「プーさんとはちみつ」や「プーさんと大あらし」は、東京ディズニーランドのアトラクション「プーさんとハニーハント」のベースにもなっていますよ。
    アトラクションに乗ったことがある方なら、より物語を楽しめるかもしれません♪

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」には続編がある?

    児童小説の「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」には続編があります。

    続編とは、1928年に発表された「The House At Pooh Corner(プー横丁にたった家)」。
    A・A・ミルンによる「クマのプーさん」の物語集は、この「The House At Pooh Corner」と前作「Winnie-the-Pooh」の2冊から成り立っています。

    「The House At Pooh Corner(プー横丁にたった家)」には、ディズニー版の「プーさんとティガー」の元となるエピソードなどが登場しますよ。

    さらに、A・A・ミルンによる童謡集

    「When We Were Very Young(ぼくたちがとてもちいさかったころ)」
    「Now We Are Six(ぼくたちは六歳)」

    にもクマプーさんのキャラクターが登場しており、まとめて「クマのプーさんシリーズ」と呼ばれることもあるようです。

    4冊まとめて読めば、プーさんの世界をより深く知れること間違いありませんね!

    「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の日本語訳版はある?

    原作の「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」はすべて英語で書かれています。
    「読みたいけれど英語だと難しいかも…」という方もいるのではないでしょうか。

    もちろん、「くまのプーさん」の原作「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)は、日本語版でも楽しめます。

    岩波書店より出版の石井桃子訳版や、新潮社より出版の阿川佐和子訳版など、さまざまな出版社から「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の日本語訳版が刊行されていますよ。

    また、原作と日本語訳版を照らし合わせながら読むのは英語の勉強にもピッタリ。
    ぜひ大好きなプーさんの世界に触れながら、楽しく英語を学んでくださいね♪

    まとめ

    プーさんの英語名「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」の由来や、原作の児童小説について解説しました。

    プーさんはイギリスの作家A・A・ミルンによって生み出されたキャラクターで、今やディズニーキャラクターとしても高い人気を誇っています。

    原作小説を読むと、ディズニー版のプーさん作品や、パークのアトラクションもより楽しめること間違いありませんよ!

    ぜひ、原作の児童小説「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」をチェックして、プーさんの世界にたっぷり触れてくださいね♪

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    かなざわまゆ

    テーマパーク大好き女子のかなざわまゆです!
    特に好きなのがTDRで、以前は年間パスポートを持っていました。
    パークはもちろん、ディズニーの映画や音楽も大好きです♪

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